前回の訪問以来、中山方面になかなか出向くタイミングがなくて丁度一ヶ月。
このままではずっと食べられないのではと、そろそろ危機感が出て来たので、普通に機会を作って訪問しようかと。
で、せっかく行くのであれば、なるべく空いているタイミングを狙いたい。
これまでのデータから、夜の部に限るが、開店の18:00頃に雨が降ると空きやすい傾向にある気がする。
しかし、自分もバイクなので雨に打たれたくはないので、降りはするものの、閉店時間までに止むタイミングを狙う。
まぁ最近の雨は降ってもそう長続きしないので、その隙を付けたらと。
と言うことで、天気予報と睨めっこして決行。
19:43
4人目に接続。
読み通りの神タイミング。
すぐに事前申請タイム。
「小〜 薄味〜 カタカタ〜」
全自動発動。
店主さん不在の二人営業かと思ったが、途中で店主さん合流。
この週は、突発的無料トッピングとして「ネギ塩ワカメ」、通称「ワカメ」あり。
おはようございます。m(._.)m pic.twitter.com/ul4utqXYpx
— ラーメン二郎 中山駅前店 (@NKYMJIRO) 2024年7月26日
これは外せないなと考えていると、
「ワカメは入れますか?」コール。
勿論イエスで。
通常トッピングは全自動発動。
ニンニク少し アブラ少し カラメ少し ヤサイ ワカメ
着丼。
丼の側面を滴るカラメが現場の生々しさを物語っている。
まずはアブラカラメサラダ。
茹で加減が鮮度良好なシャキシャキ。
最近訪問頻度の高い、生田駅前店と上野毛店が若干クタ気味なので、こう言う系は久しぶりに感じる。
どちらにも良さはあるが、この暑い時期はシャキ茹での方が、重くなりにくくフレッシュに感じられるので好みかも。
そして食べ進めて気付いたことが、いつも緑成分が豊富な中山にしてはキャベツがほとんどない。
ほぼモヤシ。
あったとしても白い成分がたまに混じるくらい。
これは結構レアな気がする。
味わい的に、オーガニック感は薄れて、心なしかソリッドに感じる。
キャベツ独自の甘みと言うのは少なからず影響力はあったのかと。
スープは、そのキャベツが無いせいか醤油が立つ感じ。
これはこれでキリッとしてて良い。
まぁ今回はワカメがあるので、緑成分はそこで補填。
ワカメは、スープに溶かすように各パーツに馴染ませるのがコツ。
単体で食べるよりも、いろいろな具材にまとわり付かせてちゃんぽん状態で食べるのが本当にうまい。
ヤサイゾーンを掘り進め麺に辿り着くと、一口その麺を口に含めば、改めてその解像度の高さに驚く。
細めではあるが、しっかりと立体的に、その存在を感じられる。
先日二郎以外のラーメンを食べたばかりなので、尚更感じるのかもしれないが、二郎の麺ってやっぱり本当に美味しい。
どの店も系統は全く違うのに、二郎を冠するだけでどれも二郎の麺だと分かるの部分も、厳しい総帥の基準を満たした猛者たちのなせる技なのか。
好みの問題だが、自分の中ではもう二郎の麺と言うだけで、その他の麺にとっては超えられない壁を感じる。
逆に、この麺を家系などのスープで食べたらどうなるのか?と言うのも気になる。
豚は、潤い豊かにホロッと解けるように柔らか。
脂身成分のない柔らかな赤身成分で一番好きな安定部位。
改めて、茹で調理ならではのヘルシーさを感じる。
焼き料理には出せない旨味。
炒めたり焼いたりしたらもっと脂成分がまとわりつくだろうものの、こちらの豚は余計なアブラはスープに溶け出して、必要な旨味のみが凝縮された感じ。
砕け豚も潤沢で嬉しい。
最後の最後で、凝縮された旨味カス塊。
完飲した者にしか辿り着けない極地。
おそらく飲みきらない人が殆どだと思うが、同時に殆どの人がこれを食べるに至っていないのだろうか?と思うと、勿体ないなと思ってしまう。
完飲。
最後に水で喉を流すが、この水がまたキンキン。
これがまた最高の締め。
他店では、ここまで冷えていなかったり、もう少し水道臭かったりする気がするが、この店は水も旨いと思う。
この店のキレッキレのスープや潤い豊かな豚、解像度の高い麺などは、水の根本的な旨さから来ているのか?
緑豊かな緑区(青葉区)ならでは?
こう言う要素も含めて、改めて、茹で料理の最高峰なんじゃないかと思ってしまう。
一ヶ月振りだったが、そのお預け期間もスパイスとなって、最高に美味かった。