21:40
4人目のラッキータイミング。
すぐに食券購入。
この店の食券機、お釣りの掃き出しロード時間がせっかちなので、あと数枚硬貨を入れるところで全部吐き出されて、お釣り返却口からほぼ全額入れ直し作業。
お釣りありきで千円札一発の場合は問題ないだろうが、個人的になるべく硬貨を消費したいこともあっていっぱい投入するのだが、ここん所このタイムアタックに一度破れて再度やり直す作業を毎回やっている気がする。
大ラーメンを。
食券を買って戻ると、後続客が1人。
21:42
この段階で宣告となる。
普段なら、これくらいの時間でこのくらいの並びだったら最後の21:59までは許容してくれそうな所だが、この日はいつになく早仕舞いな雰囲気。
在庫が厳しいとかあったのだろうか。
なんにせよ、割とギリギリセーフで一安心。
そんなこんなで事前確認タイム。
いつもは "薄味" を基準としているのだが、この日は初めて
"少し薄味"
と言うパターンを検証してみようかと。
最近の薄味は、豚は勿論、特に野菜の出汁を存分に感じられる飲めるヘルシーなスープで、それはそれで気に入っているのだが、先日の中山駅前店で感じたような、もう少し醤油のキレの様なものを改めて感じたくなったと言うか。
以前は同じ薄味申請でも、もう少しカミソリのようなキレがあった気がしたのだが、そう言えば最近は気持ち優しくなっている様な気がして。
デフォルトでも良い気もしたが、まぁ気休め程度に健康を気にして、気持ち薄めにと言う感じで。
入ってすぐの道路側の角席。
21:48
後続客のカタカタコール。
柔らか目はいなかったので、必然的に自分がラストロット最終客。
21:49
カタメコール
21:51
デフォルトコールタイムと言うことで、
ニンニク少し アブラ少し ヤサイ
すると、ヤサイ係の新人助手さんが、ヤサイがまだ余っているのか、
「ヤサイ、マシマシにできますけど、いります?」
と、お気遣い。
今回厨房が見える道路側の席だったので、既にトングでガッツリ2回分、なかなかの山が見えてしまって、ちょっと怯んでしまい、マシマシは危険な気がしたので「ちょいマシくらいで、、、」としておく。
小ラーメンだったら全然アリだったかもしれないが。
大であのヤサイは少し怖かった。
あとは、ちょっと味のバランスが崩れそうな気もして。。。
着丼。
ヤサイのみならず、豚が惜しげもなく良部位が3枚と言うか、3塊。
更には、良い感じに大きめの塊部分の艶々アブラも。
ラストロット最後の余り在庫の良い所をかき集めて盛ってくれたような、見るからに旨そうな見た目にテンション上がる。
アブラサラダから鮮度良好。
最近の上野毛はキャベツも豊富でハズレ無し。
このヤサイだったら貰わなかったのは勿体無かったかなぁ、、、などと思いつつ食べ進める。
さて、今回の課題の "少し薄味スープ"。
普通に良い感じ。
いつもよりも気持ち醤油の味わいが強めになっているのは分かるが、濃すぎることもなく全然飲める。
まぁでもこの日はヤサイがいつもよりも多かった事も影響してそうなので、単純には測れない部分もあるかもしれないが。
と言うか、最近全体的にヤサイの盛りが良くなっている気がする。
思えば、上野毛店は元々そこまでヤサイが盛られなくて、ヤサイの味に関しては特にカラメコールをしなくてもスープをレンゲで回しかければ問題なかったことから、カラメをオミットする様になったのだが、最近の上野毛の感じだと、れっきとしたヤサイへのドレッシング的に、カラメコールを復活させても良い様な気もした。
そういう思考でいくと、咄嗟のヤサイマシマシの提案でも、それならカラメも、、、と機転が回ったかもしれないし。
これが最適解と決め付けてしまってからは、なんだか考え方をアップデートできずにいたかもしれない。。。。と言う部分に気付いた。
踏まえて、次回の課題は、
スープ自体は少し薄味ではなくやっぱり "薄味" で、"カラメを少し" でバランスを取る感じが良い気がする。
まぁこの上野毛店の大将は、薄味に対して相反するカラメコールの同時使用は、過去数回、あまり腑に落ちていない印象があったので一悶着あるかもしれないが、まぁそこも踏まえての再検証。
しかし、例えば、
・デフォルトスープ + カラメオミット
・薄味スープ + カラメ
この二つが結果として使うカラメの醤油の量が同じだとしても、特にアブラサラダの感じ方は違ってくると思う。
実際に、自分の上野毛店と同列のホームである、中山駅前店、生田駅前店では、"薄味 + カラメ少し" が殿堂入りしていることからも、実績ありなこの仕様。
この部分が個人的にこだわりたいポイント。
そっちの方が序盤から引き締まる結果になるのでは、と予想。
早くも次回が楽しみになって来た。
デフォルト麺は、ここ数回の中では一番柔らかめかも。
京急川崎店に一番近い。
この柔らかさは、しっとりしなやかに丼内の具材を蜘蛛の巣のように絡め取る様な感覚。
一体感がとても良い感じ。
豚は、赤身脂身、共に良い所取り。
厚みもこれでもかと、それでいてパサつかずしっとり仕立て。
最高の出来栄え。
自分のコンディションも良かったのか、普通に旨過ぎて思いの外するする食べられて、やっぱりヤサイ貰っても良かったかもなぁなどと思いつつ、後半戦に差し掛かろうかと思っている所、自分の90度奥側の角席の人が割と撃沈しそう。
2人組だったが、1人は小の半分。苦しそうなのは大の人。
大の人は、入場前にコールをどう言えば良いかひたすら相方に確認、そして、食券提出と同時にコールしそうになるくらいには二郎に不慣れな人そう。
そんな中、なぜ大にしたのか。
まずは小から。これ絶対。
見るからに箸が泳いでいる。
麺を掴んではいるが、スープにじゃぶじゃぶ泳がしている感じ。
そんな中、すごく躊躇って絞り出した感じで、相方に、
「・・・・・・・ちょっと食べない?」
って聞いていたのが印象的だった。
そして断られていた。
それを横目に、自分はもうほとんど固形物が無くなりそうになったくらいで、新人助手さんから "焦がしネギ" のお裾分け。
これまで、刻み紫玉ねぎ → 長ネギ → に続いて、ネギシリーズ。
少しこってり感が増すような?
重心の下がる感じがある。
これまでの生の状態のネギは清涼感が出たのに対して、今回は逆に重くなる感じがまた面白い。
焦がしネギは九州系のラーメンで使われてそうなイメージがあったが、なんとなくそういう方向に変化した気がする。
しかし、またしても結構支配力が強くて、二郎ではなくなる感じはあり。
あらゆる多くのラーメンの基本トッピングにネギが使われている中、二郎ではネギが使われていない事がよく分かる検証。
今回は、いつもは薄味の所を少し濃いめにしたとは言え、最後の方正直ちょっと薄くなりがちだった所、良い感じにフックが復活した感じで良かった。
お腹に余裕があったら、このこってりネギスープに "お米" を軽く放り込んでやると、良い感じにお茶漬けができそうな気がした。
家で鍋二郎とかできるのであれば、そう言う風に締めるのが最高のスタイルかも。
とまぁ、またしてもこんな貴重なものを食べさせて頂き、大感謝。
そのまま最後の一滴まで完飲。
その後、このトッピングの話や、朝倉街道駅前店に行ったっていう話などを聞かせて頂き、有意義な時間を。
やはり上野毛は癒し。