21:20

黄色いコーンくらいまでのそこそこの並び。

新年営業再開して間もない連休明けと言うこともあり、想定範囲内。

この時間でこの並び位置だと、着丼は丁度閉店時間くらいだろうかと考えると、まぁ良い時間かなと。

あんまり遅くなるとスタッフさん達にも悪い気がするので、営業時間内着丼目安は少し意識したい所存。
しかし意外にも、そこから後続ができるまで21:30くらいと、暫く空白。
予想していたよりも既に、平常進行に戻っていると考えても良いかもしれない。


大ラーメンを。

21:56
助手さんが出てきて、並びの人数確認。
そして、入り口から5人までの食券確認。
油抜き 薄味 カタメ
我発する前に、完璧な確認助かります。

ニンニク少し アブラ少し ヤサイ
着丼。




見るからに良い色の端脂豚が。

この日豚盛り付け担当の、製麺助手さんのお心遣いに大感謝。

ヤサイはかなりのキャベツ率。

シャキシャキ仕様で瑞々しく、これでもかと迸る鮮度。
この上野毛店に合わせるに、最も相応しく美味しい、完璧なまでに理想的な茹で加減とキャベツ配合。

フヨフヨアブラとスープのコーティングで、完璧な前菜に至る。
スープは、醤油の出方が完璧。

醤油ジュースとしてチューチュー飲める。
下手なエナジードリンクよりもガンギマリする。
カタメ麺は、平均よりも気持ち細め仕様だが、しなやかさと、もちっとフニフニ感が絶妙に心地良い。

豚はいずれも、見た目通りにしっかりと味は染みているが、それが下手にいやらしくなく、旨みで満たされている。

脂豚はジューシーな旨み成分の塊。

脂身そのものは個人的に苦手な方ではあるが、上野毛のこのタイプは完全にトロットロで、全く嫌な癖がなくて、ただ美味しいしかない。
通常の切り出しの方も同じく、醤油とジューシーな旨みがふんだんで、しっとりとしたホロ肉。
こちらも、どう考えても旨い。
温度も怯まないくらいに、でも確かな熱々で、ズバズバと勢いのまま食べ進められる、一番美味しい熱々加減。
その勢いのまま完飲。

体感量も98%くらいと、苦しくなりかけ手前のほぼお腹いっぱいに。
チキンレースとしてギリギリを攻めるボリューム感、ほぼジャストフィットで、完璧なまでの理想のボリューム。
またすぐに食べたくなるくらいのモチベーションの余白は残しつつ、最大限のクソデカ余韻に満たされる。
各パーツの仕上がり、それぞれのバランス、調和、温度、ボリューム、全てにおいて完璧に決まっていた。
いつも美味しいけど、この日は本当に旨かった。
少なくとも、前回よりは確実に美味しく感じた。
昨年末、クリスマスイブに最後に食べた、「神の餉」回にも匹敵していたと思う。
しかしこれは、「前回並品に感じた」と言う過程を経たからこそ得られたものではないか、とも考えられる。
美味しい上ブレを食べるためには、並品な回も食べる必要がある。
下ブレがあるから上ブレがある。
下ブレが先か上ブレ先か。
シュレーディンガーの上ブレ。
実はこの日、個人的に誕生日だったのだが、今回の誕生日ディナーを完璧なものにするためにも、前回の下ブレは今回の伏線に過ぎなかったとも考えると、若干戦慄する。
もしあの時下手に上ブレだったら、この日をここまでの感動で過ごせなかったかったかしれない。
深読みしすぎで憶測でしかない、と言うか、ただの偶然だと思うが、とりあえず言える事は、自分が求めるバースデーディナーとして、これ以上ない解答だった。
良い時の上野毛は本当に計り知れない。
こう言う一杯が急に出てくるから、それを逃したくない気持ちで、なかなか他の店に行けなくなってきている。
通えば通うほど味わい深くなっていく上野毛、沼すぎる。