微妙に宣告が危うい時間だが、狙えそうだったので訪問。
21:38


屏風エリアから切り替わるところに接続。

顔馴染みの常連さんを4人前に確認。
この日はロットの間隔的にもそこまで接近するタイミングなく、軽く会釈する程度で。
換気扇の上、エアコンの室外機の影響か水滴が降ってくるエリアあり。

まぁ暑いのでむしろ丁度良い。
大ラーメンを。

前回の反省から、スープをどこまで飲めば良いのか対策で思い付いた「飲める分だけ貰おう」作戦で、「スープ少なめ」と言うのがどんな感じになるのか、今回の課題。
食券確認に出てきた助手さんに申請。
油抜き スープ少なめ
申請。
しかし、「スープ少なめ」という表現がいまいちしっくりきていなさそうな雰囲気。
小ラーメンだと少ないけど、大ラーメンだと多すぎるって人が、たまに「大ラーメン麺少なめ」と言う注文をしていることがあるが、その応用バージョンみたいな感覚でできるものかなとちょっと安易な発想からだったのだが、そう単純なものではなかったのだろうか。
思ったよりも難題だったら取り下げようかとも思ったが、ちょっと確認しますの後に、ちょっとやってみますと言う返事を頂き、とりあえずどんな感じになるのか、楽しみに待機。
お手数かけます。

熱源であるスープを減らすことによって、この暑い季節でもそこまで怯まずに食べられるのではとか、前半は汁なし的な感じで食べられないだろうか、など、妄想していたらコールタイム。
ニンニク少し アブラ少し ヤサイ





この日も見るからに絶対に良い豚。
そして、こういう豚に余裕がある日は、最近お馴染みのニンニクが「オンザ豚」仕様。
ヤサイも必要十分量。
ありがたい。
スープはと言うと、よく見たことのある、いつも通りに「なみなみ」。

「少なめ」申請で、やってみますとのことだったけど、どう見てもいつも通りな水量に見える気がする。。。
一応過去の上野毛店の写真も見返してみるも、やっぱり同じように赤い淵のラインかかるくらいの水量。
もしかしたらこれでもほんの少し少なくして頂いていたのかもしれないが、かなり誤差のような。。。
自分としては、一目で少なくなったのがしっかりと分かるくらい、もっとがっつり少なくして頂いて良かったかも。
着丼時にスープが目視できないくらい。せめて赤のラインに届かないくらいの感じ。
まぁ単に「少なめ」と言う表現の捉え方は、各々の裁量によってかなりアバウトなので、がっつりと「半分」と言う表現の方がイメージに近いものになったかもしれない。
あとは、一重にこの「スープ」と言う表現。
自分としては、構成している「醤油」「油」「だし汁」「化調」など、、、全てをひっくるめた全体の事を意味していたのだが、「だし汁」の部分だけを指しているとも捉えられかねない。
そうなると、醤油多めバランス、すなわち「しょっぱ寄りカスタム」となる訳で、それはそれでちょっと自分のイメージとは異なってくる。
まぁとりあえず実食。

普通に飲みやすくて美味しいスープ。
と言うか、単純な油抜きにしては味が少し丸くなっている気もする。
以前に殿堂入りしていた、「少し薄味」にも近いくらいに優しい方向で、上記の懸念事項だった「だし汁の部分だけを少なくした」と言う方向とは逆な味わい。
味に関しては普通でいいですかと確認された気がするので、この丸みは今回のヤサイ量によるものかもしれない。
まぁでも普通に美味しかったので、これはこれで全然オーライ。
今回は切り替えてこれを楽しむとする。
デフォルト麺は前回も思ったが、やっぱり各パーツとの馴染み良好。安定感あり。


豚は、厚み十分なしっかり赤身2枚と、ほぐれているものがパラパラと。

茶色く染まってしっかりと味染みしっとり食感。

文句なしに旨い。
スープ完飲はやはりこの水量では難しくて、大体の所で終了。

大方サルベージできたはずだが、今回の豚の仕様だったら奥底に育ち切った美味しい豚が眠っていた可能性もあるが、致し方なし。
普通に良い内容だった。
各パーツ標準以上の上ブレで旨かった。
が、自分がイメージする「スープ少なめ」の伝え方をどう表現すれば良かったかなぁと言う部分がずっと頭の片隅に残っていて、気持ちを完全に切り替えできずに、少し集中力が乱れてしまっていたのが正直な所。
せっかくの良い一杯だったが、精神的なコンディションの部分でちょっと勿体無かったかもしれない。
とりあえず次回、スープと言う単語だけじゃなくて、「スープの量」として、「スープの量半分」と言う表現で検証してみたい。
うまくいけば、勿体無い症の自分としては、飲みきれない量のスープを捨ててしまう心苦しさから解放されるのと、店側にも、材料の節約に貢献できる気がする。
逆に、色々とバランスが崩れてあまり良くない結果になる可能性もあるかもしれないが、まぁそれも経験。
こうして色々と試行錯誤するのも面白いのが二郎。