この日は、楽曲制作で関わっているシンガソングライターさんのレコーディングにディレクションとして参加。
終了予定時刻から考えて、終了後に制作メンバーで二郎コース、ありかも?と言うことがモチベーションとなり、思ったよりもスムーズに。
「馬の鼻先にニンジン」ならぬ、「ジロリアンの鼻先に二郎」。
決行確定。
この日は、中山駅前店は定休日。
上野毛店は最近並びが読めず、並ぶ時はかなり並ぶ時があるので、不慣れなメンバーを連れて行くにはちょっとハードルが高い。
あと、自分は前日行ったばかりと言うこともあり。
まぁこのメンバーで既に中山駅前店と上野毛店には訪問しているので、自分のホームの最後の1店である生田駅前店を、このタイミングで抑えておくのも悪くないなと。
20:34
近くの駐車場に車を停めていざ。
ギリギリ車庫エリアに入らないくらいに接続。
その後、順当に行けば、店内待ち椅子残り3人分と言うことが発覚。
今回4人で来ていたので、そのまま入場した場合1人だけロット別れになってしまう。
それはちょっとあんまりなので、後続の方3人を先にお譲りして、ロット1番目からリセットして4人まとめて入場と言う形で。
どう食べるかだが、この店舗が初だったり、二郎そのものが初のメンバーもいるが、そう言うメンバーはとりあえずデフォルトで食べるのが良いのだろうけど、自分と来たからには、あえて自分の好きな食べ方で行ってみたいとのことで、全員「油抜き/薄味/カタメ」で。。。行きたい所、メンバーの一人がどうしても「カタカタ(カタメのカタメ)」で挑戦してみたいとのこと。
そのメンバーは、実はこの店のすぐ近くに住んでいて、自分と関わるようになってからちょくちょくこの店を訪問するようになったようなのだが、自分が以前にカタカタと言う仕様でも食べたことがあると言う情報を与えてしまったがために、凄く憧れを持ってしまった。
それで、何度か挑戦してみたらしいのだが、結局ただのカタメに変換されてしまったとのこと。
しかし、今回自分がいると言う状況で申請したら行けるんじゃないかとの謎の期待の上で、チャレンジしてみたいとのこと。
自分でも正直面倒くさいカスタムをお願いしている自覚はあるので、「まとめて4人これでお願いします」と、シンプルに一気に申請したい気持ちはありつつ、かといってカタカタに合わせるのは、初訪問のメンバーに食べさせるものとしては少し違う気がするのと、個人的には色々と食べ比べた結果、「カタメ」が自分にとって丁度良かったと結論も出ているので、もう今はこの店のカタカタには興味がなくなっている状態。
地味にややこしくなってきた。
と言うことで、彼はとりあえず個人で頑張って挑戦してもらうことにして、自分は3人分の申請をすると言う流れで。
自分はいつも通りに小ラーメンを。
カタカタに挑戦しようとしているメンバーは同じく小ラーメン。
二郎初訪問のメンバーはミニラーメン。
生田初訪問のメンバーは、豚は食べたいけど量は食べられないとのこと。
上野毛店の「小ぶた麺半分」と言うような、ピンポイントな食券があればスムーズなのだが、この店にはそれがないので、小豚で麺半分に。
また事前申請がややこしくなる。。。
なんとなくこの食べ方の需要もあるような気もするので、このパターンの食券も欲しい所。
地味にそれぞれアクが強い感じになり、店側には申し訳ないと思いつつ、申請のタイミングを固唾を飲んで待機。
そこでふと、メンバーの一人が「お持ち帰りチャーシュー」の案内を見つける。
おはようございます。
— ラーメン二郎 生田駅前店 (@ikuta_jiro) 2025年5月28日
告知済みになりますが、本日5月29日(木)はお休みになります。
お持ち帰りチャーシューですが、列に並ばなくても大丈夫です。営業時間内に店員にお声かけください。
よろしくお願いします。 pic.twitter.com/49LcleIOut
この後向かう予定の場所で、これを食べたら最高なんじゃないかと、いきなり突拍子のない提案。
自分も以前から気にはなっていたが、普段この店に来る時は仕事の途中だったりすることが多く、帰るまでそれを持ち運び続けることになるのはちょっとなぁと、なかなか手が出せずにいたので、これは食べるなら今しかないなと。
最初こそいきなり何を言い出すのかと、一蹴しそうになるも、冷静に考えると意外とありなのではと。
と言うことで、緊急会議の結果、購入決定。
時間も閉店に近かったし数量限定とのことなので、残っているか少し懸念もあったが、普通に購入できた。
仙川店のお土産ラーメンみたく、帰り際に渡される感じではなく、もうその場ですぐに用意して渡してくれる仕様。
楽しみや。
そうこうしていると、食券見せてくださいタイム。
3人まとめて
油抜き 薄味 カタメ 一人麺半分。
その後カタカタの彼が申請するも、微妙に耳馴染み悪かったか。
確認の助手さんと店主さんの耳打ちやりとりが長い。
いつになく長い食券提出時間となり、食券を見せ続ける腕も疲れてくる頃、スタッフの皆さんや同ロットのお客さんには少し申し訳ない気持ちになりつつ、とりあえず自分の申請分については滞りなくいって一安心。
さて、店主さんの麺揚げが始まり、間も無くコールタイム。
本来なら、カタカタ申請である彼からスタートするであろう所だが、1番席である自分からスタート。
案の定カタカタはカタメに自動変換の模様。
やはりいつの間にかカタカタはできなくなったものと考えて良いだろう。
とりあえず彼に人柱となってもらう形となったが、ひとまずデータとして。
ヤサイ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し
いつにもマシて整った小綺麗なビジュアルから、期待しかない。
前菜のアブラサラダから胃を馴染ませつつ食べ進める。
麺のコンディションはかなり良好。
口馴染みの良いスタイリッシュなカタメ加減は、よく知っている良い時の仕上がり。
豚も生田らしさ全開の、スマートでホロッと、素直に旨い。
スープは、もう何度となく食べているが、やっぱりこの仕様本当に好み。
醤油がとってもジューシーで、病みつきになる味わい。
薄味とは言え十分な味。
前日に食べた上野毛店のデフォルトにて、生田の薄味と味の出方が同等くらいだと感じたが、今回はまた逆で、この薄味仕様は上野毛のデフォルトと同等くらいの味密度、濃さ加減だなぁと改めて確認。
序盤だけに留まらず、最後までクリアにこのキレの良いコンディションを維持し続けていたのも、改めて凄く良かった。
癖になる味わいで、当然のように完飲。
とにかくコンディションの良い時の生田らしさが詰まった一杯。
シンプルにめちゃくちゃ旨かった。
事前確認にて、色々と同行者の注文事が多くて申し訳なかったが、安定した上ブレ対応頂き大感謝。
食べ終わり、一応メンバーに感想を伺う。
初めて直系二郎を訪れたミニにしたメンバーは、割と食べられてしまいもう一杯ミニが食べられそうだったと言う事。
ちょっと慎重になりすぎてしまっていたかもしれない。普通に小でも良かったかも。
初めてこの店で食べたメンバーも、今回の仕様のスープが凄く美味しくてかなり飲んでしまったと。
これは提案して良かった。
その後は、お楽しみのデザートのチャーシュータイム。
いったんこの店の近所の友人宅で豚の解体を任せる。
カメラを持たせておいたが、抜群の撮れ高。
エ グ イ 。
鍋に入れておかしなテンションで向かう先は、とんもり谷戸。
ここで蛍を見ながら豚を喰らうと言う、恐らく誰もがやったことなかったであろう企画を。
個人的に毎年ここで蛍を見るのが恒例行事。
今年も個人的に既に訪問済みではあったが、ラーメンと抱き合わせる形じゃない感じで訪問したので記事にはしていなかったが、良い感じだった。
この機会なので、その時の撮れ高を↓
とんもり谷戸(川崎市宮前区)
— su﨑m□□ (@msutheki83) June 21, 2025
ホタル
2025年6月 pic.twitter.com/4sinaQnyMq
一斉に大量に飛び交う様は、花火大会のフィナーレを思わせてくれるような、演目のようなファンサを感じるほど見応えがあった。
メンバーに近くでこんな場所があると伝えると、みんな蛍をまともに見たことがなく、山奥の方まで行かないと見られないものだと思っていたらしく、即答で行こうという流れになった。
22:16 着。
かなりの暗闇なので、見ながら食べるのはやっぱり現実的ではないと判断して、近くのベンチを見つけて、とりあえずそこでいったん食べる事に。
鍋をオープン。
否が応でもアガる。
真ん中の脂身の部分のオーラがヤバい。
と言うことでみんなでつつく。
最高としか言いようがなかった。
結構醤油がしっかりと溜まっており、これにしっかりと漬けて食べると最高。
しかし、飲み物を用意することを忘れていたのが痛恨。
ビールが欲しかった。
せめてコーラとかが欲しかった。
若干喉渇き系もあったが、次の一口を更に醤油に多めに漬け込めば問題なし。
水分は醤油で補う。
この心地良い涼しい夜のアウトドアで食べると言う状況もアガる。
二郎を食べた後だったし、少しつつくくらいになるかなと思ったが、なんだかんだで4人いればほぼ食べ切った感じに。
残りの醤油タレは、流石にこの場では消費しきれないので、鍋提供の生田在住の彼に託す事に。
白いご飯に垂らすだけで何杯でも食べられそうだし、追い豚や玉ねぎなどで豚丼、じゃがいもで肉じゃが、豆腐で豚どうふ、あらゆる煮物、チャーハンの味付け、とにかく旨い調味料になること間違いなし。
果てしなく夢が膨らむ。
恐らくこの場所で生田駅前店の豚を食べた人は初めてだろう。
だからと言ってなんだと言うのだが、言えることは最高だったという事。
いったん鍋を車に戻してからホタル鑑賞へ。
旬の見頃が6月頭、時間は20時くらいがベストなので、時期的にも時間的にもピークから外れていたので、誘った手前見られるかどうか不安もあったが、ポツリポツリと普通に飛んでいて一安心。
まぁ例え見れなかったとしても、豚をここで食べたと言う事実ですでに元は取れていたが。
完全に癒し空間。
心なしか空気も美味しい気がする。
メンバーもこんな近場で見れる場所があるんだと驚いていた。
それは紹介した冥利に尽きるかもしれない。
それにしても休日感が凄い。
レコーディングとかしていたのが実際はその日の昼間なのに、随分前の日のように感じられた。
擬似的にも、束の間の夏休み感。
満喫した。