登戸方面で仕事。
まさに蓮爾登戸店付近ということで若干悩むも、外から見た際に例の苦手なスタッフの姿が見えたので一旦スルー。
なんか店長になったとの噂も。最近蓮爾はちょっと魅力を感じにくくなってるなぁ。
ちなみに17:30頃は空いてて18:30頃には結構混んでて、19:45頃にはまたガラガラの状態。
全体的に人気が下火になって来てる?
で、もう一つの候補として、ここから約6kmほど行けば仙川店がある。
登戸に行く機会はたまにあるので、このパターンがありなのかどうかと言う部分は前から気になっていたので、この機会に狙ってみる。
このパターンが現実的だったら今後活用できそうやし。
19:02 着。
外待ち6人目。
ここの昭和感溢れる景色はやっぱり好きやなぁ。
この写真に写っている軽バンがもしミゼットだったら尚更雰囲気出てたかも。
ここは食券先買い。
小ラーメンと持ち帰りラーメン+1玉で。
待っている間に時折聞こえる語尾を伸ばす女性店員の声かけが小気味良い。
今回は道沿いの一番左の席。
扇風機の温風がなかなかきつい席ではあるが、夏場でなくて良かった。
食洗機は使用せず、女性助手が手洗い水道の蛇口を結構開放状態で勢いよく一つ一つ洗っている。
丁寧なのは良いが水が勿体ない気もした。
こういうのを見ていると、以前オーストリアの友人をみなとみらい周辺を案内していた時に、滝のようなオブジェを見かけて、オーストリアでは砂漠化が進んで水が貴重だからこういうのは考えられないみたいなことを言っていたのを思い出す。
シャワーが浴びられる時間も決まっているとか。
脱線したが、程なくしてコール。
全部で。
着丼。
アブラがこんなに盛ってたっけ?てくらい嬉しい盛り。
野菜で富士を作るのではなくてアブラで富士を作るかのごとくの割合。
見てたらアブラの入れ方が丁寧。お玉で掬ってそれをしっかりと全てを丁寧に注ぎ込む感じ。
京急川崎店なんかは、掬ってからなぜかそこから思いの外高速移動で運ぶため、結構溢してる。
この高速移動というのが、なんかわざとこぼしているような気さえする。
そうやって風を切ることによってアブラの余計な成分を落とす効果があるのか?謎。
野菜はクタクタ。
だがそれが良い。
豚は手榴弾痕の残る塊系とシュトーレン風。
双方とも結構固めだったけど、育てたら良い感じの歯ごたえ。
スープはこんなに黒かったっけっていうくらい黒い。
麺が黒く染まっていく感じが、カップのソース焼きそばを彷彿とさせる。
野菜がクタクタでキャベツが意外と多いと言う点もカップ焼きそば感ある。
麺のオーションの香りの高さは二郎随一な気がする。
これ本当好き。
全体のボリューム感も絶妙。
必然的に貪る感じになり、二郎本来のあるべき姿で挑むことになる。
そしてそれだけパワーがあるのにしつこくないのがポイント。
食べ終わり頃、アブラを絡めて食べていたはずなのに意外と残っていることに気付く。
以前友人がソロで行って食べて来たという報告があり、食べ終わりの丼も添えられていたのだが、アブラが結構残っているのを指摘した事があった。
なるほどと思った。存在感のないアブラを提供する店が多い中、しかもマシにしている訳でもないのでここまでアブラを入れてくれる店はそうないだろう。
という事で、指摘してしまった手前、自分もなるべく食べないとと思い可能な範囲で食べたがまぁ全部は難しかった。
しかしまぁ全体的にめちゃくちゃうまかった。
久しぶりだったということもあるかもしれないが、これまで食べて来た二郎の中でも最高に好きな感じだったかもしれない。
そして食後、丼をカウンターに戻すくらいのタイミングで、女性助手が持ち帰りラーメンを手渡してくれる。
この感じが旅館の女将っぽくてちょっと良い。
結果として、おそらく蓮爾に行っていたら得られなかった多幸感だっただろう。
それを踏まえて今回のパターンは大正解。
評価ポイントである、ラーメン自体の内容、スタッフの理不尽さ、店の雰囲気、コスパ、どれをとっても標準以上、最高だったかも。