カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

蓮爾 新町一丁目店 - 音楽仲間のラストライブついでラーメン。混み合うことが分かりきっている週末都内方面アウェイ攻めはここが最適解か。突き抜けたしょっぱ〜醤油スープはとても飲めないが、ここまで尖ってくるとむしろ好感触。麺は硬さ太さなど自分が欲する蓮爾に合致。ヤサイは控えめ。ガトーショコラ豚。小370gのボリューム感は余裕あり。課題はあれど滞在僅か15分は神。久し振り訪問にノスタルジー。

なんだかんだで長い付き合いになる音楽仲間が、もう長く在籍しているバンドにてラストライブになると言う情報を聞きつけて、なかなか事件と言うか軽く衝撃を受けたので、その瞬間を目に焼き付けに行こうかなと。

https://x.com/shijyu_hattsu/status/1894698267830779996

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会場は、新宿歌舞伎町店のすぐ近くの、ちょくちょく訪問した事のある箱。

ついでにどこか二郎コースかなという予定で訪問。

ラストを迎える彼はなかなか気分良く仕上がっていて、長くやってきた集大成が本当にそれで良いのかって、会場に居た誰しもに生暖かい目を向けられるような部分もあったが、ある意味彼らしい最後とも思えた。

反比例的に、残されたメンバーのキレの良さも伺えたので、心配する必要は何も無さそうだ。

体制は変わっても、今後も応援したい。

こういったライブハウスにライブを見に来ることも久し振りだが、なんだかんだで知っている顔ぶれもあり、気さくに話しかけて頂きありがたい。

そして、数人から「あれ、最近ラーメンの投稿してる?」って言われる。
まぁ以前週4,5のように食べていた所、先月くらいから平日狙いにくくなっている部分から、確かに落ち込み気味ではある。
が、それでも週1,2くらいは食べているので、みんなの感覚の方も若干麻痺している気がした。

と言うことで、正直久し振りだし顔を見せて終わったらすぐに二郎に行こうかなと思っていた所、変わらずに接してくれた友人たちのおかげで割と居心地良く、気付けば間に合う二郎は以下3店。

・新宿歌舞伎町店
・新宿小滝橋通り店
・目黒店

本当はお馴染みの上野毛店を本命として狙うつもりだったが、もう間に合わない。

とりあえず、すぐ近の新宿歌舞伎町店へ。

21:16

入り口をはみ出して、まぁなかなかの並び。

ライブ会場に入る前、19:30頃に様子を確認した時には、はみ出すことなく背後霊も店内一杯行かないくらいだった事を目撃していたこともあり、若干げんなり。

これだったら先に食べるようにスケジュールを組めば良かったなぁとか。
あと申し訳ないが、クオリティの面でも、歌舞伎町店でここまで並んでまで食べる気にもならず。。。と言うのが正直な感想。

小滝橋通り店でもなんとなく同じことが言えそうな気もしたので、目黒店へ。

店でトイレは期待できないので、訪問前に近くのファミリーマートで済ませておく。

注意書きにいたずらが。

「流す」の部分に小さい「ぅ」をやたら付けたがる。

地味に2箇所とも目ざとく付けている絶妙なウザさに、悔しいが少しツボった。

数秒後 → 15秒後 → 20秒後
万一 → 万十
の方は、普通にしょうもないかな。0点。

と言うことで、目黒店着。

22:01

近くにあったと記憶していたファミリーマートがなくなっていたので、最初どこか分からず行き過ぎそうになった。

店前エリアからワンブロック離れ。
おおどりスカイホーム 向かい付近。

これは正直しんどい並び。
団体多めで客の質も厳しく、前後から挟み込まれてしょうもない無い会話ASMRで虚無。

これはおとなしく歌舞伎町店に接続していた方が正解だったかったかもしれない。
しかし戻るのは家とは反対方向なので、そのモチベーションは無し。

10分くらい滞在したが、それでもほとんど進まず、90分くらいコースかなと考えると、げんなりしてきて撤退を決意。
やりたい作業も立て込み気味だし、楽しかったライブを見た後で、作業欲やアイデアも湧いて来た所、ここでそのモチベーションを無駄にしたく無いなと。

まぁこういう軌道修正もバイクならでは。
電車だったらせっかく来たしと耐えていたかもしれない。

と言うことで、もう地元の家系ラーメンに甘んじるか、おとなしく帰宅するか。
しかし、ここまで出て来る機会もそうそう無いので、それも何か勿体ない気もする。

そこで思い出したのがこの店。
ちょっと選択肢から外れてしまった店になってしまっていたが、新町一丁目店の方はそこまで実害を被ってないし、最後に訪問したのが2022年の5月と、3年弱くらい間隔も開いていて色々リセットされているかもしれないし、帰り道として考えてもそこまでリスキーでは無いなと。

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とりあえず覗いてみるだけ向かってみる。

22:36 着。

最後に訪問した際は、確かガス漏れか何かで爆発したとかで、コンパネの打ち付けで荒屋みたいな外観だったが、いつになくクリアなガラス張りに。

そのおかげで店内が見えたが、先客3人くらいで空席あり。

これは先ほどの目黒店に比べて神のような並び。
とりあえず内容どうあれ、ここにして正解だったと思ってしまう辺り、改めて人混みが本当に嫌いになっているな。

店の前にはメニュー表。

これは助かる。
店内で食券機を前に悩むのも、スタッフからの重圧を気にしてしまうので。

小ラーメンが370g
大ラーメンが400g〜
とのこと。

自分がよく通っていた全盛期には、「小ラーメンで麺増し」が可能で、400gちょいくらいはあったのでは無いかと思うが、これを見る限り大で400gと言うことは、もうやっていないんだろうなと推測。

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若い頃の自分だったら乞食スタイルでスタッフに確認していたかもしれなかったが、まぁそこは大人になったと言うことで。

参考として、系統の似ているラーメンゼンゼンが、
デフォルトで350g。
大盛り変更で450g。

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目安として、自分はゼンゼンでは大盛りでまだもう少し余裕があるくらいの体感量。

そう考えると、小ラーメン370gはちょっと物足りない可能性大。
合わせて、ヤサイがどれくらいなのかもちょっと未知数。

ゼンゼンと同じく大で450gとかにするか迷ったが、まぁ久しぶりなので小ラーメンで行こうかと。

食券を購入しようとしていると、スタッフから「メニューお決まりでしたら」と。
このフライング質問に、あぁこうだったなぁと、一気に蓮爾の記憶が蘇る。

今でこそ選択肢から外れた店になっているが、久しく会わなくなってしまった友人との思い出もあったり、それが今日会った友人関連だったりで、縁に導かれるようにここに来た感じと言うか。
自分の中では重要な店だったなぁと思い出す。

当時のスタッフの面影はもはや皆無だが、こう言う部分は引き継がれているんだなぁと。
少し感傷的に、ノスタルジーな気分に。

角の5番席にとの案内。
しかし、6、7、8番は表示あれど、5番は表示なし。
数字の配列から察して消去法で考えろと?

そして誘導の時になんか冷蔵庫側を指していた気がしたが、椅子は国道246号側にあり。
はて?と思っていたら、まぁそこに座れと言う感じだったのでそこに。

この席だと、冷蔵庫側で食べている人の横顔をストレートに直視する形になり、なんか気まずい。

コロナの時に敷居を作っていたが、この角席にだけは残しておいても良かったのではと思う。
そして壁があった方が、どっち向きに座れば良いのか悩まずに済むし、そこに5番と書いていれば尚更スムーズかと。

蓮爾ってちょっと考えれば分かりそうな所に考えが及ばない所があるが、まぁそれも含めて蓮爾。

スタッフは、若目の男女2人。
もはや何代目と言う感じなのだろうか。

店主という概念はもはや無さそうで、ただスタッフという雰囲気。
実は店主だったら申し訳ないが。

しかしこの男女が営む飲食店だと、小洒落たカフェでも良さそうな所、出てくるのは親の仇みたいなエグいラーメンと言うギャップに萌える。

BGM皆無の粛々とした雰囲気。
蓮爾って頑なにBGMの要素を取り入れない様にしている感じがあるが、こだわりでもあるのだろうか。

蓮爾上がりの店主の、MEN YARD FIGHT や ラーメン ゼンゼン では、趣味っぽい音楽をがっつり流している感じがあるが、かけられなかった鬱憤でもあったのだろうか。

などと考えていると、茹で時間が意外とそこまでかからず、割とあっと言う間にコールタイム。
とりあえず最近の勝手が分からないので、大きく外れることのない自分的鉄板コールを。

ニンニク少し アブラ少し ヤサイ

見た目、丼の淵にできた余裕あるスペースを考えると、少々寂しい見た目ではある。
ヤサイのボリュームも、自分のホームのどの二郎よりも少なめ。
ヤサイ好きの自分としては、正直もっと欲しい所。

確かこの店は、「ヤサイ」「ヤサイマシ」「ヤサイマシマシ」でしっかりと差別化されていた記憶もある。

それが今でも適応されるのかは不明だが、もし今度訪問の機会があれば「ヤサイマシマシ」でも良いかもしれない。
まぁでもこの店は、作り手や気分とかで基準がブレまくるイメージがあるので、滑る可能性も大だが。

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しかしヤサイとアブラの内容自体は、そこまで特筆する事もない感じ。並品。

中山駅前店のような、オーガニックな甘味で感動するまでには至らず。

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麺の硬さや太さ加減などはかなり良い感じ。

ワシッとキレのある感じで、自分がイメージする求める蓮爾に合致。

ラーメンゼンゼンのデフォルトや、MEN YARD FIGHT では、これにモチッとした質感が付加されるイメージがあるが、この系統の麺にもちもち感は不要かなと思う。
スパッとキレのある方がスタイリッシュ。
こちらの方が自分は断然好み。

そして、スープに浸った時間と比例するように麺が次第に黒く染まっていく。

完全に染色液。
カップ焼きそばで、ソースをかけた所と綺麗に混ざりきっていない感じに近い。
しょっぱうま〜で、この感じも蓮爾ならでは。

豚は、醤油にがっつりと漬け込まれたと思われる、エグいほどの焦げ茶色。

切り出しが三角形でショートケーキスタイル。
茶色いケーキと言う事で、ガトーショコラかな。

見た目ほどしょっぱさがしつこい訳でもなく、しっとり仕上がりで旨い。
アブラ身の方は、まるでハチミツにでも漬け込まれたかのようなナチュラルな甘さもあり、うんまい。

スープはしょっぱーな醤油だまりで、もう完全に飲まさない仕様に振り切ったスタイル。
とてもじゃないけど、グビグビ飲めたものではない。

スープ飲みたい派の自分だが、ここまで突き抜けてくれると逆に好感触。
そう言うことなので、レンゲがなくてもゼンゼン問題無し。

甘味成分も少し感じるが、ラーメンゼンゼン や MEN YARD FIGHT よりも落ち着いていて、味わい的にも好み。

そして、ラーメンゼンゼン や MEN YARD FIGHT の方が乳化していて少し重くもっさり感があるのに対して、こちらの方がストレートに醤油が前面にあり非乳化な分、重心は低いが、もたれるような嫌な重みではなく突き抜けたキレもあり、かなり好み。

最後の固形物をサルベージュする頃には、もう本当にスープに染まり切った麺カスとかで、とにかくショッパー。

食べ終わり。

体感量的には、もう少し欲しいかもって感じ。
やはりもうプラス100gくらいあっても良かったかもしれない。

しかし、久しぶりに食べたが意外と悪くなかった。
むしろ思いの外良かった。
これで丁度良いボリュームコントロールができたらかなり良いかもしれない。

行ったことがなくて完全に画像イメージと言うか偏見だが、千住大橋駅前店とか、結構油分や塩分が多そうで味は旨いが、悲しい物理量で絶対的にお腹いっぱいにならない感じっていうのが、今回の一杯に近かったりするのではないかと。
そう思ってしまえば、それよりもボリュームコントロールの効くこちらの方が、なんとなく選択の余地もありそうな気がする。

そして、滞在時間にして約15分と言うスムーズさ。神。
目黒店にもし並んでいたら、帰宅してもまだ食べられていなかったかもしれないことを思うと、良い判断ができた気がする。

混み合うことが分かりきっている週末の都内方面アウェイ攻めは、安牌にこの店で良いかもしれない。
とりあえずデータとして、良き収穫。