カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 三田本店 - 2019年食べ納め。今年の二郎息災と祈願の意味を込めて三田参り。傾いたカウンターにて決壊するスープ。テーピングだらけの指で総帥自ら作ってくれたラーメンは、ゆるめだがそれだけで縁起物。

さて、2019年も気がつけば残りわずか。
ラーメン部(非公式)にて食べ納めをどうしようかという話になり、去年の三田本店巡業が、やはりジロリアンとしては気持ち厳かな気分でふさわしく、素晴らしかったという思い出があり、今年もその流れでいこうという流れになっていた。

去年の記事はこちら。

www.camekojiro.com

しかし蓋を開けてみれば、土壇場でみんななんか体調を崩したり仕事だったりで、結局いつも一番一緒に行っているメンバーと。

今回の祈願的に、無事健康に二郎を楽しめたお礼の意味も込めたかったのもあるが、今回参加できなかったメンバーは、その「無事健康に二郎を楽しめた」度合いから、人知を超えた振るい分けの選別により落とされたのかもしれない。(そんなことはない。)

当日、朝7:50。
ツイッターにて一応状況チェック。

この段階で27人の列だそう。
まぁ予想通りではあるし問題ない。

必然的な並び時間を考え、それさえ肴にできそうと考え、今回も焼酎を持参。
しかも今回は、寒さ対策も考え、水筒にお湯も入れて持参。
蜂蜜の入っていた瓶をコップにし、ストリートでお湯割りを作り楽しもうかと。
ちなみにこの水筒、前回はコーヒーを入れていたが、今回はお湯割り専用機とした。

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9:27 到着。
列はバックヤード折り返して9割ほど。
相方は少し遅れているようだが、まぁ焼酎を片手に待つ。

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※このMATCHのペットボトルには芋焼酎が入っている。

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合流して一番最後尾へ。

ほどなくして、自分は見逃したが、仙川店のヘルプっぽいできる助手さんらしき人がバイクで出て行く姿が。
仙川店は相方のホームでもあるので、相方の顔も覚えていたか、少し「あっ」って表情が見えたらしい。

途中でコップ類を乗せやすい台が。

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醤油。

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10:05 折り返し。

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壁のいたるところに総帥の喜寿祝いのポスターが。

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個人的に気になったのは、
・二郎黒歴史・秘蔵映像初公開
・全暖簾分け店舗店長一同集合
全暖簾分け店長というのは、今畳んでる店舗の店長も来るのだろうか?(新小金井街道、高田馬場、大宮、蒲田など?)
まぁそんなに馴染みは無いのだが。
知っている店の店長が他の店長とどう絡むのかなどはちょっと興味がある。

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並び自体は体感的にもわりと良い感じに進んでいく。
まぁこんな日のこんな時間に来ている人達はやはり好きな人達しかおらんのやろなとか思いつつ、やはり乱れなく回転は早い気がする。
みんなで作り上げていく空間が心地良くもある。

10:25 食券購入。

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「ぶたラーメン」か「大ラーメン」か迷うが、今回は自分は男らしくシンプルに大ラーメンを。
病み上がりの相方は「ぶた入り大ラーメン」。やるな。

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表側左寄りにて着席。
この日は総帥自ら麺上げ。最近よく麺上げを担当していた若手助手を含め、背後には4人くらい弟子たちが後方でサポート。
総帥は指をテーピングまみれにして頑張っている。その姿だけでちょっとぐっと来るものがある。
時折、「ありがとうございまーーーーす」みたいな、総帥の長唄のように伸ばすのが特徴的な挨拶や、常連とのやり取りが飛び交い、活気あり明るい雰囲気。

10:37 コール。
今回は大ということもあり前回と同じく野菜をオミットして、
ニンニク、アブラ、カラメを。

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カウンターに置かれた段階で、若干引くくらい丼が汁まみれ。
今回の席位置だと確認しにくかったが、三田ならではの一通り盛り付けてからの上からぐしゃっと押さえつけてスープをちょっと捨てるパフォーマンスのせいだろう。
そして今回は特別総帥の担当ということもあり、一言で言えば「ゆるい」。

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このパフォーマンスについて友人と話をしていたが、内部からのカラメの馴染ませ効果を狙っているのでは?と。
更には、おにぎりが実際に素手で作ったものの方が機械やラップに包んで作ったものに比べて旨みに差が出るみたいな事を言われているが、そういう効果を狙っているのではないか?と。
しかし、その真意はおそらく弟子にでもならない限りは謎のままであろう。

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まぁ気を取り直してガムテープだらけの狭いテーブルへと下ろす。
モヤシのはみだし方や野菜のクタ具合など。まさにオールドファッション。
新店には出せなさそうな年季の入ったビジュアル。
例えていうなら、大分しばらく張り替えていないベースの弦。メーカーや年式不明のオールドのコントラバス。
間違っても、よくある量産の初心者向けメーカーではない。(インスパイア相当)

と、視察していたら、なんか手前に「つつつ、、、」ってスープが漏れているではないか。
そしてモヤシも一本流れ落ちる。
ピサの斜塔のように傾いたカウンターに並々注がれたスープ。
必然的に決壊が始まった。これはあかん。
荷物を足元に置いてなくて良かった。

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というかズボンはちょっとやられた。
幸か不幸かスープは熱々ではなかった。
まぁ後半ちょっと温くなってしまったのはあれだが。。。まぁゆるい。

とりあえずスープが流れ出さない程度までは、食べたり啜ったりして早急に減らさなければならなくなった。
その間、左手は手前側をちょっと持ち上げて水平を保つように。

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もっと落ち着いて味わいたかったのだが。。。
もしかすると、三田の回転の速さはここにあるのかもしれない。
そう考えると、このカウンターを直さない理由にも繋がってくるのかも?

落ち着きを取り直して豚。

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スープは並々あったが、さすがの麺量ということもあり、なかなかうまく沈められず育てられなかったが、獣感のある食べ応えのあるやつ。
一つは脂成分が4割くらいを占めていたが、箸で切りつつトッピングアブラ風として。
横浜関内店などで見る巻き系が二郎の豚といえばと思っている人も結構いるかもしれないが、実はそっちの方が亜流だと気付かせてくれる。

そしてニンニクが良い具合に存在感。
麺との絡みがまた秀逸。
この店ならではの柔らかさやそのコシ的な要素からか、吸いつくようにまとわりつく。
ペペロンチーノ状態。

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今回は大ラーメンで存分に麺を楽しめたという結果。
野菜や豚についつい注目が行きがちである二郎だが、やはり本質はラーメン。
麺が楽しめてこそだと思う。
その麺からはしっかりと二郎ならではの小麦を感じて楽しむことができる。
まだまだ若輩者ではあるが、そこの境地には至れたかと思う。

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終了後は、この生ける伝説を望む形で記念撮影。

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総帥 So Sweet
You are the "Legend Men" [麺]
来年も良き二郎が頂けますように。