カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 生田駅前店 - 数日続く体調不良に二郎は薬代わりになるのか?薄味油抜きスープはこの病み中コンディションでもいくらでも飲める「味噌汁」感覚。全体的に病み中なのを察し頂いた様な緩い仕様。ブログ読者さんと邂逅。あらゆるマニアック二郎トークは得難い時間。柔らかめのインターバル。二郎は夜食べる方が美味しい。まさかの助手さんも読者さん。改めて自分のホームの柔軟性のありがたさ。鯉のぼり観測。

数日前から地味に体調不良。そして嫌な感じで長引いている。口内炎もひどい。
昔だったら一晩寝たら治っていた気がするが、これが歳を取ると言うことなのか。

昔一緒にバンドをしていたドラマーが、風邪をひいた時は「肉を食えば治る」とよく言っていたのを思い出し、近くのスーパーで半額のタイミングで仕入れた唐揚げを一気食いするくらいには、食欲自体はあるのだが、まぁそう簡単に治ってはくれない。

完治はまだ見えないが、そろそろ逆に体を動かした方が良い気もしたり、下手な薬よりも二郎の方が効きそうな気もしたりとか思い始め、そんな中タイミング良くこちらへ。

20:54
5人目くらいとラッキータイミング。

2人前のお客さんがなんか知ってる顔かもと思っていると、こちらに気付いて1人前のお客さんと交代。
やはりと言うか、以前に生田と上野毛でお会いした当ブログの読者さん。

www.camekojiro.com

www.camekojiro.com

なんとも奇跡的な再会。
今回で3回目。

3回目となると、顔を覚えるのが苦手な自分でももう覚えられたし、下手に取り乱すことなく落ち着いてこの再会を果たせた気がする。
初回はもう、それはそれは本当にびっくりしたので。

と言うことで、色々と二郎に関する近況など、歓談しつつ待機。
過去2回は、そのびっくりの方が勝っていたり、そもそも同じ並びじゃなかったこともあり、あまり落ち着いて話せる状況ではなかったので、改めましてと言う感じで。
いつもの退屈な待機時間も、打って変わって有意義なものに。

小ラーメンを。

いつも通りに申請。
薄味 油抜き カタメ

病み中の自分として求めるものとしては、限りなくライトに仕上げるこのカスタム以外には考えられない。
まぁそうじゃなくても、この店ではこのカスタムだが。

お会いした彼は「柔らかめ」を。
二郎では柔らかい系が好みらしい。
そして「ごま玉」も、リリースされてから初訪問だったらしく、せっかくなので行ってみるとのこと。

カタメは同ロット自分一人だけだったため、ファーストコール。

ヤサイ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し

余談だが、彼の柔らかめも、思いの外短いインターバルでコールタイム。

上野毛店だと、カタカタ → カタメ → デフォルト が、ざっくり2分刻みくらいのインターバル、そこから 柔らかめ が2分以上くらいのちょっと長いインターバルって感じ。

www.camekojiro.com

昔、新宿歌舞伎町店で柔らかめで行こうとした時は、かなり時間がかかるけど本当に大丈夫か?と、辞めておいた方がいいんじゃない?みたいな感じで、さりげなく躱わされたことがある。

www.camekojiro.com

今は亡き ラーメン こじろう 526 武蔵小杉店 は、さらに極端で、カタメとデフォルトが数秒差くらいのインターバルだったのに対して、柔らかめはカタメの約16倍くらいと大幅にアップすると言うデータも。

www.camekojiro.com

www.camekojiro.com

そう言う部分から、カタメとデフォルトの間隔はまぁそこまででもないとしても、柔らかめだけは特別に長くなるイメージがある。

しかし、彼が柔らかめと言うことで、少し意識して見ていたら、今回はデフォルトを提供し終わった後、割とすぐに間隔空けずに、1分も経っていないくらいでコールタイムだった気がする。
それで本当に柔らかくなっているのか、少し気になる所ではあった。

なんとなくだが、7人ロットが乱れる事が増えて、それをなるべく防ぐための措置的に、こう言う対応になったのではないかと推測。

実際カタメとデフォルトも内容はそこまで差はなかった気がする。
自分も実際デフォルトでも良いけど、食べるのが遅いので、ロットスピードに厳しいこの店での時間的猶予の確保を得るために、カタメにしていると言う理由の方が大きい。

www.camekojiro.com

安定した精神状況で食べる方が、同じものでも美味しくなるので。
まぁ全ては店主様の支配下なので、そこはその範囲内で楽しむのが吉。

さておき、着丼。

やはり「薄味 油抜き」スープは見た目のクリアさから違いが分かる。

これはどう見ても「非乳化」。
色味が美しい。

と言うことでスープから。

生田のこのカスタムスープは、キレと言うよりも深みや温かみのあるウォームな仕上がりで、派手さはないが、自分の中では「お味噌汁」。
味噌汁はいつ飲んでも、いくら飲んでも良いもの。
この病み中コンディションでも飲めるもの。

求めていたスープでグビ飲み堪能。

お会いした彼にも、せっかくなのでと、この薄味油抜きスープをお裾分け。
デフォルトとの違いに結構びっくりされていたよう。

全店制覇している彼だが、こう言う顔もあると言うことは知らなかったようで。
知っているか知らないかでは、また視野も変わってくるだろうし、二郎の更なる可能性にも気付けるはず。
視野を広げるのは大事。

ヤサイは、シャキシャキともしんなりとも行かないくらいの、少し半端な印象。

口内炎でやられている自分としては、あまりシャキシャキ系は厳しい所だったので、まぁ適度な仕上がり。
病み中の今は貴重なビタミン成分。

麺は、気持ち滑り成分も混じる感じあり、キレキレの時を知っているからこそ、そこまでには達していない感じもあり。

まぁ病み中の自分を考慮して、若干緩めに、おじやに寄せて来たかな?と都合よく受け取っておく。

しかし、口内炎の影響で咀嚼がつい甘くなりがちで、あまり噛みきれていない麺が喉の奥に入って、変な声で咽せて恥ずかしい場面もあり。
讃岐うどんのネギ攻撃に近いやつ。

生田のカタメ麺はしっかり咀嚼が必要なタイプと言う部分から、この現象が起きがちなので、逸る気持ちはあれど落ち着いて対処したい。

豚は、最近よく見る気持ち薄切りの淡白系。

淡白系でありながら、お箸でホロッと解けるくらいには柔らかく、かつ、この薄さによって下手な喉渇きも起きず。

病み中には最適解。口内炎中にも最適解。
貴重なタンパク質源。

しかしまぁ最近はすっかりこのタイプが主流になった気がする。
昨年夏の大ヒットメニューである「冷やし」があった時期に、余熱調理に期待ができない分薄切りにしたのかと推測していたが、最近はこの薄さがデフォルト。

www.camekojiro.com

以前は安定して倍くらいの厚さがあり、まぁその分喉渇き系なことも多かったが、それが胃の許容量を一気に圧迫して、生田は体感量が多いって言うイメージがあったのだが、このタイプの豚になってからは、生田が特別多いってイメージはいつの間にかなくなっていたかも。

www.camekojiro.com

とは言え、物足りないことはなく、豚よりも麺やスープ派の自分には特に問題はなく、健全に。

温度感も、意外と高温を維持してほのかに良い汗を。
最後まで良い感じ。

と言うことで、病み中と言うことや口内炎中と言う、割とズタボロなコンディションではあったが、十分に堪能。

完飲。

その後は、出会った彼と改めて色々とお話しを。

まずはこの日の反省と言う部分から、初のごま玉の感想を聞いたり。
一番美味しい二郎の食べ方だったり。
中山駅前店の限定で一番好きなものだったり。次回の限定の予想だったり。
全店制覇した彼だからこその、全二郎比較だったり。
並びの客層や、不快客の話だったり。
今後の二郎展開についてだったり。

他にも、某超有名ラーメンYoutuberの方や、SNSでよく見かけるジロリアン有名人の方々とも交流があるとか。
二郎も3周しているけど、この夏の休みで一気にまた回ろうと画策しているとか。
家系にもかなり精通していて、系譜を紐解きながらエグい軒数食べ歩いているとか。

ホームがひばりヶ丘駅前店とのことで、家がそちらの方だと考えても、それぞれのアクセスがとても良いようには思えない所、そのアクティブさにただ圧倒される。
日々の時間を殆ど移動に費やしているんじゃないかと思ってしまうくらい。

中でも、面白い部分で意見が一致したのは、「夜に食べる二郎が一番美味い」と言うこと。

1日の内、二郎を食べる瞬間が幸福の頂点に達すると言う、揺るぎない事実が大前提としてあるのだが、それが1日のラストにあると、ドラマチックに一番良い後味で、その日1日を最高の余韻の状態で閉じることができる。

それが、もし昼間だとすると、その日1日の頂点が昼間で終わってしまうので、その後夜眠るまでの時間がなんとなく尻つぼみな1日となってしまう。
更に、もしその間に少し良くないことなんかが起きてしまうと、昼間の二郎の余韻も消えてしまう。

だったら、昼に食べてまた夜に食べればいいじゃない?という考え方もあるかもしれないが、それはそれで、二郎って1回食べたらその日1日もう何も食べたくない、食べられない、下手なもので上書きしたくない、っていうボリューム感で消化器官を圧迫してこそ、最高の喜びに達することができるのだが、1日2食食べられるってことは、それだけ余力を残していたということで、そう言う発想になってしまった時点で、最高潮の食べ方をしていないとも言える。

それに、どうしても新鮮味は落ちてしまうので、後者に食べるラーメンは前者に比べると、なんとなく感動が薄れてしまう気がする。
二郎において、感動できるかどうかは一つの指標。

あと、正確には、昼間はまだお腹の空き具合が完全じゃないことが多いことも言えるかもしれない。
まぁあくまでもこれはそれぞれのライフスタイル、個人的な話なので、日常的に体力仕事をされている方、早朝から働いている方などは、昼も夜も万全のコンディションで楽しめるのかもしれないが。

とにかく、どうせ食べるのであれば、一杯一杯を大事に、中途半端ではなく最高潮な食べ方を目指したい所である。

そんな話をしていると、いつの間にか助手さんたちも退勤時間。
出会った彼はスタッフさんとも面識があったみたいで、親しく話をしている場面も。

何気に凄く顔広いなぁと言うか、コミュ力が凄いなぁと感心していると、助手さんから自分の方にも、「ブログ見てます」と、予想だにしていなかった飛び火発言。

中の方に見られるのは、流石に恥ずかしさや恐縮などで、感情を整理するのに一瞬おかしくなりそうだった。

思えば最近、自分の求める複雑な事前申請やコールもかなりスムーズにしやすくなっている気がするし、もしかしたら自分が思っている以上に読まれているのかもしれない。
まぁありがたい事。

加えて、自分は基本的にコミュ障なので、最近中山駅前店でお世話になっている超常連さんしかり、こういうアクティブな方の存在によってこうして繋いでいただけることもとてもありがたい。

www.camekojiro.com

と言う部分からも、改めて、やはり自分はとにかくホームを大事にするスタイルでいこうと思った。
出不精なだけと言うこともあるが。

それに、二郎ってコールの匙加減でもキャラクターがガラッと変わるくらいに繊細だし、1回や2回食べただけじゃ本当の意味で食べたことにはならないんじゃないかと思う。

実際中山駅前店で「薄味」を覚えたのが100記事目くらいで、先日「油抜き」を覚えたのが215記事目。
勿論その間に体力も衰えていき、嗜好も変わってくる訳だけど、それくらい食べないと本当の意味でその店を食べたことにならないと思う。
なので、遠方の店舗でそんな検証、よっぽど時間もお金もないとできないのである。

逆に、1杯や2杯でこの店はそこまで好みじゃなかったなぁと切り捨てるのも勿体無い気もする。
自分に合った食べ方を模索する部分に楽しさがあるので。

しかしこれは、店主様が、自分の我儘なカスタムに答えて、更に超えて来てくれるような柔軟性、独創性、先進性、研鑽力のある方なのかどうか、などと言う部分があって初めて成立する。

幸い自分の生活圏内の店主様方は十二分に発揮して頂いているのだが、SNSなどで見かける限り、なんとなくそう言う柔軟性は無さそうだなぁと感じる店舗も察したりもする。

そう言う店は、例え自分の生活圏内だったとしてもホームにならなさそうな気もする部分から、自分は二郎が好きと言うよりも、ホームの二郎が好きと考えた方が良い気がした。

と、まぁあれこれ色々とマニアックな内容に至るまで、話題が尽きず、数回に渡る「そろそろ解散しましょうか」の後、ようやく解散。

日頃ここまで喋る機会もなかなか無く、かつこの病み中コンディションだったと言うことで、これは翌日絶対に喉やばいかもと思いつつも、こんな機会もそうそうないのでその瞬間を優先に。

結果的に、二郎で治ったかと言えば、そううまくいく訳もなかったが、後悔はない。
またどこかの二郎で。

その後、前回同様に、少しだけ五反田川の「鯉のぼり」を堪能して帰路へ。

この日は先日よりもとにかく無風で、完全に干物だった。

鯉だけじゃなくてマグロもいた。

www.camekojiro.com