カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

蓮爾 登戸店 - 初爾(はつみ)。まさかの新町店主降臨でアットホームな登戸。

2019年初訪問。
蓮爾初訪問のことを「初爾(はつみ)」と呼ぶ、と昔からのファンの友人が言っていた(造語)。

ここ最近になって、登戸の店主(キム兄グレート義太夫似)が辞めてゼンゼンにいるという情報があったり、新町店がしばらくお休みになり、その店主が登戸にいるという噂があったり、登戸店があの店主がいなくなって味が変わってしまい登戸のファンの面々が戸惑っているという情報があったりなど、蓮爾関連で色々と思惑が飛び交っていた。

この日は新町店主と顔なじみのこの友人と一緒ということで、登戸にいるということなら、ちょっとどういう状況なのか確認がてら行ってみることに。

オープン時間の18時に待ち合わせ。
3分前くらいに到着で、シャッターもまだ半開きという状態だったが、既に結構な列が出来ている。
中山だったらオープン前に並びがある場合だと、オープン前から既に1ロット目を茹で始めていて、開店と同時にスムーズな案内となるところだが、ここはそんなことはなくしっかり定時から仕事を始めるスタイル。

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窓から中が見える位置になった時に色々と確認できたが、やはり新町店主がいる。
あとはライオンズ帽でメガネの人が今店主的な役割なのだろうか。一番左で麺上げをしていた。この人も新町にいた人だと思う。
たまに何かをつまみ食いしたりコーラを飲んだりしていたが、コーラを飲んだ後で正常な味見とか出来るのか?と友人が冷静なツッコミをしていた。
あと、豚の入れ忘れっぽい感じで途中で入れている現場を目撃。少々不安である。
あとは少し若そうな新人っぽい人。
スキンヘッドの少し強面そうな人。(以前の登戸コンビに比べると威圧感はなかったが)
以上の4人体制。

そして今年になっても相変わらず「近々値上げします」の紙は剥がさないらしい。

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友人がまず食券を買いに。
なかなか戻ってこないと思っていたら、新町店主と色々と話をしていたようだ。
なんか勉強をするためにこちらにいるみたい。
自分がこの店を作って自分が育てた助手なんじゃないの?とも思ったけど、この日の店主は確かにあんま仕事をしているようには見えなかった。店の中央付近に立っているだけという感じで、まさに研修生というような感じだった。
これからしばらくは新町と登戸を行ったり来たりするみたいで、新町店の営業はかなり不安定なものになりそうだ。
そして友人曰く、あそこまで普通にちゃんと会話できた瞬間は初めてだとのこと。
いつもは厨房越しで少し距離があり聞き取りにくく、ちょっとした読唇術を駆使しないといけない部分もあり、必死で食べながらであまり余裕なかったりで少々会話が困難なのだが。

そして、インド音楽も好きな友人いわく、新町店主はサロード奏者の「アムジャッド・アリ・カーン(Amjad Ali Khan)」に似ているとのこと。
かなりマニアックだが、画像を見ると確かに似ている。
もし店内でこの人の曲がかかり始めたら結構熱いことになりそうだ。

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回転はかなり遅く感じた。
ようやく店に入った時には19時を回っていて、一時間ちょいを経過していた。
一人だったらなかなかしんどかったかもしれない。足から結構冷えていた。
最初に並んだ人は何時から並んでいたのか気になるところ。

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そして中待ち席には案内されず入ってすぐの席へ。
入り口近くで少し寒い。
そして新町店主が近い。

友人の顔ききで、結構喋りかけてくる。
まずは「地元には帰ってきたのか?」という話。
思えば友人が最初に話しかけて来られたのもこの話題だったとか。
その時は友人が地方出身ということも話をしていなかったらしく、「あれ、地元がここじゃないって話しましたっけ?」「いや、してないね」みたいな、憶測で話しかけてきていたらしい。

新町店主は結構食べ歩きとか好きで、僕らの地元の香川にも来たことがあるらしく、その時食べたものを色々思い出しながら話をしてくれた。
中でも、めちゃくちゃ固い香川のお菓子「カタパン」が妙に気に入っていて、あれほど硬い食べ物を他に知らないというような口ぶりである。
この話は以前にも話題になった気がする。それくらい印象的だったのだろう。
機会があればお土産として渡してあげたい。

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さて、ラーメンの方だが、登戸メンバーが一掃され、新町メンバー中心でいて、そこは登戸店な訳だが、ツイッターを見る限り色々味が変わっただの色々思惑があり、実際どういう感じなのか、ここまでの新町店主とのやりとりから非常に楽しみになっていた。

結果としては、普通に登戸テイストに近いと思った。個人的には。
スープは少しだけ以前の登戸よりもしょっぱく感じたけど、甘い系非乳化という感じで、普通に何の問題もなく全然うまかった。
友人の豚マシの豚が少し白い系のやつで、めっちゃ当たりっぽかった。

食べている最中に新町店主がめっちゃ話しかけてくる。
「今日のラーメンはどう?」という感じで、めっちゃリサーチをかけてくる。
慣れていない環境ということもあり、いつもの味が出せていないのか?自信がないのか?しきりに聞いてくる。
「普通においしいです」と答えても、なんか疑っている雰囲気である。
具体的にどれがどう?という部分まで答えないと納得しなさそうな雰囲気だったが、まぁ素人なのでそこまでの感想は期待しないでもらいたい。

本当はもっと色んなアングルから写真を撮りたかったのだが、そこまで見られると自粛してしまい、友人の写真もめっちゃぶれてしまった。
まぁ匿名感がありそれはそれでという感じだが。

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「新町と登戸で作り方など差別化しているのか?」という質問をしてみたところ、使っている醤油や他材料なども違うし店主によってもまちまちだから、という感じで、特に統一しているわけでもなく、なんか自由っぽかった。
この店主結構適当や。。。という訳で、新町と登戸は別物としてそれぞれの蓮爾系ラーメンと考えた方が良いのかもしれない。
そうなってくると、ラーメンゼンゼンやラーメン寿々㐂など独立店が出来ている中、何を持ってこの店の看板を出せるのかというのが気になってくるところではあるが、この店主の感じだと特に何も考えてなさそうや。

あと、これまでの登戸の店主(キム兄グレート義太夫似)はどうしたのか?と聞くと、独立する予定だとのこと。
蓮爾系列店が増えるのは喜ばしいことである。

他にも色々聞きたいことはあったけど、普通に待っている人もいっぱいいるので気を使ってはいたが、どちらかというと向こうが呼び止めているような形ではあった。
友人は、なんか色々べらべら喋ってるけど企業秘密とか大丈夫なのか心配そうではあったが、店主は特に気にしていない感じだった。
新町店主も少しアウェイの場所で顔見知りが来て嬉しかったのかもしれない。

にしても友人のおかげでもあるが、この登戸店で全然殺伐感を感じず平和に食べれたレアな経験となった。
またこれからの展開に期待である。