カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 上野毛店 - 1日遅れだが、本当の意味での肉(29)の日、大感謝。とにかくどこをどう取っても上ブレ。全く同じ仕様でも、こう言う突き抜けた上ブレがある事を知っているから辞められない。連続訪問の定点観測で大正解。「マシ」コールの実際のところ。

連日訪問になるが、明日の夜は大雨っぽいので不要不急の外出は控えるつもりなのと、翌週月曜日は祝日なので、食べておいても問題ないだろう。

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これまでは、中山駅前店や生田駅前店のような、土日祝日関係のない店もメインで選択していたため、そこまで意識していなかったが、土曜半休、日祝日休業の、一般サラリーマンのような営業時間の上野毛店を中心に考え始めると、正常な曜日感覚が養われるようになって来た。

21:43 着。

最後尾は昨日ぶりの常連さん。
決して示し合わせた訳ではないが、この時間帯の時間の使い方が大体同じになって来ている。

前日のその後の顛末などをお伺い。
楽しそうで何より。
あとは、最近の傾向からこの日はどういう仕上がりになるのか、などの予想タイム。

大ラーメンを。

久しぶりに、ぶた入りランプは赤色に。

油抜き 薄味 カタメ
申請。

ニンニク少し アブラ少し ヤサイ
コール。

発色がもう凄く良い。
期待しかない。

まずはアブラサラダ。

ヤサイはキャベツ多めで、素材由来の甘みも。
前日の繊維質の引っかかるような感じもなく、潤い豊かで清涼剤として完璧。

アブラは、前日と同じく少し鼈甲色に色付いて、見た目的にも唆る。
フワフワでありつつも、気持ちべたつき、接着剤のような効果で、ヤサイやスープ全体を一体化してまとめ上げる。

アブラサラダとしての完成度が一段階上がる感じ。
文句なしに良い仕上がり。

実は前日のことがあり、ヤサイコールを外すかどうか少し悩んだりもしたのだが、このヤサイだったらコールして大正解。

スープは、薄味にはしているものの、醤油がキリリと、尖っているようで気持ち柔らかく、絶妙に欲しかった最高のバランス。

麺は、まさに良い時のカタメ。

しなやかでウォームでファットな感じ。

食後に製麺助手さんと話す機会があったのだが、この日の前半に提供していた麺は、本人的には実はそこまで納得のいく仕上がりにできなかったのだとか。

今回自分が食べた麺は大丈夫とのことだったが、逆にその麺が食べてみたくなった。
ファンとしてはレアな機会だったのかも。

作った本人と受け取る側では、その評価に齟齬が発生する場合もあると思う。
自己評価がそのまま総合評価にはならないと言うか。

自分も音楽をやっていたから、良いライブができたと思っても反応が鈍かったり、微妙だなって思った時にやたら感動されたり、と言ったこともよく経験している。
今回もそれに近いんじゃないかなぁと思うので、気にしすぎる必要はないと思うが。。。

こういう部分も、二郎って生ライブに近い部分があって面白い所。

豚は、赤身はほろほろで、焼肉で言えばハラミ。

脂身はあれど、トッピングアブラとほぼ同系統で、主張せずに甘く溶ける。

前日の主張の強い獣肉とは逆の、ひたすらにジューシーなホロホロ肉。

スープとの相性も本当に良い気がする。
軽くしゃぶしゃぶさせれば、その醤油や出汁の旨みが豚側にもスープ側にも、双方に相乗効果でアップデートされる感じ。
一丼を形成する上で完璧。

しかも、最後に切れ端が3切れ残ってしまったっぽく、ラストロットの3人に丁度収まる形で、それぞれ一切れずつのボーナス豚を。

涙の大感謝。

こういう良質部位な豚は嬉しすぎる。

1日遅れだが、これはもう肉(29)の日で良いと思う。

と言うか、前日の立川店の肉の日(10/29)イベント。
豚入りが通常の小ラーメンと同じ料金設定ということで、900円 としての提供とのことだったのだが、上野毛店の 小ぶた入り が 900円 と考えると、オールウェイズイベント状態とも考えられる。

まぁ上野毛の場合、売り切れの可能性も高いので、絶対に食べられる保証を買うかどうかと言う部分だが、交通費や色々考えると、地元だったらもう上野毛で良い気もする。

完飲。

前日と全く同じ仕様だが、正直前日よりも明らかに旨かった。
本当、こう言う突き抜けた上ブレがある事を知っているから辞められない。

多少ブレがあった時、気持ちもブレそうになるが、根気よく定点観測、これ大事。

今週は食べ過ぎ感あったので、実はちょっと迷ったが、これが食べられたのなら、来て大正解。
それくらいには、説得力のある、どこをどう取っても上ブレの完璧な一杯だった。

そして、結局またラストロット、常連さんは柔らかめで遅めの提供、自分は一人大ラーメンと言うことで、最終客に。
これも何か馴染んできた光景。

良い機会なので、前から気になっていたことを助手さんに確認。

コールの際に、「マシ」を付けるのと、何も付けずに内容だけのものと、実際のところ差別化しているのかどうかについて。

例:
ニンニク / ニンニクマシ
ヤサイ / ヤサイマシ
アブラ / アブラマシ
カラメ / カラメマシ

答:
店や担当の助手さんにもよるとの前提の上、上野毛店の今回の助手さんにおいては「同じ」とのこと。

なので、例えば

ニンニクマシ ヤサイマシ アブラ = ニンニク ヤサイ アブラ
ニンニク ヤサイ アブラマシ カラメマシ = ニンニク ヤサイ アブラ カラメ
ニンニクマシ あと全部 = 全部 (ニンニク ヤサイ アブラ カラメ)
全マシ = 全部 (ニンニク ヤサイ アブラ カラメ)

となる。

絶妙に「マシ」と言う表現を散りばめている人をたまに見かけるが、結局シンプルに「ニンニク ヤサイ アブラ カラメ」に変換されるっぽい。

更に増やしたい際は「マシマシ」で。
マシマシは差別化して一段階上がるっぽい。

なので、上記で「マシ」と言う表現を散りばめていた人は、マシマシにするとイメージに近くなるのかもしれない。

ちなみに、上野毛店では「ヤサイマシマシ」は不可。
カラメの場合は、カラメマシマシでも良いが、「カラカラ」って表現の方が通例となってそう。

例:
ニンニクマシ ヤサイマシ アブラ → ニンニクマシマシ ヤサイマシマシ アブラ
ニンニク ヤサイ アブラマシ カラメマシ → ニンニク ヤサイ アブラマシマシ カラカラ
ニンニクマシ あと全部 → ニンニクマシマシ あと全部
全マシ → 全マシマシ

ちなみに生田駅前店では、復唱の際に自動で「マシ」や「マシマシ」はカットして復唱されるので、そう言う部分から「察して」と言う形の表現を取っている気がする。

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理解して飲み込んで納得できるまでは、そのスルーされる感じに精神的にくるものがあるかもしれないが、逆を言えば、同じことだと教えてくれていると、ヒントにもなっていると考えられる。

実際に自分も、当初は「マシ」を付けたい人だったが、生田において学んだ部分はあるかもしれない。

生田のようにあえてスルー復唱するか、上野毛のように受け取りつつも内部処理をするか、結局どちらが良いのかは分からない。
前者は精神面でやられるが、気付きの機会も得られる(その人の観察力次第だが)、後者は精神面は保てるが、気付くことができない。

こう言うコミュニケーションの深い部分まで思考を深められる二郎は、もはや教育科目の一つ。
まぁ普通に喋って説明しようよって気もするが。

とりあえずは、何となくブラックボックスだったこの部分について、憶測とか推測でもなく、実際にその作業をしている本人に確認できたのはとても貴重な情報。
ありがたい。

その後は、
名古屋大曽根店。
優しいと言われている某店の本質憶測。
そこまででもない直系店。
鍋二郎。
不思議キャラ。
など。

気付けば良い時間。
飲んでもないけど店の空気が良い肴。
そんな空気が心地良い上野毛ミッドナイト。