カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 京急川崎店 - すっきり優しく癒し系、夏にぴったりな平和二郎。

7月最後の日、31日といえば、平日休日曜日問わず、田舎の地元では一番大きなお祭りがあった。
中学生や田舎のヤンキーらがたまり、過疎化した町でもこの日ばかりはまっすぐに歩けないほど人でごった返し、花火も上がり、終了後も海で自分たちで花火をしたり、そんな青春があったりする。
上京してからは数年前に一度だけ行ったくらいで、もう殆ど無関係のような状態ではあるのだが、何となくこの日はちょっと浮き足立つような気分になってしまう。
こんな時はやはりどこかで二郎が食べたくなってしまう。
そんな時、最近ジロリアン友人の一人がこちらの店舗に久々に訪問した際、とても良かったとのレポートを思い出した。

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微笑み二郎。店主のゲジ眉と助手のガリロン毛は笑顔を絶やさない。並び3でスムーズに着席&着丼。気づいたことは、客のことを「お客様」と呼ぶのはここくらいかも。麺はゆるめで「技量不足のため固めできません」の張り紙があるが、やってくれよ。出来るって、アンタなら!スープもヤサイもブタも完璧なんよ。あとは麺の硬さの好みのみ…と思っていたが、いやいやなかなかどうして、あのヤワ麺にシャキヤサイのコントラストが川崎の個性としてしっかり成り立っている。
ミロのヴィーナスの失われた腕を想像するかの如く、カタ麺の川崎もまた失われたピースを想像する楽しさが残されていて、完璧ではない楽しさがあるなと思いました。美味しかったです。

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この日は気分的に、
・構えなくて気軽な気持ちでいける店が良い。
・並びのストレスとか無い方が良い。
・ラーメンのキャラクター的にハードすぎないのが良い。
・今日はちょっとコスパ高くても良い。
・ルート的に最近通ってない新鮮なのが良い。
とか、色々考えたらここやなと。
京急川崎店で!
行く最中から、半袖原付で夏の空気を感じながら、わりと高ぶってる。

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20:46 店着。
中待ち3人に接続。
良い感じの二郎標準少な目感。ありがたい。

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すぐに食券購入。
過去の記憶から、ここは量が少ないイメージがあるが、最近は上野毛やゼンゼンなどでそういう場合は恐れずに「大」を選ぶということを覚えたので、大ラーメンを。

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食券器に色々と案内が。ここで気になる情報。
夏季休業として、8/4~8/18までお休みするそうだ。(丸々2週間)
ここまで長期休業する店舗は少ないのではないだろうか?
なんとなくこのタイミングで来ておいて良かった。

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久々に来たので改めて店内をまじまじと。
他の店でも見かけるが、この名刺や定期券たちは何なんやろか?
ライブハウスのバックステージパスみたいなもんかとも思ったりしてたけど。

助手さんはロン毛だったことは覚えているが、こんなに直毛だったっけ?っていうくらいストレートだった。
そして、無口な店主さんに代わり、常連さんとは助手さんが絡むような感じ。それを後ろで店主さんが微笑んで見ている感じ。

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20:56 店主さんのやたらと軽い高い声でのコール&着丼。
全部で!

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ほ、ほいしそう。。。
前から思っていたが、京急川崎店はビジュアルがふつくしい。何気に当ブログのヘッダーやアイコン画像も京急川崎店のものである。
野菜はマシても殆ど多くはならない。そういう意味では仙川系。

スープが丼の表面なみなみまで来ているのが分かる。
何気に着丼時の状態から、ここまでちゃんとスープが見えるタイプの二郎系は久々かも。
蓮爾は汁なし状態だし、中山は野菜で覆われているしで。

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まずはスープから。乳化系スープがまた優しいお味。
非乳化系に行くことが多いので、こういうタイプはたまに食べると染み渡る。おいしい。

ニンニクは中山未満上野毛以上という感じの程良い歯ごたえ&苦味アクセント。
この歯ごたえ系、通称食べれるニンニクが各パーツと絶妙に合う。

麺はこの店舗独自のデロ系だが、これはこれでうまいと思う。

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豚は分厚くでかい塊系が2.5個。
ほぐれるようにしっとり潤い系でうまい。

量感は、最近記憶している限りで比較すると
上野毛大全部 = 中山小豚全部 > 中山小野菜マシ > 川崎大全部
といった感じ。

データから分かるように、川崎はやはりボリューム感は控えめ。
小でいつも物足りなかったのを覚えており、今回は初めて大にしてみたが、それでもまぁ危うげないくらいな程良い感じだった。
一食の食事量としては十分ではあるが、「二郎を食べたー」という気持ちになりたいのならもう少しあってもいいかも?ツイッターで調べる限りは「麺マシ」もできるようではあるが、システムが謎で失敗すると怖いので、とりあえずは豚もしっとり系でうまいので次回は「大ブタ」をいってみようかなと。930円なので、上野毛(850円)に比べたら高く感じてしまうけど。

あと、同じ大比較なら上野毛の方が750円と80円の開きがあるが、
・乳化か非乳化か?
・しっとり豚かパサ系豚か?
・カタメ麺かデロ麺か?(上野毛もデロも可能だが)
など、系統が違うので、別の店だと考えて、ケチケチせずにその時の気分で好きな方を食べ分けても良いかもしれないと、自分中で折り合いを付ける事がようやくできそうな気がしてきた。

しかしまぁ久々に食べたけど、このボリューム感によるコスパという部分を除けば、味や並び、雰囲気など総合して、個人的に最寄二郎で一番好きかもしれないと思った。今日はとりあえずおいしかった。
系統が優しくすっきり系なので、夏でも悪くなく、丁度良かったかもしれない。
昼間にエアコン疲れしていた事もあり、夜帯で涼しくなってきたところを、エアコンではなく扇風機でブーストされた夜風を浴びながら食べるのがまた乙。このどことなくアナログ感がまた癒し。
総評して夏にぴったりな二郎。しかし来週から二週間お休みらしいのが残念。今日来ておいて良かった。

食べ終わり、丼を上げると、店主さんは両手を合わせてありがとうしてくれる。
そして台拭きで食べ終わりの机を拭いたら、またしても両手を合わせてありがとうしてくれた。
やたらと優しい気持ちになる二郎や。