カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン ゼンゼン - 「油抜き/薄味」初検証。十分に味も感じるし重さも十分。トッピングアブラはしっかり味染みで一つの料理として完成されているが、欲張りすぎないのが正解。麺はノーマル茹ででも十分硬い。スープが少ないので、序盤はプレーン麺、だんだん味染み麺へと、段階を付けて楽しめる。ようやくこの店の個人的最適解が掴めた気がする。

先日久しぶりに訪問した際に、「油抜き」が可能だったことにより再び評価が高まっているこちら。

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この日は油抜きに加えて「薄味」を検証してみたい。

21:44 着。

丁度かなり年配のおじいちゃんおばあちゃんと入れ違う形で店内へ。
絶対に「ハリボー」は食べさせられないけど、堪能できたのだろうか?
死因がハリボーを喉に詰まらせるとかだったら洒落にならない。
まぁ元気に「ごちそうさま」のご挨拶があったので、杞憂かな。
それにしても、こんなラーメン屋にくるお二方、なかなかアクティブである。

とりあえず食券購入。
検証するのが一番の課題なので、この日もシンプルに同じメニューで。

ラーメン(1000円) + 大盛り変更(100円)。

この日は店主さんと、前回とはまた違う助手さんの二人体制。

8番席に。

到着時に、丁度前のロットのコールタイムだったので、それがひと段落して助手さんが食券を確認しに来たタイミングを見計らって、

「スープの液油抜きで、味薄め、可能でしょうか?」と。

すんなり聞き入れて頂き、とりあえずひと安心。
しっかり食券にメモをする様子も伺えたので、信頼しても良さそうだ。
こういうアクションの一つ一つが頼りないケースが最近多発気味なので、これだけでも安心感が違う。

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麺は、前回ハリボーで顎破壊されたので、今回はノーマルで。
この店、最近はたまにしか来ていなかったので、訪問した際は大体ハリボーで食べていたので、ノーマルは久しぶりで楽しみ。

待機していると、ヤサイの量だけ先にお伺いが。
「多め」で申請。

もう自分のロットでラストと思われ、余計に茹でるのも無駄なので、良い配慮だと思う。

先に野菜を伝えるのは、今は亡き「ラーメン髭」を憶った。

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気付けば閉店から一年。一周忌。

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早いもの。

さて、コールは、今回味薄めにしたのと油抜きにするので、それを補填する形で、アブラをいつも「少し」の所をノーマル「アブラ」で行こうかなと。

この店の味の凝縮煮こごり系アブラは、アブラ成分だけじゃなく、味成分の補強にも使えるかなと。
味はスープではなくアブラで仕上げるスタイルで。

あとは、具の要素も大きいので、多めに貰うのもお得かなと。

と言うことで、

ニンニク少し ヤサイ アブラ

着丼。

この店のトッピングアブラはやはりふつくしい。

しっかり味染みで、一つの料理として完成されている。
ヤサイも変わらず良い茹で加減で、アブラとの相性抜群。

麺は、久しぶりのノーマル使用だが、これでも十分硬い気がした。

ハリボーほどの顎疲労はないが、それでもそれなりに咀嚼も必要。
当然のように、この仕様でも断面からは生小麦を確認。

最近食べた蓮爾新町のような「もちもち感」も控えめでスタイリッシュ。

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以前の記憶だと、もう少し柔らかくて悪く言えば没個性な印象があったが、この日の感じはかなり自分好み。

しかしこのハードさ、先ほどのおじいちゃんおばあちゃん、やっぱり大丈夫だったのかなと、再び頭によぎった。
もし入れ歯だったら外れそう。
余計なお世話だと思うが。

そして、ハリボーよりも茹で時間が長いのか、単純に麺量が多くなったようにも感じた。
時間をかけると危険そうな気もしたので、夢中ですすっていく。

スープは相変わらず底のまで掘り進めて発掘。

なので、序盤数口は実はプレーン状態の麺を食べていたのだが、これがまた旨い。
この店の「つけ麺」を食べた時にその良さを知っていたが、この店の麺はそのものがしっかり旨い。

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そう言う意味で、徐々に味染み麺へと段階的に楽しめて、ポジティブに捉えられる。

暖を取るタイプのラーメンではないので、今の季節は割と丁度良いかもしれない。
逆に言えば、寒い季節に体を温めたい効果はあまり見込めないが。

さて、「油抜き/薄味」仕様だが、十分に味も感じるし、重さも十分。

非乳化方面になるのも好きだし、ゼンゼンこれくらいで良い。と言うかこれが良い。

実際にホーム二郎各店で信頼を得ているこの事前カスタム、同じ系統の店だと同様に通用することを確認。

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改めて、自分の中で盤石になりつつある。

豚は、生田駅前店にも近いような、変哲のない塊の削ぎ切ったようなやつ。

以前はホロホロの繊維で解けるシーチキン系だったが、先日もそうだったし、こう言う方向になったのだろうか。
これはこれであり。

途中で卓上唐辛子を。

やはりこの店の唐辛子はめちゃくちゃ合う。
個人的に唐辛子の合うラーメンナンバーワンは揺るぎないかも。

スープは薄味効果もあってか意外と飲めてしまい、結局完飲。

味の出方自体はそこまで変わらない気がしたが、やはり内部的には気付かないくらいで意外と軽くなっていたのかな。
糖質〇〇%カットとかゼロ系のビールみたいな。

だったら健康のためにも少なめにしとけばええやんって思うのが自分。
店にとっても、必要以上に醤油や油の消費を抑えられて、スープも飲める分廃棄も減ってウィンウィンなのではないかと。

しかし、食べ終わりの重さがちょっと求めていたよりもヘヴィな感じに。
心当たりとしては、ノーマルアブラコール。

その時は美味しく食べられていたのだが、トータルのバランスを考えると、欲張らずに「少し」としておくのが適量かもしれない。

結局コールのヤサイ以外のトッピングシリーズは「薬味」なので、あくまでもナチュラルテイスト派の自分としては、いずれも隠し味程度に深みを足す程度に、入れるとしたら「少し」が正解。

ちなみに、ノーマルコールと「少し」は結構感じ方が変わる。
二郎って結構繊細にできている。
自分からすると、「全部」コールは正直大味。

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自分がもう歳と言うこともあるが、歳には歳に合わせた食べ方で。
下手に意地を張って早期リタイアするよりも、長く食べる方法を模索したい。

とりあえず、ようやくこの店の個人的最適解が掴めて、結果オーライ。

あと、少し前から何となく思っていたが、この店の客層、食べるスピードが直系二郎よりもゆったりしている気がする。

自分は食べるのが結構遅い方だと自覚していたが、この日同じロットのノーマルラーメンの人と、自分の大ラーメンとで、同じくらいに食べ終わり。
内容量的に自分の方が多いはずなので、必然的に自分の方が早く食べた感じに。

なんとなく直系店に行く人は直系店ばかり、インスパイアにいく人はインスパイアばかり行く人が多い傾向にある気がするが、食べるスピードの意識的な部分も関係がありそうな気がした。
自分としては、直系基準だと遅い方なので、そう言う部分でもちょっと安心感と言うか余裕ができてあり。