今回も、新しいバイクが手に入るまでの、気になりつつもなかなか踏み切れなかった身近な店を消化して行くシリーズ。
自分は基本的に夜、一日の締めにラーメンを食べたい派なのだが、この店の閉店時間は20時までと少し早いこともあって、気になりつつもなかなか機会が取れずにいた。
ちなみに、各所に大勝軒あれど、そもそも大勝軒自体初訪問である。
18:36
日吉駅からすぐ。
路地裏を少し入った所に。
ひっそりと。
有名店なのにこんな場所にあるんやって言う印象。
まずは入り口横の券売機にて食券購入。
チャーシュー麺(2玉) 300g 1250円で。
一番奥の席に。
店内は6席。
食券機横にも2席あった。
あの外席も雰囲気あって良さそう。
しかし店内も良い感じに冷房が効いていて快適。
壁にはハンガーとティッシュ。
客層はほぼソロ男性。
で、スーツや作業着の方が多い。
学生もいたが、どちらかと言えばソロで文庫本とか読んでそうな、カジュアルではなくフォーマル目のシャツを着ているタイプ。
このエリア家系は多数あれど、基本的にはそちらにはいかなそうなタイプ。
寡黙に本当に美味しいものを啜るタイプ。
孤独のグルメ系男子。
間違っても空気を読まずに大声で会話したり代表待ちとかしないタイプ。
悪くない。
店主はいかにもな職人風。
助手の女性も良い動きで、見ていて気持ちが良い。
ふと目を離した隙にテボザルをあげていて、あれ、この職人風で平ザルじゃないの?と思っていたら、ワンタン用だった。
麺はしっかりと平ザルで。
スープの寸同鍋には氷山のようにアブラの塊がぷかぷかと。
期待が高まる。
眺めていたら着丼。
お盆で提供。
お箸とレンゲはそこに付随。
第一印象、とりあえず丼がでかい。
ちょっとした洗面器サイズ。顔洗えそう。
ど真ん中に一枚だけ鎮座している "の" マークの なると がいかにもなオールドスクールな中華そばを醸し出している。
まずはスープ。
カツオ出汁?なのかが想像以上に効いている。
それでいて醤油と豚系も混ざって適度に重みも。
浮かんだネギとの相性も最高。
とにかく出汁が強烈な旨味で抜群に旨い。
ぐっびぐびいける。
麺は割と柔らかめでモチッと仕上がり。
まぁ見た目通りというか想像の範疇。
悪くはないが、この丼の中では一番面白みには欠けるかも。
まぁこれを安直に固めにしてもちょっと違うような気もするし、そんなに奇を衒うものでもないのかもしれない。
これはこう言うものとして考えるのが正解か。
チャーシューは5,6枚。
薄すぎず厚すぎず、程よい厚みのロースハムのような。
旨い。
メンマもよく合っている。
そのままのスープでも十分美味しいが、せっかく来たので卓上を色々試してみる。
とは言え、スープが完成されていて破壊されるのは怖いので、レンゲでミニラーメンを作った上で試すことに。
まずはラー油。
これが想像以上にめっちゃ合う。
同時に、小さい頃に食べた "ごまラー油ラーメン" って言う袋ラーメンの味を思い出して、懐かしい気分になった。
なるほど、商品としてあるくらい親和性はあるのかと妙に附に落ちた。
次は七味。
これも普通に良い。
ホワイトペッパーも当然のように合う。
これだけ完成されているスープなのに、こんなにも卓上との親和性も良いとは。
正直結局デフォルトスープが一番なんじゃないかと思っていたが、これは予想以上。
おみそれしました。
完飲。
旨かった。
真っ向に正当な、誰もがイメージする高クオリティーでオールドスクールな "ザ・中華そば" と言う感じ。
良いラーメンだった。