自分が「薄味」を基本と考えている理由として、飲みやすくなる、飽きにくくなる、単純に好み、体への負担が少なく永く食べられそう、と言うこともあるが、もう一つ大きな理由として、しょっぱすぎるものを食べると、時間差で翌日に割と無視できないくらいに体調に支障をきたす場合があって、そうなることが怖いからである。
これまでのデータから、家系ラーメンを食べるとかなりの高確率でそれが起きることが判明している。
そう言う理由から、家系ラーメンに対しては少し警戒心があり、あまり迂闊に食べられないラーメンと言う位置付けとなっている。
まぁそれでもたまに食べたくなって、翌日ちょっと後悔するのだが。
ちなみに、二郎だと基本はそれが起きない。
特に「薄味」申請を覚えてからは良好。
そう言う意味でも、身を持って二郎の方が体に優しいラーメンだと確信を持っている。
体の相性とかもあるかもしれないが。
家系でも、最近になって「味薄め 油少し」を覚えてからはそれが起きにくくなってはいるが、それでもちょっと重いかなと思い、二郎ほど気軽に選択できずにいた。
が、そこである時気付いた。
「薄めの薄め」
だとどうだろうか?
薄めが例えば1/2だとしたら、それのさらに1/2と言うことで、1/4。
2/3だとしたら、それのさらに2/3とすると、4/9くらいの感じ。
麺で言えば、二郎でも、「カタメのカタメ」通称「カタカタ」を中山駅前店や上野毛店での殿堂入りにしているし、博多系でもよくあるカスタム。
それの味バージョン。
二郎のコールにしても、例えば「ニンニク」に限らず「ニンニク少し」と言う微調整コールができるように、家系でも微調整コールできないかなと。
それを試したくて機会を伺っていたこの頃。。。
この日はまた二郎に縁のないまま深夜と言うことで、こう言う時の最後の砦、こちらに訪問。
23:34
ラーメン(中)900円。
そして、課題のお好み申請タイム。
自分「味の、薄めの薄めって可能ですか?」
店員さん「・・・・薄めの、、さらに薄くってことですか?」
店員さんの様子を見る限り、あまり馴染みのなさそうな反応だったが、なんとか伝えることに成功。
加えて、
麺硬め 油少なめ
申請。
待っている間に、セルフ水とご飯を。
青かっぱは置かれておらず、高菜とラー油のみ。
と思ったら、そのすぐ後で盛り盛りに補充された青かっぱが。
こんな時間なので、物理的にももう後続客はそこまで来ないとは思うが、出し惜しみなく提供してくれるこの店は気持ちが良い。
まぁそれだけのために席を立つのも卑しい気もしたので、それは2杯目以降にしよう。
どうせおかわりはするのだから。
そして、カタメと言うこともあってすぐにラーメン着丼。
このスピード感が本当にストレスフリー。
まずは課題のスープ。
色味は、薄めの薄めでも、薄まることなくしっかり着色。
味はこれでも十分感じるし問題なし。
中山駅前店の薄味の方が薄いくらい。もっと薄くても問題ない。
味が油よりも薄まったからか、これまで食べていた「味薄め 油少し」よりも油が引き立ったように感じる部分も良い。
個人的な「味と油の黄金比」として、どちらかと言えば味成分が控えめ、逆に言えば油成分が少し多め、くらいのバランスが好み。
上野毛店や中山駅前店での殿堂入り申請でも、油少なめはしないが薄味コールはするって言う感じ。(生田駅前店の場合は重すぎて油抜きにしているので例外だが)
今回は、下方修正的に味のバランスを下げて油のバランスを上げた感じ。
結果として、これまで食べた中でもダントツに食べやすいし好み。
これをひとまずスープにおける殿堂入りにしよう。
課題としては、「薄めの薄め」って言う表現がしっくりきていない感じ。
もっとシンプルな言い回しが見つかれば良いが、、、
超薄め、かなり薄め、大分薄め、薄々、、、?
まぁ自分が言い続けると定着してくるかもしれないが。
硬め麺はなかり好みの硬さ。
そして麺の太さも、この界隈の家系の中でも気持ち太めな部分がポイント高い。
家系の麺は太い方が合うと思う。好みだが。
ちなみにカタカタはできるのだろうか?
まぁ現状カタメで満足しているので、できたとしてもやらないかもだが。
ほうれん草は序盤からスープに溶かす。
柔らかく馴染ませるのが吉。
そして左上の歯に引っかかる。
後でデンタルフロス必須。
スモーキー薫るチャーシューもかなり好み。
ちょびちょび囓るのも良いが、折り畳んで贅沢にミルフィーユ喰いするのも最高にうまい。
ご飯2杯目はせっかく用意してくれた青かっぱを添えて。
これに海苔を巻いて食べると、完全に「かっぱ巻き」。
そう考えるともうそれにしか味わえなくなるが、まぁそれはそれであり。
しかし家系ラーメンのご飯に青かっぱを付け合わせることを考えた人凄いな。
そう言えば、最後に行った武蔵家日吉店では青かっぱ置かれてかなったな。
そう言う意味でも、この近さで選択の余地があるなら、自分はもう完全に大輝家派。
控えめながらもネギが旨い。
もう少し、倍とまでは言わないが、1.5倍増しくらい欲しい。
その後もう1杯お代わりして合計3杯。
最後は茶碗にスープを流し込んでお茶漬けにして〆る。
治験的に、翌日の体調も問題はなさそう。
と言うことで、味に関しては「薄めの薄め」。
この手段を覚えたのは自分の中でかなり大きい。割と大発見。
これがあれば、これまでよりも警戒せずとも家系ラーメンの選択も積極的にできるかもしれない。