カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 中山駅前店 - 14周年焼きチーズ企画: Day1 まー坊/ねぎ汁なし

今年もやって来た、中山駅前店の周年限定焼きチーズ企画。

12月12日と言うとこで、師走真っ只中に開催されるこの企画。
季節的にも、この企画を通すことによって、1年も終わりが近付いて来ている事を悟らされると言うか、なんだかいつも気持ちがざわつく。
今年もあっと言う間だったな。

しかし、この企画の開催については、毎回直前まで公式に正確な情報が発表されないので、予想力が試される。
今回もこの投稿がなされたのが、結局当日の午前 9:10 。

まぁ必要以上に混み合うのを防止するためだとは理解できる。
最近は新店のオープンとかも、そういう暗黙の了解みたいなものが出来上がっている様に思う。
よく分かっていない一般の人たちにとっては少々置いてけぼりな印象を受けてしまうかもしれないが、まぁそう言うものと理解して受け止めるべき事象である。

個人的には、中山駅前店に関しては既にもう 200記事 ほどのデータベースが構築されているので、いくらでも予想しようがあるが、結論から言うと、今回はまぁ考えられる範囲で一番オーソドックスなパターンで開催されたかなと言う印象。

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なので、割と落ち着いて冷静に受け止めることができた。

まずは、今週から限定が "ねぎ汁なし" になった事。

周年で行われる 焼きチーズ 期間は、これまで限定はほぼ100% ねぎ汁なし なので。

あとは、最近の傾向から、開催は 2日間。
12月12日は定休日の木曜日なので、繰り上げて 10(火) & 11(水) が、最も自然かなと。

しかしこれまでイレギュラーに、木曜日に 味噌営業 をしたり、3日間以上営業したり、繰り下げて13日も合わせるパターンもあったので、その辺りの見極めは正直当日になってみないと流石に無理な部分。

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だが、そう言うイレギュラーをしていた頃に比べて、二郎そのものが近年どんどんポピュラー化して来て、並びの量も増加しているので、スタッフの体力や集中力的にも2日間が限界なんじゃないかなぁと。
と言うことで、イレギュラーが来る可能性は低いと予想。

まぁしかし無理だけはしないで欲しいと言うのが本当の所。
デフォルトでも十分旨いので問題ないのです。

と言うことで、こういう情報や、コールのさじ加減など、一つ一つのデータベースの積み重ねが割と馬鹿にできないのがラーメン二郎。
些細なことでも記録は何かと生きてくるとの思いからの、当備忘録ブログ。

一応これまでのデータ。


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【2024年(今年)】
12/10(火) ピザ & まー坊
12/11(水) ピザ & バター


【2023年】
12/11(月) ピザ & バター
12/12(火) ピザ & タナベーゼ

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【2022年】
12/11(日) ピザ & みそニキ
12/12(月) ピザ & バタネキ

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【2021年】
12/11(土) ピザ & バター
12/12(日) ピザ & ソダシ

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【2020年】
12/10(木) 味噌
12/12(土)13(日) ピザ & バター

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【2019年】
12/9(月) - 11(水) ピザ & バター & マヨ

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【2018年】
12/9(日) - 12(水) ピザ & カレー & バター

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【2017年】
12/11(月)(期間忘却) ピザ & カレー

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さて、いつ食べに行くかだが、例年だと逸る気持ちを抑えられずに、我先にと昼間のシャッターを目指して行く所、これまで毎年食べて来ている分、今年は割と冷静に、自分のお腹のコンディションとかも考慮して夜帯狙いで。
逆に言えば、すっかり夜行性になっているので昼間は動けなかったと言う方が正しい。

とりあえず靴下は二枚履き。股引着用。いつも以上に上着も。完全に防寒優先装備で向かう。

店の直前、中山駅南口入口交差点にて、警察官が歩行者誘導している様子が。
もしかしてこの中山の周年の混雑に合わせたのか?と思ったが、帰る頃には居なくなっていたので、ただ学童向けにやっていただけかな。


16:44
6人目に接続。

ファーストロットゲット。
良い位置取りができて、とりあえず一安心。

待っている間に、何を食べるか考える。

今回のラインナップは、

12/11(火)
トマト風焼きチーズ → 「ピザ」
マーボー風焼きチーズ → 「まー坊」

12/12(水)
トマト風焼きチーズ → 「ピザ」
バター風焼きチーズ → 「バター」

両日とも「ピザ」はもはやお馴染み。
2日目の「バター」もお馴染み。

前回感動したタナべーゼは今回無しなのは残念だが、まぁそれはそれで致し方なし。

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ハイライトは、今回初めて見るメニューの、初日の「まー坊」だろうか。
と言うことで、まー坊狙いで。

それを "ラーメン" と合わせるか、"ねぎ汁なし"と合わせるか。
その問題に関しては、去年タナべーゼを汁なしで食べて学んだが、どちらにせよ、この焼きチーズシリーズは、ねぎ汁なし の方が相性が良いと自分は判断しているので、ねぎ汁なし狙いで。
理由は実食レポとともに後述する。


17:54
事前申請。

小 ねぎ汁なし 薄味 カタカタ 胡椒抜き

申請。

これまでのデータから、ねぎ汁なしは胡椒が少し過剰な気がするので、「抜き」が個人的にベスト。
調整したいと思ったら卓上で。

17:55
オープン。
5分前倒しありがたい。

ずっと同じ姿勢で立っていて、かつ着込んでいたので肩が凝ってしょうがなかった。

17:59
自分を含むファーストロット、カタカタは自分だけだったので、夜の部最速コール。
着席して予期せずすぐに振られたのでちょっと焦る。

周年のホワイトボードを見て、「今日はどうしますか?」とのことで、何とか瞬発力で、「まー坊で」と返答。

デフォルトコールには触れずともいつも通りで。

ヤサイ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し まー坊

着丼。

寒さで手が悴んでいて箸を持つ手がおぼつかないが、振り絞って食べ進めていく。

まずはアブラサラダ、、、ではなく、今回は "焼きチーズまー坊アブラサラダ"。

超スーパー三つ星ランクにグレードアップ。
凝縮された濃旨で、もはやメインディッシュ。

まー坊はミートソースっぽい感じもあり。
ミートソースにチーズと言う組み合わせのイメージで考えると、合わない訳がない。

今回改めて気付いたが、この焼きチーズシリーズは、トッピングアブラの上にかかっているため、それが濃く旨を凝縮している気がする。
踏まえて、このトッピングの魅力を最大限に引き出すには、アブラコールは外せない。
まぁ自分にとって二郎にアブラコールは基本マストなので問題はないが。

まー坊焼きチーズ成分を思いっきりかぶりつきたい所だが、なるべく節約しながら食べ進める。
そう言う食べ方も、スープのあるラーメンだといつの間にか溶け出して消えてしまう所、汁なしに軍配。

穿り出した麺には、もれなくネギやフライドオニオン、半分溶けたチーズやアブラ成分も。

このごった返したカオスが最高に旨い。

ネギと言えば、最近上野毛店でちょくちょくお裾分けを頂くが、相性の問題か、あちらが少し二郎から離れてしまう所、中山のねぎ汁なしはしっかり二郎を保っているのが面白い。

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堀り進めて行くと、ほぐし豚がわんさかゾーンも。

これはありがたい。旨味ブースト。

そして、豚も豚トロチックなしっとり赤身の良好部位が2枚以上。

この部位本当好き。

そして、セカンドロットのコールが落ち着いたかなと言う頃合いを見計らって、スープ割を。

初手、ガッツリ怯むほどの熱々スープ。
完全にラーメンとして蘇る。

と言う事で、汁なしとラーメン、両方のパターンで食べたいと言う願いが叶う。

勿論厳密に正攻法のラーメンではないが、ラーメンを汁なしにすることは不可逆的に難しいことを考えると、汁なしの方が楽しめるバリエーションが増える事には間違いない部分から "迷ったらねぎ汁なし"、この結論である。

改めてスープを堪能するが、汁なしとして食べていた時にはそこまで気付かなかった、まー坊に備わっていた辛味に気付く。
なるほど、本来これくらいの辛味があったのかと。
味の感じ方が違うのも面白い。

そして、本来のラーメンスープよりもカエシがない分、まー坊の味わいが前面に、ダイレクトに出汁の旨みを感じることができる。
やっぱり中山のスープうんま。
スープを味わいたいのであれば、実はラーメンよりも汁なしだと考えても過言ではないかもしれない。

実際の出汁汁をダイレクトに感じられるのは勿論、そこに至るまでに、汁なしによってあえて喉を乾かせる事によって、スープを受け入れるのに一番美味しく感じる最適なコンディションに体を整わせると言う。

マッチポンプというか、スープ割に繋げるためにゲージを貯めていく感じ。
そして到達するカタルシス。

スープ割りを楽しむために汁を無くしたのか?
汁なしを楽しむためにスープを無くしたのか?

卵が先か?ニワトリが先か?

そう言えば、以前にローリングストーンズのライブを見に行った時に、ミックジャガーが毎曲のように違うジャケットを着てはワンコーラス目が終わる頃にはジャケットを脱いでいたのだが、あれは、色んな服を着るために脱いでいたのか?むしろ脱ぐために着ていたのか?錯覚することがあった。

youtu.be

発想的にはそういう感じ。

そのまま完飲。

丼をカウンター上部に上げて退店時、なんか捻り出して「頑張って下さい」とだけ、滑舌悪く少しきょどりながら伝えて退店。
恐らく何を言ったかは伝わっていないかもだし、言い直すのもアレだが、気合いの入った「ありがとうございます」が聞こえてきてほっこり。

18:11

列を改めて見ると、坂上の例の警察官のいた中山駅南口入口交差点に届きそうな勢い。

まぁ時間の問題かな。

大分勝手も分かって来て、気持ち的にも例年以上にリラックスして臨めた。
最高に美味かった。

そして、当ブログの中山駅前店、201記事目にふさわしい一杯だった。

200カウント台、幸先良いスタート。

改めて、14周年おめでとうございます。

二日目はこちら。

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