カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 中山駅前店 - 「油抜き」初検証。一口目のアブラカラメサラダは、果実のようなジューシーなヤサイ、ホルモンのようにこってりジューシーなカラメアブラ、植物性、動物性、双方からのジューシーさがジュワッと弾け飛ぶ。いつもよりもクリアにダイレクト醤油。しょうがとの相性最高でキレキレスーパードライ。天然由来のナチュラル豚脂スープは、馴染みも良好。ごく自然に調和し、溶け込み、繊細で奥深い味わいに。スープの旨みを進行形で吸収した豚はコンディション最高。某スタッフの身内様ともお話し頂く機会あり恐縮。

21:10

プロパンガス過ぎた付近に接続。

ここでふと、壁沿いにある窓から電気が漏れていることに気付く。
そう言えば、今まで電気がついていた事を見たことがなかったかもしれない。

中が見えてしまったが、すっからかんで元の人が立ち退きをして、入れ替え工事をしている最中のように見えた。

あと、「緑交通安全協会」の看板が外れていることにも気付く。
ここに新しく入る人は、並び状況を常に把握できて最適なタイミングで二郎に行き放題で良いなぁとか思いつつ待機。

この日の課題は、かねてより検証してみたかった「油抜き」。

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思えば、申請を失敗してしまいがちな理由の一つとして、事前確認の際にスタッフさんと顔が会った瞬間に、「おはようございます」「こんにちは」と同じ様な挨拶感覚で「薄味カタカタ〜」って言うやり取りをあまりにも自然にしてしまっている状況にあるのではないかと。

いつからか始まったこの流れだが、よく考えると、いやよく考えなくても、これは挨拶じゃ無いなと。

なので、このタイミングで「今日は違うパターンで」と、はっきりと断る事がまず重要かなと。

と言うことで久しぶりに、二郎初心者の時に待機中、噛まずにコールを答えられる様に頭の中で呪文をひたすらマントラの如く呟いていた事を思い出しつつ、ひたすら脳内ループで予行演習。

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しかし、確認係は元金髪助手さん。
彼の場合はまだそこまで浸透はしておらず、「薄味カタカタ〜」のご挨拶はなく。

しかし、彼は以前「油少な目」申請が通らなかったので不安を覚えるも、しっかり確認できて良かった。

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小 薄味 油抜き カタカタ

果たして。。。

食券を購入して元の列に戻る際、もはやお馴染みの超常連フォロワーさんに遭遇。
自分を含めた確認ロットの先頭だった。
ちなみに自分は最後尾。

突発的無料トッピングには、自分が一番好きな「しょうが」。

と言う事でこれは絶対に確保。

コールは、「いつも通りで」「しょうがも入れますか?」
勿論肯定。

ヤサイ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し しょうが

まずはアブラカラメサラダ。

一口目。
瑞々しいヤサイは果実のようなジューシーさ。
カラメアブラはホルモンのようにこってりジューシー。

植物性、動物性、双方からのジューシーさに、口の中で最大限の鮮度と潤いがジュワッと弾け飛ぶ。
脳天を突き抜けるような旨みにくらくらする。

アブラカラメサラダを一口キメただけでここまでの境地に至れるのは、中山ならでは。
先日のまだ記憶に新しい、ニッキ臭さのある蓮爾では到底辿り着けなさそうな領域。

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カタカタ麺は言うまでもなくしっくり。

この硬さ太さ、上野毛店より太く、生田駅前店よりも細い、自分の中での限りなくスタンダード。

スープは、油抜き申請したはずだが、見た目油成分あり。

あれれ?とも思ったが、色味自体はいつもよりもくっきりと滲みのない様子から、いつも通りではなさそうと言うことも確かに察する。

まぁとりあえず食べてみてからと一口。

クリアにダイレクトに醤油が感じられるようになった気がする。
何よりも、しょうがとの相性がめちゃくちゃ良い。
醤油と生姜がキレキレのスーパードライ。

しかし、上野毛店で油抜きを試した時には凄く分かりやすくクリアになった変化を感じられたのに対して、こちらは重さも適度に残っていて、自分が想像していたよりも変化はナチュラルに。

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これは、豚がどんな豚かにもよるものだと思う。

上野毛店の豚は限りなく脂味成分控えめな赤身系なので、そこまでスープに油成分が溶け出す余地がない。
その反面、中山の豚は意外と脂乗りが良くて、その分スープに油成分が溶け出したのではないかと。

天然由来のナチュラル脂成分と言うだけあって、馴染みもかなり良好。
ごく自然に調和し、溶け込み、繊細で奥深い味わいに。

言うなれば、レモンサワーを作る際に、ポッカレモンを使うか、本物のレモンを生搾りするか、みたいな。

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豚由来の脂か、液油(詳細不明)で考えると、前者の方がオーガニックに馴染むことがイメージできるだろう。

と言うことで、いつも以上にいくらでも飲めそう。
めちゃくちゃうまい。沁みる。

基本はこのダブルの脂の合わせ仕様なのだが、自分のような油耐性のそこまで強くない人間には、液体油まで合わせる必要はないような気がしてきた。

豚そのものに関しても、液油抜きの方がコンディションが良好になる気がした。

これは例えるなら、デフォルトの場合は、ホットプレートで焼肉をした際に、溶け出した油の溜まり場ができたとして、それを拭き取るのが追いついていない状態で、そのギトギトの油溜まりに漬け込まれて、もはや揚げ物みたいになっている感じ。

対して、油抜きにした場合、余分な油をしっかりと落とした最適な状態に。
揚げ物で言えば、揚げた後しっかりとキッチンペーパーなどで油を切った状態と言うか。

そして、そのクリアに保たれた豚は、スープの旨みも進行形で吸収する余地も残っているのではないかと。
余熱調理も、ただ熱が入りやすいだけじゃなくて旨みまで染みていく。

上野毛店でも思っていたが、油抜きの方が豚が美味しく感じた原理はこういう部分ではないかと。

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なので、豚の脂身成分も重くなくさっぱりと、むしろ潤いジューシーに最適化されてめちゃくちゃ美味しく仕上がる。

うまく作れた水炊きの鶏肉の脂身が、脂身とは思えないほどホロっとさっぱり食べられるのに近いかも。

と言うことで、豚もめちゃくちゃうまい。

補足としてこれは、あくまでも二郎は一般のラーメンとは比較にならないほどのデカ豚である部分から成立していることであり、一般のラーメンでも成立する考え方では無いかもしれないと言うことは頭に入れておいても良さそうだ。
まぁそれでも検証してみるのも面白そうではあるが。

と、ここまで考察してみたが、実はもしかしたら譲れない油成分も少しは混入していた可能性も否定はできない。
が、いつもよりも好みだったことは確かだったし、できる限り少なくして欲しいと言う表現の問題なので、それに近くなれば問題なし。

以前、MEN YARD FIGHT がそう言う感じだったと言うデータも。

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と言うことで、この数ヶ月、ラーメンメニューにてなかなか好み通りにいかないことがあったりもしたが、ようやく原因究明、解決カスタムに辿り着くことができた気がする。

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この数回をこのカスタムで食べ直したく思うくらいには、本当に良かった。

まぁ今回初めてなので、たまたまの可能性もあるし、もう数回は検証したい。
と言うことで、もうすでに食べたい。

あとは、汁なしやつけ麺系のメニューはそこまで気になっていなかったけど、そちらでも一度検証してみたい。

と言うことで、すっかり堪能して完飲。

退店しようとすると、超常連フォロワーさんもほぼ同じタイミングで退店するようだったので、少しお話を。

少し席が離れていたので、退店するまで気付いていなかったのだが、サラッと「すり鉢」をカウンター上部に戻している様を見て愕然。

量として考えると、小の3杯弱くらいらしいのだが、その量を自分の3倍くらいのスピードで食べ切ったことになる。
更にはお約束の卵も大量に付けていたらしいので、さすがとしか言いようが無い。

とてもじゃないけど自分には無理。
まぁ今の自分のカスタムが本当に自分の胃袋にテトリスのようにピタリ賞なので、量に関してはもう特に今更誰かと比較して慌てるようなことはしないのだけど。
わきまえは大事。

そして、自分の元祖ホームでありつつ残念ながら見限ってしまった過去を持つ某二郎系店の、中の人のあれこれのお話など、大変マニアックでなかなか興味深いお話などを。

その後、某スタッフの身内様ともお話し頂く機会あり恐縮。
同時に、こんなブログをやっていることが、中のスタッフさんたちにもばれることを意味するので、これはなかなか恥ずかしいことだが、こうして縁が出来上がるのもまたありがたいなぁと。
改めて、超常連フォロワーさんの横のコネクションや繋がりにも脱帽。

カスタムの再検証なども含めて、中山、ますます面白くなってきた。