カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 府中店 - 無二で最古のジロリアン友人とスムーズにアウェイ戦。「少し」コールは地雷なのか?全く違うコールで提供されるエンターテイメント。二郎は大きく柔軟性のある店舗かどうかに大別できる理論。引きこもりGW。アトピー医療の副反応。

今年のGWはとにかくゴールデンじゃなかった。
ひたすら引きこもりを余儀なくされていた。

まず、ひたすら体調不良を拗らせていた。
微熱っぽい感じや喉に来る感じ。
前回、生田駅前店にて英気を養えたと思ったが、思いの外長引く。

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これは、以前少し記述したが、最近始めたアトピーの先進医療の副作用ではないかと推測。

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コロナの時のワクチン然り、打った後の副反応的な感じと言うか。
体がこの状態に慣れるまでは続くのかもしれない。

しかしいつの間にか、痒み自体は以前に比べて殆ど気にならなくなっていることに気付く。
以前なら、朝一、数時間おき、お風呂上がり、布団に入ってからも、とにかく1日に何度も全身にステロイドと保湿薬を塗らないと体がウゾウゾする感じが気になってしょうがなかった所、最近では全くそう言うことに気を取られることなく時間が経過している。

風邪はあれだが、これは素直に嬉しい。
ようやく普通の生活が送れそう。

そんなガタガタの体調コンディションに被せるように、最近関わっているシンガーソングライターさんの楽曲ミックス & 次曲のアレンジ。
と、更にはめちゃくちゃ久しぶりに、以前にサポートでお世話になっていたシンガーソングライターさんから、全く予期せぬ10日後の緊急演奏オファー。

まずはシンガーソングライターさんの楽曲ミックス。

昼過ぎから開始して、完成する頃には朝方に。

その頃には、自分の声はもう掠れ果てて普通に喋ることもままならなくなっていた。(これも体調不良が長引いた原因)

と言うことで、結構頑張って拘ってできた作品、無事リリース。

アレンジ、ベース、ミックス、各パートのディレクションなど、最初から最後まで関われて光栄です。

そして、少し重いのが演奏オファー。
色々と決まり事や制約がシビアな現場だった記憶あり、準備期間も限られている中、彼を満足させられる演奏が今の自分に果たしてできるのかどうかと言う部分、あと、根本的に体調面も不安が残る。

そして精力的な彼の次曲のアレンジもほぼ同じような納期。

と言うことで時間は溶けて行き、この日はそのリハーサル日。

現場は立川。
これは、立川店大チャンスか?

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店主さんが入れ替わってからまだ一度も訪問できていなかったので、行けたら嬉しいなと思うも、その現場終わりが21:00。
立川店の営業終了時刻が20:30なのでアウト。

他に帰り道方向で狙えそうな二郎と言えば、府中店。

ここまで二郎のブランクが空いたのは久しぶりなのと、まだ少し病み中と言うことで、ホームの二郎で癒されてコンディションを整えてからと言う気持ちも少しあったが、まぁなかなか狙えなさそうな機会なので逃さない。

と言うことで、同じくサポートとして入っていた、古くからのジロリアンミュージシャンの友人と。

宮西国際通り商店街の看板からもう懐かしい。
前回の訪問が2020年3月3日だったので、約5年2ヶ月ぶり。

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すっかり出不精になっているので、ホーム以外の二郎がもう新鮮すぎる。
訪問しないうちに細麺になったり、また少し戻ったり?みたいな遍歴があったみたいだし、以前の記憶は一旦リセットと考えても良いかもしれない。

21:21

店前に来るも、人の気配なし。
店内待ち2人状態で、入り口先頭に。

意図せず、これ以上ない最高のタイミング。
この時点で、内容がどうであれ、この店を選択して大正解。

久し振りなので、並び方から戸惑う部分があったが、入り口を塞がないように、入り口左手を先頭に、奥方向に向かって伸びていく感じで少し指導頂く。

間違っても入り口右手には並ばない。

様子を見ていると、食券購入者に都度「あったかいのでいいですか?」とお声がけ。

初見だと、これは何のことか少し戸惑う質問である。
去年の生田駅前店の大ヒットメニューの冷やしのように、冷やしたラーメンも可能なのだろうか?

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暫く様子を見ていると、これはつけ麺のことを指しているっぽい?

しかし、そのつけ麺は熱盛りも可能っぽい所から、デフォルトのつけ麺(冷盛り)なのか、それ以外かっていう確認なのだろうか?
単に「あったかいのでいいですか?」と言う質問だと、デフォルトのラーメンか熱盛りのつけ麺かの判断はできないはずなので、この二つの制作工程は同じと考えて良いのだろうか?

とりあえず、滞在期間中はその真相はよく分からなかった。

まぁ久し振りだし、普通に小ラーメン(900円)で。

入ってすぐの道路側。
ちなみに角席にはアルコールスプレーが鎮座。
蓮爾新町一丁目店なら、人の横顔を正面に見ながら食べる事になる席。

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この時の店内。
なんとなく落ち着いた節度ある中年ソロ男性たちで囲う感じで、なんか良い雰囲気。

自分の後で入場した常連さんと思われるお客さんに、店主さんが「カタメ?」「カタメできるよ」と、やたら推してくる場面も。
なんとなく様子を見ている限り、その常連さんはそこまでカタメに乗り気じゃなさそうな、少し鈍い反応をしているようにも見えたが、とりあえず「カタメ」は可能な店なんだなとメモ。

上野毛店と同様に、テボザル仕様。

前のロットの人のコールが始まったが、聞き方がなんか優しい。
コールやメニューの内容にもよりそうだが、全マシマシ的な人には、丼の下に皿乗せスタイル。

アブラコールは少し遠目で見てドロッとした感じで、最悪な表現をするなら、少しリ◯ースっぽいの物が割とドバッと結構多めに乗る感じが見えたので、あれは少なめで良いかもな、などと推測。

その後、自分たちのロットのコールタイム。

まずは友人。
ニンニク少し アブラ少し カラメ

すると、店主さん何度か聞き直し。
「ん?、何?ニンニク?入れるの?」

みたいな。

横で聞いている限り、そんなに滑舌も悪くなくはっきりと聞こえたし、そこまで難しいことは言っていないと思うのだが。。。

さて自分の番だが、まぁこの店も久しぶりだし、よっぽどのハズレのないこちらで。

ニンニク少し アブラ少し ヤサイ

すると、また「「ん?、何?ニンニク?」みたいな感じで。

こちらも友人のやり取りを見た上なので、なるべく滑舌良く言ったつもりなのだが。。。

すると、ヤサイを盛ってくれた後に、徐にカラメのお玉を手にしたかと思うと、ダラっと。
おおお、カラメの「カ」の字も言っていないのだけど。。。

もしかしたら別の人のやつかな?と思って見守る。
そして、割とデフォルト量な感じのニンニクがドバッと。

アブラはいつよそうのかな?と思って見ていると、そのまま自分に着丼。

結果として、
ニンニク ヤサイ カラメ

うーん、適当。

カラメはしょうがないとして、「アブラコールしたんですけど、、、」って言おうかどうか、数秒迷ったが、まぁ今回はこれでいっかと気持ちを落ち着ける。

自分の中でよっぽどハズレることのない初見鉄板コールではあったのだが、そもそも別のものが提供されたらもう何も言えない。
ハズレなしコールの神話が崩れた瞬間を目の当たりにした感じだった。

しかし、感じ取った事といえば、なんか「少し」「少なめ」って言う言葉そのものをご存知ないのかな?って言うくらいに、そのワードが聞き取れていなかった。
まるで何かどこかの国の聞いたことのない言語かのような、初めて聞いた言葉のようなリアクションに見えた。

かと言って、前述の通り、カタメの人には半ば少し押し付けるように「できるよ」と言う、カスタムの柔軟性もあったりして。

通い詰めてもう少し検証すれば可能になってくるのか、それとも頑ななのか、現段階では不明だが、ファーストインプレッションとしては、ちょっとコミュニケーションが成立しにくい方かもしれない。

なんとなく、ホームを持たない周遊型のジロリアンはあまり「少し」「少なめ」と言ったコールをしない印象があるが、それはこう言う店舗が存在することを知っているため、例え少なめが通じる店舗であっても、使い分けるのが面倒だとかで、ついつい地雷を踏んでしまうことを恐れているのかなとか、察する。

まぁでもこれはこれで、普段食べないコールで食べる貴重な機会と言うことで、後は楽しむのみ。

照明の関係で色味が若干赤みに寄って見える。

SNSとかでも府中店の投稿は色味が独特だなぁと思っていた。
同じような現象は、未訪問だが荻窪店でもこういう感じで見える。
一度正常なカラーリングで確かめてみたくもあるが。

とりあえずヤサイ。
なんだかんだで良い盛りで頂けたので、結果的にカラメはアリだったかもしれない。

キャベツ多めで、割としっかり繊維も感じる良いヤサイ。
願わくば、アブラサラダとしても食べてみたかった。

スープは序盤、割と飲めてしまうくらいに飲みやすくて旨い。

しかし後半になって、デフォルト量のニンニクのせいで、ちょっと独自の渋辛い成分が増えてきて、同時にスープそのものの油も重くなってきて少しべたつく感じあり。
飲める感じではなくなってくる。

本来であれば、このデフォルト量のニンニクだったら、まずは高台に避難させて、なるべくスープと接さないように気を付けるべきだった所、失念していた。
この食べ方は以前上野毛店で意識していたはずなのだが、この辺りは勝手の掴みきれていない店舗の難しい所。

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もっと良い食べ方ができたかもしれないと反省。

麺は、適度にカタメ。

生田駅前店の自分の殿堂入りである「カタメ」よりも少し硬いくらいかも。

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特に申請していないけど、デフォルトでこの硬さ。
硬いのが好きな自分としては、これはかなり好み。

太さは、以前の記憶よりは少し細くなっていた気もするが、それでもなかなか良い太さ。
生田も太いが、あちらは平打ち系なのに対して、こちらは全体的に太い感じ。
トータル的に見て直径は同じくらいかも?

豚は、もはや形として形成されていない感じ。

ひたすらほぐれ豚って感じ。

このほぐれ豚は中山駅前店でもよくお見かけするが、表面積が大きくなる分、旨み出汁が出やすくなる一方で、アブラ成分もスープに流出しやすくなる諸刃の剣な側面もある。

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今回後半重く感じたスープの原因の一つはこれかも。

たまにある塊系はシーチキン系。

似たような系統で言えば MEN YARD FIGHT とか。

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SNSとかでよく見かける「赤いダイヤ」は、結局お目にかかれず。
病み中だったので、少しでも香味野菜で体力復活を願いたい所だったが、叶わず。
なんとなくコール段階で少し躓いた辺りから、自分には入らないだろうなぁと思っていたが、まぁそんなもの。

普段「油抜き」などで食べている自分としては、スープの油膜が後半になってちょっと過剰に感じてしまい、飲みたい欲が湧かず、ほどほどで終了。

退店時は建物裏まで並びが伸びていた。
なので本当に良いタイミングだった。

そして、友人と反省タイム。

とりあえずは、旨かったは旨かったが、もっと美味しい食べ方ができた気もする。
今回の感じから推測すると、自分としては恐らくこの店でも「薄味 油抜き」ができれば、より好みになりそうな気がする。
しかし、それはあくまでも店主さんが対応してくれるかどうかの世界。

この店でこう言う申請をして食べている人のデータをまだ見かけていないので、もしまた行く機会があれば、とりあえず人柱として試してみたい。
が、それでダメそうだったらまぁそう言うものとして受け止めるのみ。

友人もスープの油は抜きにして、アブラコールをするのは結構興味があるとのことだったが、某固形アブラじゃなく液アブラのみの店舗でそれをやってしまった時に、その店の店主に「それじゃただのあっさりラーメンになっちゃうよ?」からの「それじゃ結局一緒になっちゃうよ?」などと、小言をブツブツと言われたことが少しトラウマになっているらしく、なかなか踏み切れていない模様。

液アブラ系は確かにそうだなと。
カラメ部門でいうところの上野毛店に近いかも。

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その辺りも見越して作戦を練るべきかなと。
少なからず自分のホームの検証済みの店は、安心して試してみてもらいたい所だが。。。

しかし今回思ったことが、二郎は大まかに
・とことんカスタムに付き合ってくれる柔軟な店舗
・できることしかやらない頑なな店舗
の2つに分かれるなと。

自分は根本的に、アブラっぽいものや味が濃いものがそこまで得意ではないことから、正直二郎全般、デフォルト状態だと100%好みの形ではないかもしれない。

しかし、ちょっとチューニングを弄るだけで最高に好きな食べ物になるので、それが叶わないと言うのはとても勿体無いなぁと思ってしまう。

なので、対応してもらえるかどうかは自分の中の評価として結構大きな部分かもしれない。

コールにしても、少なめなどに対応しておらず、「あり」か「なし」か、「0」か「100」かしか選べない大味仕様だと、二郎って繊細な食べ物なので、それだけで完璧に好みに仕上げるのは無理だと思う。

せっかく丹精込めて作り上げたものを、最後の最後のコールで雑に仕上げる感じって、作り手としてもどうなんだろうって正直思ってしまう。

自分は最近音源制作のミックスのお手伝いをする機会もあるが、例えばクライアントから「ここの歯擦音が気になるんですけど」って要望があった場合、それまでかけていたディエッサーっていうプラグインの設定をさらに追い込んだり、別のディエッサー、さらに別のマルチバンドコンプを重ねて追い込んだり、その瞬間だけボリュームを書いたり、なんとかして要望に応えたいと思うもので、実際に仕上がった音源はやはり良いものだと胸を張れるものをアウトプットできているかなと思う。

これが、とことん付き合って客を唸らせてくれる店のイメージ。

しかし、これが0か100かしか対応しない店舗の人がもしエンジニアだった場合、「あぁこれはもう元がこうだから」とかなんかそっけない感じで突っぱねて、最終的に、それまで色々繊細に作っているくせに、なんで歯擦音だけこんなに雑なんだろうっていう音源が出来上がりそう。めちゃくちゃ偏見だが。

自分は普段から前者の考え方なので、後者の人はなんだか勿体無いなぁって思ってしまう。

まぁ結局どの店を選ぶのか、どんなエンジニアにお願いするのか、そしてリピートはあるのか、客である自分たちが選択していけば良いだけの話。

とかまぁそんなことや色々と話をしていたら、思いの外時間が経過していた。
2時間無料の駐輪場だったが、無料時間を過ぎていたほどには。

しかし、彼とは最初期のジロリアン仲間だったが、この数年少し疎遠になってしまっていたため、その分を埋め合わせるように、数年分の二郎の話しができた気がする。
今回のアウェイ戦と言うのも、また多くのネタに溢れた一杯だった事もあり、いい機会、いいタイミングだったかもしれない。
良い二郎活動だった。

 

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|補足1|

後にXのポストで発見した記事だが、ヤサイコールには自動で「カラメ」も「少し」適用されるとのこと。

そのお気遣い、オートバランスカスタムはありがたいが、これは前情報がないと戸惑ってしまうかも。
そして「少し」の概念も一応あったみたい。
知らない単語ではなかったようだが、なぜあれほど「少し」という言葉を聞き取れなかったのだろうか。。。

とりあえずメモ。

 

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|補足2|

「ヤサイと言えばヤサイが増えます。カラメやアブラも入ってないです。」

以前に公式に言及していた、「自動でカラメ」はやっぱりやらないのか?

「言葉足らず失礼しました。」とのことだが、まさに言葉足らずな性格が垣間見えるようなポスト。


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|補足3|

「マシ、マシマシなどのコールには対応しておりません。」
とのこと。

 

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|補足4|

「ニンニク少なめ」は通るらしい。

この時は 「ニンニク少し」と答えてしまったが、「少なめ」だと通るけど「少し」だと通らないとかあるのか。
個人的にコールのやり取りはなるべく文字数少なめに簡潔にと思っているので、「少なめ」よりも「少し」の方が文字数的に簡潔かなぁと言う思いから「少し」を基準としていたが。
まぁ対義語の「多め」から考えると、表現としては「少なめ」の方が合っているのだろうけど。


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|補足5|

お食事は「最大」で20分以内に。

コメント欄が悲しいことになっていた。
ただ素直に受け止めて、これを踏まえて自分にとって選択肢となりうる店なのかどうか、心の内で決めるだけ良いものを、、、品がない。
底意地の悪い人たちってこんなに潜んでいるんだなと、恐ろしいな。