久々にこちら。
一時は週一以上通っていたこともあったが、こちら方面の仕事がパタリとなくなってから機会がなくなってしまっていた。
この日はかなり久々に仕事がこちら方面だったので、これは行くしかないなと。
しかし混むのは嫌なので、終了前30分くらいだったらマシかな?という予想で、21時過ぎにアラーム。
仕事の途中で訪問。
21:35
丁度一人入場のタイミング。
そして空席もあり。
よしきた。
しかし改めて上野毛店の看板で使われているフォント、なんかちょっと変わったゴシック体だなとかふと思う。
小(¥800)の食券購入後、一番奥の席へ。
この店もカスタムの幅が効くので、最近の中山駅前店で覚えた個人的嗜好から、ここでも「カタカタ」「薄味」「油少なめ」オーダー。
コールは、
ニンニク少し ヤサイマシ アブラ少し カラメ少し
すると店主が
「ん?」
と、少し甲高い声を上げ、ピタリと手を止める。
「薄味にしてるのにカラメするの?」
と聞いてくるので、あ、やらかしたかなぁと内心少し焦りつつも、なんとか捻り出して、
「・・・上からの味が欲しいんです。」
と言うと
「上から、、、ねー。」
と、納得したような?してないような?なんかいまいち腑に落ちていないような様子。
着丼。
ヤサイマシコールしたが、期待していたよりもかなりの低標高。
最近中山駅前店しか行ってなくて、そこの盛りが良すぎるので、それに慣れ切っていたせいもあるかも?
まぁでも思い出したけど、これまでのデータから、上野毛も野菜の量が日によってまちまちだった気がする。
特に昼の助手さんはかなり盛っていた気がする。
逆に閉店間際だと在庫調整的に?少なくなることもあったような。
後考えられるのは、実際は意外と標高が高かったけど、アブラやカラメをかける際に結構標高が下がっていた事も覚えている。
コンプレッサーのレシオを3にしてピークを1/3に圧縮したような?
まぁこの日は厨房がよく見えない席だったので実際のところ分からないが。
スープは期待していたよりも味しっかり。
もっと薄くても良い。
と言うか、この量の野菜だったらわざわざ上からカラメをコーティングする必要なかったかも。
これだったら店主がいまいち腑に落ちていなさそうだったことも分かる。
自分がカラメに期待するのは、スープに届くまでのプレーン状態の野菜やアブラへのドレッシング要素であって、スープそのものを辛くしたいと言う訳ではない。
(この考え方は一般的ではないかもしれないが。)
と言う事で、野菜が控えめで、すでにスープに浸って味が付いている場合は、その役割が過剰になっているという事。
判断基準として、着丼のタイミングでスープが目視できるタイプの店は、カラメはオミットする方向で良いかもしれない。
最近はもうひたすら中山駅前店にしか行っていなかったので、そのまま他店にもその感覚を持ち込んでしまったが、店によって野菜の盛り基準は様々なので、その辺は改めて計算しながらコールをした方が良さそうだ。
とはいえ、「薄味」「アブラ少し」は個人的に正解。
これでも少し濃いかなと思うくらいだったので。
麺のカタカタの基準は、中山のカタメよりも少し硬いかも。
ちょっと硬過ぎてスープ馴染みがあまり良くなかったかも?
そして若干口内炎に響く。
次回もし行く機会があったら、一度デフォルトを再確認しても良いかもしれない。
まぁ混み具合のスムーズさと言う面では、カタカタもアリなのだが。
今回くらいの空いた時が狙い目か。
豚は脂身控えめな肉質ジューシーなやつ。
これは良質タンパク質。
中山よりもしょっぱ目だったので無理かなとも思ったが、寒くてついつい飲んでいたら完飲。
後味、化調のピリッとした余韻が若干強め。
中山駅前店の完飲後の方が、ナチュラルでオーガニックで整うかも。
久々に上野毛店を食べたが、もっとうまい食べ方があったなぁと反省する部分はあった。
でもそう思うと同時に、またリベンジしたい欲も湧いてくる。
二郎って昔のファミコンみたいにやり込み要素があるので、一回や二回行っただけじゃ本当に自分が美味しいと思う食べ方に出会えないと思う。
まぁ店にもよるとは思うけど。
横浜関内店とかはいつ行ってもどう食べても最低限の美味しいがある気がするが、上野毛店や中山駅前店は最初はそこまでパッとしないかもしれない。
けど、最初はパッとしないタイプの二郎を攻略した時に得られる多幸感は凄まじいものがある気がする。
スタンプラリーとか言って全国周遊している人が結構いるけど、なんかそう言う人って一軒一軒を味わうことよりも次第にただ回ることが目的に変換されてそうで、本当に一つ一つのその店の良さを理解できてるのかなぁとか思ってしまう。まぁ偏見だけど。
個人的にホームである中山駅前店も、本当の良さが分かるまで100杯以上かかったので。
突き詰めて一つの店を攻略するのも面白いと思う。
まぁ他店に行った時の応用力は若干失われるけど。
まぁ何にせよこんな面白い飲食店他に無い。