カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 中山駅前店 - 「ち〜たま汁なし」初食。薄味の影響か想定していたよりも上品で落ち着いた仕上がりでインパクトは薄目かも。陰影の深くなったカタカタ麺は鶏油コーティングで艶かしいグラビア麺。スープ割りは想像していたよりも家系感は控えめ。玉ねぎ要素は最後まで分からず。もっと食べたかった。カタカタって何ですかイベント。

最近邂逅する機会があった中山駅前店の常連フォロワーさん達が、最近自分の殿堂入りカスタムを試してくれたみたいで、中山欲が高まってきていたこの頃。

TNB助手さんもお勧めされていたと言う事実は知らなかったので、これは正直かなり嬉しいかも。

そんな中、機会に恵まれて訪問。

21:07

坂上ちょい下くらいに接続。

この週の限定は、GW限定の限定かと勝手に思っていた「ち〜たま汁なし」。

このメニュー、昨年に引き続き今年も食べそびれていて、ちょっと悔しい思いをしていたので、この日は是非ともとこれ狙いで。

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SNSなどの予習から、

ち〜 > 鶏油
たま > 玉ねぎ

の事らしい。

最近のマイトレンドである「油抜き」をもし申請した場合、メニュー構成が分からないが、鶏油は入るとして、デフォルトの油が入る入らないでまた変わってくる。

・デフォルトの油がもし入るのであれば、それを抜いた純度100%鶏油で食べられるのか?
・デフォルトの油が入る入らない関係なく、油という油全て抜かれて、「たま汁なし」となるのか?

前者は少し気になるが、後者だった場合はそこまで惹かれない。

「油」を冠しているメニューであるだけに、こういう迷いが発生する。

「デフォルト油抜きで鶏油のみで」とかって言う申請をしてみるかも少しよぎったが、鶏油100%かもしれない状態で言っても恥ずかしいし、第一、あの流れるような申請の状況、タイミングで伝えるには非簡潔すぎる。

とかまぁ、色々考えたりもしたが、このメニュー自体が未食と言うこともあり、そこまで冒険的なことはしなくてもいいかなと。
自分の中のオールドスクールカスタムの「薄味 カタカタ」で行こうかと。

確認係は若い眼鏡の小柄な方。
久しぶりに見るが、過去に一度彼の確認係の時があったが、質問内容が分かりやすくて、下手な高圧感などもないので、窓口係としては好感だったことを覚えている。

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と言うことで、滞りなく、

小 汁なし 薄味 カタカタ

申請。

並んでいる際に、そこそこ離れた先に超常連さんの姿が見えていたが、この距離だとこの日は話すことはないかなぁと思っていたが、運良くというか何というか、お隣の席に。
分からないもの。

相変わらずの圧巻のすり鉢を。
この日はこれまでにない体感量との事。
いやまぁそうでしょうよと。

しかし、レンゲとお箸を駆使して、パスタでも食べるようにグイグイと持ち上げては吸引。
何度となく見たことのある麺のはずなのに、彼の丼(鉢)の麺はなんだか重量感が漂う。
自分の知っている麺じゃないように見える。

それを横目に、カタカタからコールタイム。
小柄な助手さんがコール担当とのとこで、めちゃくちゃ久しぶりに、「いつも通りでいいですか?」ではなく「カタカタの方ニンニク入れますか?」とのことでしっかりと返答。

ヤサイ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し

盛り付けを始めると察してくれたのか、しごできTNB助手さんが颯爽とフォローするように動く。

着丼まで待機していると、全く初対面の隣の方が、予想だにせず「カタカタって何ですか?」と話しかけ。
数年この店に通っているらしいが、初めて聞いたとの事。

逆に自分はもうこの数年、カタカタがスタッフさん達にまかり通り過ぎて、他の仕様で食べるのが難しいくらいにはカタカタだが。

博多ラーメンとかでもよく知られている硬さだと思っていたが、もしかしたらカタカタではなく「バリカタ」として認識していたのだろうか?

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まぁ馴染みのない人には馴染みないのか、とりあえずカタメの更にカタメと言うバージョンです。
という形で説明を。
何だか面白いやりとりだった。

着丼。

この日もこの店にしては少しキャベツ率は低めかも。
アブラは肉カス系っぽいあまり見ない感じのやつも。

まずはアブラサラダから。

頬張れば相変わらず目が覚めるような鮮度。
この店の温野菜、本当に信頼できる。旨すぎる。

汁は、この店の汁なし系にしては割と多め。

蓮爾のラーメンのスープくらい。

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薄味申請により、落ち着きすぎてしまわないかが少し懸念事項だったが、意外とこの落ち着いた仕上がりも悪くないなと思った。

普通に上品な味わいで旨い。
全然飲めてしまう。

自分にはこれくらいで良いかもしれない。

鶏油の感じも、くどい重さはなく、「油抜き」は考えなくて良さそうだなと思った。

まぁしかしこの申請による部分も大きいとは思うが、このメニュー自体は、自分が想定していたよりもインパクトは薄目だったかもしれない。

カタカタ麺は、「カタカタ」と言う表現からしてハードそうな印象で怪訝する人もいそうな気もするが、中山のカタカタは絶妙なマイルドさで上品仕立て。

シルキーでハリのある仕様は、汁なしとの親和性が本当に良い。

陰影の深くなったカタカタ麺は、鶏油コーティングで艶かしいグラビア麺。
めちゃくちゃ旨い。

ふと、なんか隣の方とつい先ほどカタカタの話になった所、結局実物がどんなものなのか、すぐここにある状態で、気になっていそうだったので、ちょっと迷ったが、「ちょっとこれ、カタカタの麺食べてみますか?」と。

我ながら少し思い切ったことしたなぁと思ったが、せっかくなのでお裾分け。
怪しさ100%だったかもしれないが。

最近一部の方に自分の好きなカスタムを理解して頂けたことが正直割と嬉しかった部分もあり、少しでも見聞を広めて欲しいなという思いがあり。
大抵の人がまず理解しようともしない感じあるので。

まぁ別に広めたい訳ではないが、単純に知ろうもせずに無知なままでいる人たちがなんか勿体無いなぁっていつも思ってしまうので。
余計なお世話と言われたらそれまでだが。

自分だったら、どうせ知るなら早いうちに、もし数年後に知ったら、この思考停止で食べていた数年分を食べ直したくなると後悔すると思うので。
まぁ大抵の人がそこまでの考えに及んでないのだろうけど。

豚は、最近の中ではかなり控えめ。

まぁでも久しぶりに食券タイトル通りに2枚。

これまでが食券タイトル詐欺な上ブレを頂くことが多かった事もあり、本来はこう言うものだと、たまにこうして初心で食べると言う、普段のありがたみを感じつつ。

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部位や仕上がり的には最高に美味かった。

残り少しと言う辺りで、スープ割りを。

鶏油ベースと言うことで、家系ラーメンを連想していたが、黄色いアブラ成分が浮かんだ光景がもう家系。

まぁでも元々薄味にしていたと言う事もあり、スープと鶏油だけだと思ったよりかは家系感はなく。
少しだけ卓上カエシで醤油感を足してみるも、まずまず。

まぁでも別に家系にしたい訳ではなく。
普通にスープとして旨い。
やっぱりスープが旨い。

自分が薄味を始めたきっかけが、汁なしのスープ割りでスープに感動したからと言う部分もあり。

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もうこのスープだけ飲ましてほしいと思ったのが始まり。

ここでふと気付いたことが、この店の汁なしのフライドオニオンが凄く良いと言うこと。
スープ割りをしてもそこまで下手にシナシナにならずに、ちょっとしたザリッとした桜エビ感というか、歯応えが残る感じ。

以前に大輝家のフォロワーサービスで食べたフライドオニオンは、これを想定していたら思いの外すぐにシナシナになってしまった記録があり。

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これは、実は大輝家のものが普通で、中山店のフライドオニオンが良いやつなのではと。
こう言う素材選びの部分も信頼できる。

完飲。

体感ボリューム感は控えめだったかも。
美味しすぎてもっと食べたかった。
玉ねぎ要素は最後まで分からなかった。

店を出ると、先に退店して雑談していた超常連すり鉢さんとラストの身内様と合流。
突発的に発生したカタカタイベントの話や、この店のカスタムの話など。

人間割とルーティーンで動いている人も多くて、この付近の時間帯で定点観測していると、決まって見かける人っていうのが大体分かってくるとか何とか。
まぁ自分もその一人。

そして、別れの挨拶が当然のように「また明日」と言うお2人に流石の常連の貫禄を感じつつ、解散。