カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン 登良治郎 - 友人のヤミ市ライブついでに初訪問。豚やスープのほのかな甘味のある感じが非乳化にした横浜関内店感。麺の部分で、店主さんの出身店と噂される蒲田店、526 武蔵小杉 の系譜も思い出す。半端な説明書きや店の構造などの部分で少し思うこともあったが、ラーメンの内容としては想像以上に美味しかった。ヤミ市もライブも満喫して充実した休日。

この日は、最古のジロリアン友人のライブが横浜白楽のヤミ市であるとの事。

www.rokkakubashi.jp

その友人の友人が、その場所にある今回の「登良治郎」にハマっているらしく、ついでに行ってみようかな、なんて思っているとの事。

自分も未訪問ではあるが、今は亡き「蒲田店」なのか「JR西口蒲田店」なのかの出身だったり「らーめんいのうえ」の店主さんの先輩だったりと言う噂もあり、気にはなっていた。

ameblo.jp

ryuryuryuseijinn.blog.fc2.com

youtu.be

w.atwiki.jp

個人的に行きやすそうだったのと、ついでにその店に寄ってみるのもありかもと思ったのと、ヤミ市自体も長年東横線沿いに住んでいながら未訪問で気になっていた部分もあり、色々と付加価値もあって行ってみようかなと。

ついでに、共通の音楽友人でありラーメン友人でもある横浜方面の友人も召集しようかなと。
3人で訪問。

待ち合わせ時間だが、彼はライブも控えているということで、下手に混み合って遅れることは避けたいとの事で、安全を見て夜の部開店の30分前、17:30に駅前集合で。
絶妙に電車の時間が中途半端で、意外と早くて 17:20 合流。

とりあえず店をチェック。

全然余裕あり。

まぁ缶でも空けながら、今回の会場や商店街の周囲をぐるっと。

なんだかんだでそこまで広い訳でもなく20分前くらいには戻ってきてた。

まだ全然余裕そう。

普段の混雑状況を知らないし、知っていたとしてもこういう街を上げてのイベントのタイミングだとまたイレギュラーがあるかもしれないし、読めなかった。

まぁとりあえず、お品書きで予習。

小 > 約280g
大 > 約430g

豚マシにすると +200円。

気になったのは、
「つけ麺 1050円 / 汁なし +100円」
と言う表記だが、これだったらつけ麺は、汁なしと同様に、「+50円」とした方が、大なのか?豚マシなのか?などにフレキシブルに対応できそうだが。

それとも、そもそも、つけ麺に関しては、大か?小か?豚の枚数は選べないのか。

まぁ初めてだし、「小ラーメン豚2枚」かな。

などと作戦を練りながら待機。

17:59 開店。
結果として一番乗り。

まずは入ってすぐの食券機で食券購入。

食券機は、最近の二郎各店でよく見かけるものと同じものと思われる。

最近のスタンダードなのか。

小ブタ2枚 1000円 を。

ナチュラルに木を生かしたカウンターテーブル。
席ごとに木で敷居が。

カウンター部分にて、色々と案内事項。

食券機では取り扱っていなかったトッピングも色々あるみたい。
食券機自体は開けていない窓もあったし、もう9項目くらい追加できそうだが、あえて現金対応なのは意味があるのだろうか。

マヨネーズは無料らしい。
汁なしには合いそうだが、ラーメンにはどうかなと思って、今回はスルー。

注文の仕方などもまた別紙で。

こちらにもトッピングのことが載っていたが、マヨネーズは消された跡が。
消すなら両方消した方が良い気もした。
黄色の方だけしか見ていなくて気付かない可能性もあるので。

コールについては、一部直系二郎店では地雷ワードとされている「増し」「増し増し」を許容しているっぽい。

sumoji.jp

しかし、このコールの表記の「何も言わなければコレ」って言う部分。
「濃さ」や「あぶら」の部分の表記的に、デフォルトで既に「並量」のカラメやアブラが乗っていると言うことなのだろうか。
と言うか、アブラは絶対に乗る感じなのだろうか。。。

直系二郎店だと、基本的にデフォルトではカラメやアブラが乗っていないので、そういう感覚で行くと違うのか。

「濃さ」のカテゴリーの部分で、「増し」「増し増し」と統一しない表現になっている感じも、整合感がなくなってあまり美しくない。
この流れで言えば、「増し」である部分が単に「からめ」ではなく「からめ増し」になるはずでは。

逆に、もしかしたら、一段アップの「増し」である部分に「からめ」があると言うことは、「野菜」「あぶら」のカテゴリーの部分の「増し」である部分が、直系二郎で言う所の、単に「ヤサイ」「アブラ」のワードのみコール相当と考えても良いのかも?

個人的に、こういった初めての店では、とりあえず様子見でよっぽどのことがないと失敗しない殿堂入りコールである、
「ヤサイ ニンニク少し アブラ少し」
で行こうと思っていたのだが、「アブラ」と「ニンニク」のカテゴリーにおいて、「少なめ」もしくは「少し」に該当する表現がない。

ブースト方向のみのカスタムしかできないのかと。
やたらブーミー方面なカスタムしか取り扱い表記無し。

その中でも、野菜のカテゴリーの部分のみ、「少なめ」と表現している部分はあるので、「あえて」他の項目は書いていないと言うことは、やっていないのか。
ここまで丁寧に書いてくれているので、書かれていないことは禁止事項なのかなと、逆に慎重になってしまう。

コールの順にしても、この説明書を見る限りは、なんとなくニンニクはコールとは別枠みたいな?
まず「ニンニク」について言及してから、「野菜」「濃さ」「あぶら」でお願いしたい感じなのだろうか。
相模大野店スタイル。

youtu.be

踏まえて、どうコールするか。。。

一応訪問前にこの店で検索してみたら SUSURU TV. の動画もあったので予習してみたが、「ヤサイ → ニンニク → アブラ」でお願いしたとあった。

youtu.be

いやはや、この説明書きを色々と完全に無視して吹っ飛ばして、なんともマイペースに直系二郎と同じような感覚でコールしてるなと言う感じだが、まぁこうしてアポを取って取材した上でこういうコールしているってことは、それで良いんだろうなとも察せられる。

友人にどうするか聞くと、ヤサイ ニンニク アブラ と、普通に SUSURU TV. カスタムで行くよう。

自分はとりあえず書かれていないからできるか分からないけど、ニンニクは「少なめ」、ヤサイは「増し」、アブラは「少なめ」が欲しい所、言わなくても乗っているであろうけど、とりあえず SUSURU TV. 同様に「あぶら」で。

ニンニク少なめ 野菜増し あぶら

まずは友人のコールからだったが、そこから意外と待ち時間。
なんとなくモヤシを茹でた時の匂いが立ち込めるのが分かったが、コールしてから茹で始めると言う段取りなのか。

とりあえず着丼。

ヤサイの盛りもなかなか良い感じ。

豚は綺麗な@系で、横浜関内店を彷彿として見るからに旨そう。

www.camekojiro.com

しかし、全体的になんかビジュアルが白い。
ヤサイはモヤシ率が高いので白い。
プレーンアブラの白。
丼は赤い模様は見えるもののほとんど消えかけて白い。
スープは、後述するが実際はがっつり醤油の黒いビジュアルだが、少ないので着丼時に目視できず白い。
カウンターの色が白っぽいナチュラルな木材。
照明は蛍光灯な感じ。

そう言う部分もあって、ちょっとぼやけたように見えてしまった。
直系二郎店がカウンターが赤い場合が多いが、やはり着丼した時の見栄えというか、バックとのコントラストで見た目がよく見えるように考えられているようにも感じた。

とりあえず、友人の「ヤサイ」コールと自分の「ヤサイマシ」を比較してみたが、そこまで差を感じなかった。
と言う部分から、やはり上記の考察の「からめ」と「増し」が同じポジションにある部分から、同じと考えて良さそう。

カラメは、あの説明書きだと、デフォルトでかかる可能性も考えられたが、真っ白いビジュアルからかかっていなさそう。
「並」と言う表現が曖昧すぎたが、「並 = カラメ抜き」と考えて良さそう。

これなら「うすめ」の矢印は左側ではなく右側に出すべきかな。
右に行くほど量が増えるものだと普通は思うと思うので。
これがいわゆる自分の生田駅前店と中山駅前店の殿堂入りである「カラメ少し」と同等なのではと。

そう考えると、アブラの「並」と言う表現も、実は「抜き」と言うことだったりして。
「並」っていう言葉は適切ではない気がした。

思い返せば、まず「何を持って並なのか」が不明すぎた。

とりあえず説明書きに置いて不明瞭だった点で判明した部分はこんな感じ。
この表はもう少し言葉のチョイスを考え直して作り直した方が良い気がする。
逆に惑わされる。

さて実食。

ヤサイとアブラは結構良い鮮度なので、そのままでも悪くはなかったが、やはり味が欲しい。

このヤサイ量だと、カラメが少しあっても良かったかもしれないが、まぁ丼の縁をかき分けて、スープを回し掛けしてから食べれば問題なし。

スープは、思ったよりもがっつりキリッとした非乳化。

少し奥の方で甘みを感じるが、それがまた食欲増進剤。
重くなくて飲みやすい。
非乳化系好きの自分としてはかなり好み。

麺は、特に指定していないけど、適度に硬め寄りのチューニング。

カタメ麺好きの自分としてはかなり好み。
適度に細いのも、この硬さに合っていて旨い。

自分の馴染ある所で言えば、今は亡き ラーメンこじろう 526 武蔵小杉店 が思い浮かんだ。

www.camekojiro.com

ラーメンゼンゼンの店主が526武蔵小杉の麺を「世界で一番好きな麺」と称していたように、カタメ方向の麺が好きな人には結構刺さる感じあると思う。

記憶がうろ覚えだが、系譜で言えば、ラーメン髭 辺りにもほんの少し通じたりするかも。

www.camekojiro.com

出身店から窺えるが、今は亡き JR西口蒲田店、鶴見店、武蔵小杉店 に通じそうなタイプ。
こんなタイミングでこの系譜がまた食べられるとはと、少し感動。

豚は、しっとり柔らかで解ける仕様。

どう考えても旨い。
ジューシーさもある部分から、脂質率も高いのか、見た目の割に意外と重さを感じられる。

せっかくなので、卓上に唐辛子を試してみたが、これが思いの外馴染み良好。

すごく合う。

意外と飲めてしまい、結局完飲。

旨かったと余韻に浸りつつ水を流し込んでいると、久しぶりに二郎/二郎系を食べたと言う友人から豚のキラーパス。

若干胃がもたれてしまったようだ。

どうしたと、彼の残りスープを見ると、トッピングアブラがぷかぷかと。
スープの表層も、自分のスープでは見られなかった程に厚めの油膜を確認。

推測するに、トッピングアブラを沢山スープに溶かしてしまったがために、スープのコンディションが必要以上に重くなってしまったのだろう。

「トッピングアブラとニンニクは必要以上にスープに溶かさない。」
これがもう何杯も食べてきた自分が導き出した答えなのだが、ここをミスったっぽい。

コールをしたとしても、温存せずに序盤からもう野菜や麺、豚と共に食べ切るのが鉄則。
いわゆる逆味変的な感覚。
味変状態からスタートして、序盤に食べ切ってプレーンにしてその後最後までと言う感じ。

せっかく良いバランスで作られたスープが、必要以上に油っぽくなって台無しになってしまうのは勿体無い。
スープのコンディションを良い状態に保つよう心がけることで、最後まで一番美味しい状態が楽しめるのである。

しかし、意識してもなかなか難しい問題でもある。
そこで「少し」コールが生きてくるという訳である。

店にもよるかもしれないが、少なくとも自分の通い慣れた店では、少しコールにしておけば、そこまで意識しなくても、例えスープに溶け込んだとしても大事になるほどではなく、良いコンディションを保ってくれる。
脂耐性のある人や、その変化を求めている人なら全然問題ないが、自分もそうだが、少なくとも彼は、脂耐性も弱そうだし、要復習かな。

と言うことで退店。

食べ終わり、ふと、厨房に向かうカウンター右奥に座っていた友人の椅子を見ると、なんか妙にはみ出しているなと思ったら、カウンターの下に柱があって仕舞えない状態だった。

もしかして、股を強制的に開いて柱を挟む形で座る席だったのかと。
この場所を席としてお客さんに提供するのはどうなんだろうと思ってしまった。

結論として、半端な説明書きや、店の構造などの部分で少し思うこともあったが、ラーメンの内容としては想像以上に美味しかった。
豚やスープのほのかな甘味のある感じが、非乳化にした横浜関内店と言う感じ。
そして、麺の部分で、店主さんの出身店と噂される蒲田店、526 武蔵小杉 の系譜も思い出すことが出来た。

次回来ることがあったら、人柱として「あぶら」を少なめコールにしてできるかどうか。
今回のしっとりと脂質があるタイプの豚だったら、少なめくらいの方がバランス良いと思った。
そう言う部分も確かめてみたい。

その後は、その友人のライブまでまたヤミ市を一通り。

意外と範囲自体はそこまで広くないので、商店街もメイン通りと真ん中の路地の通りと、一通り回っても意外すぐに見て回れてしまう。
美味しそうな出店もいっぱいあったので、そう言うのをゆっくりつつきながら巡れば良い時間になるのが本来の楽しみ方なのだろうけど、がっつりラーメンを食べた後なので、固形物系はちょっとそこまで手を出す気にはならず。

ライブイベントも、複数の箇所でステージはありつつも、微妙に時間が被っているので、色々と見て回ると言う時間の使い方はできず。

結局コーヒーで時間を潰す感じで。

ライブは凄い楽しかった。

地元にいた頃からなので誰よりも長く知っているミュージシャンだが、彼の演奏は聴いていると自分もやりたくさせてくれる何かがある。

モチベーションになった。

ヤミ市の雰囲気も存分に楽しむ事ができた。

涼しい夜に外で飲む酒も旨い。

充実した休日。