狙えそうだと思いつつ、その一つ前に入っていた予定が急遽想定外のトラブルで間に合わないかと思いつつ、焦りつつ訪問。
21:20
坂上でもなかなかの並びに接続。
この時間でここまで並びが伸びているのはちょっと異常。
この日の限定は先週から引き続き2週目だし、そう目新しいものはないはずだが、何でこんなに並んでるんや。
だがこの日は、先日の蓮爾新町一丁目店にて直系二郎欲が上がっていたのと、その手前の用事でストレス爆上がりしたのと、タスクが少しひと段落した所で、どうしても食べたい気分だったため接続。
よっぽどの事がないと宣告にならないこの店の安心感はやはり助かる。
21:34
営業終了時間を少し過ぎた時間だが、ようやく坂上最後尾。
しかし、同じだけ並びがあったとしても、上野毛店だった場合は早々に撤退を決断していたであろう並びだが、中山駅前店や生田駅前店だとまぁいっかって思う感じは、客層による部分は大きいかも。
この日もこの並びだが、まぁ健全に。
この週の限定は「トマたまつけ麺チーズ入り」。
おはようございます。m(._.)m pic.twitter.com/RPeRH2zJJD
— ラーメン二郎 中山駅前店 (@NKYMJIRO) 2025年5月23日
限定の中では250円と最高額メニューと言うことから、前回このメニューだった時にはちょっと自分のようなワーキングクラスにとっては贅沢品すぎて、手を出すには踏み切れていなかったのだが、ちょっと冷静に時間を置いて考え直す機会があって、やっぱり経験値的にも一度食べてみようかなと。
初めて食べる限定だが、今回も最近のトレンドの「薄味」「油抜き」で検証してみようかなと。
中山のつけ麺シリーズ全般通して、このカスタムの検証は初めてなので楽しみ。
こうして意識的に課題を設けて検証する食べ方も好きだったりする。
小 つけ麺 薄味 油抜き 申請。
当然の如く営業終了案内。
道路側1番奥席。
なんか安定感がなくてグラグラする。
座面がポロッと取れてしまわないか少し不安に。
待っていると、近場の二郎「系」店である「豚仙人」思われる店と勘違いして入ってくる年配の方がいる。
年配の方特有の、図太い図々しさ、怖いもの無さみたいなのを感じた。
さすがや。
いつも通りコール。
ヤサイ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し
まずはつけ丼着丼。
赤いトマトスープは、一見して辛いラーメンのようにも見える。
すぐに麺丼も着丼。
これまでのデータから、まずはニンニクとアブラは麺丼に。
そして、スープには麺を最後のひと掬いまでは「つけないスタイル」を徹底。
まずはスープを一口。
「あぁ、イタリアンや」と。
最近、楽曲制作で関わっているシンガーソングライターさんがリリースした楽曲が、まさに彼のイタリア旅行の思い出を綴った歌なのだが、口にした瞬間にしてそれが脳内に流れた。
しかし、この制作メンバーで以前この店に「ピリ辛!カレー汁なし」を食べに来たことがあり、自分達の中ではこの曲と言えばカレー汁なしなのである。
割とイメージするトマトつけ麺スープ。
自分の家の近くにもつけ麺屋があって、昔よく行っていた時期があったが(二郎に行き始めてからは一切選択肢に入らなくなってしまったが)、このトマト風なメニューもあった記憶があったので、まぁイメージの想定内。
ピザ感あり。
しかし思い出したことがあって、個人的にこの系統の味わいは、スープとして食べるのは正直そこまででもなかったかもしれない。
この店の周年でも「ピザ」って言う限定トッピングが恒例となっているが、自分は圧倒的に汁なしとして食べる方が好みだったりして。
ピザ自体は好きだし味自体は好きなのだが、固形的に食べる方が親和性が高いと感じてしまう。
もちろんハマる人はハマるのだろうけど。
特に女性やあまりラーメンに詳しくない層受けしそうな感じあり。
そして何よりも、今回はこの店にしては珍しく、温かった。
冷たくしめられた麺を漬ける前からこの温度だったので、ちょっと下ブレだったかなぁと。
まぁこの日はかなりの並びだったし、そんな時に限ってまた店主さんも不在と言う環境で、オペレーションも大変だったのかなと頷ける。
まぁこれも二郎。
と言う部分から、ちょと卓上で救済アクセント。
なんとなくピザには胡椒が合いそうな気がして、ブラックとホワイト両方かけてみたが、どちらもなかなか良き相性。
あと、途中まで失念していたが、「あ、これ薄味だけじゃなくて油も抜いてたんだった」って言うくらいには、油抜きも自然に違和感なく。
絶妙に飲みやすいスープで良い感じ。
自分のように「つけないスタイル」だと尚更、単純にスープとして飲みたいので、良き塩梅。
これから想像するに、他のつけ麺メニューでも、薄味油抜き仕様で問題ないように思った。
またの機会に。
ニンニクアブラ麺は、周知の通りめちゃくちゃ美味い。
キメの細かい繊細な麺は、一般人が勝手に想像してそうな二郎の粗暴なイメージとは真逆の、上品さを感じる。
豚は、十分な厚みがありつつホロホロ。
上質スペアリブ。
終盤になるにつれ、チーズ感が濃厚に。
気付けば、ヤサイがなんかこってりしてると思ったら、チーズが絡みついている。
モヤシチーズ。
叶うなら、もっと主張してもう少したっぷり欲しい。
しかし、底に沈める形ではなく、上に振りかけるスタイルだとどうなんだろう?と少し思ってしまった。
まぁそれだと、一瞬で一口目から平らげてしまう恐れもありそうだが。
府中店のチーズトッピングみたく、塩分乳化促進調味料的な考えなのだろうか。(当ブログを始める前に食べた内容のため記録なし)
そしてメニュー名の「たま」の部分である「玉葱」は、正直気付かないくらいに存在感なく。
この店のこの玉葱シリーズ、いつも思うが、蓮爾のたまラーメンくらい、1cm角くらい存在感出して良いんじゃないかと思うのは自分だけだろうか。
なんか中途半端に感じてしまう。
終盤、スープ割りするか迷いつつも、オペレーションも大変そうだった感じもあり、辞めておく。
温度復活が期待できそうだったが、薄味油抜き仕様が既にグビ飲みするのに丁度良い塩梅過ぎたと言う部分もあり。
もう少し重く濃かったら、迷いなくやっていたかもしれないと言う諸刃の剣。
丁度良すぎるのも考えものになる場合がある、と言う部分も知る。
と言うことで、ようやく最後の麺をスープ丼にドボン。
チーズが意外と残っていたので、最後まで楽しんでそのまま完飲。
今回はやはり、ただただ温度が低かったのが残念。
これだけで、本来のポテンシャルを大幅に発揮できていなかった感じあり。
この日の気温が、ここ数日の中では低めだった事もまた運が悪かった。
この日は普通にデフォルトにしていた方が良かったかもしれない。
あと、個人的にトマトラーメン系がそこまでではなかったかもしれないと言うのも、自分の事なのに意識していなかった発見。
それ以外は、やはり安定のクオリティの高さを感じた。
つけ麺での「薄味」「油抜き」の可能性も分かったし、経験値としてはとりあえずミッションクリア。