カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 府中店 - 「つけ麺熱盛り」初食。ちょっと感動するレベルに刺さった。老舗のデフォルトメニューならではの言い知れぬ説得力。ハイライトは麺丼の灼熱ナチュラルスープ。飲める要素満載でスープを存分に堪能。アブラコールはオミットで正解。「少し/少なめ」ニュアンス考察。

この日は、最古のジロリアン友人との立川方面現場の2回目。

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お楽しみの、このエリアならではな終了後ラーメンだが、先日訪問してみた立川店は個人的にちょっと刺さらず。

立川がホームの一つである別のジロリアン友人から、立川はラーメンよリも「汁なし」系メニューの方がオーション味を感じやすいようなので、自分のような嗜好の人には向いているのではないかと言う情報も頂く。

確かに、飲ませる感じのスープじゃなかったことや、麺に油コーティングされる感じがあった部分からして、元から汁なしにしてそう言う方向で食べた方が、ラーメンとしての違和感を感じることなく素直に楽しめそうな気がする。

立川店にするならそれかな。

そう言う考え方で行くなら、候補の一つである府中店も、以前にラーメンで少し油っぽ過ぎる感じが気になっていた所、まだ経験値ゼロである「つけ麺」と言うアプローチを試してみるのもありな気がしてきた。

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そして調べていると、この店のつけ麺、「熱盛り」も可能そうなので、まだ少し寒いこの時期、それも良いなぁと。

府中店にするならこれかな。

後はインスパイア系だが、「自家製麺まさき」と言う店も、前から少し気になっていた所、現場との距離的に候補と考えても良さそう。

https://www.instagram.com/jksm_masaki/

写真でしか見ていないが、太そうな麺の感じとか、蓮爾っぽい個性を感じられそうだし旨そう。

しかし、予習をしているとこんな記事を発見。

 

www.instagram.com

なんか「輪ゴム」が入っていたっぽい。
そしてそれに対するスタッフの対応も、なんかモヤモヤしそうな感じ。

実際に現場で見た訳じゃないので真相は不明だが、自分もそう言うモヤモヤスタッフは何度か経験があるし、想像できてしまう感じもあったので、そんな可能性がある店をあえて選択したいとは思わなくなってしまった。

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諸々踏まえて、友人と相談の結果、この日は府中店リベンジの方向で決行。

最寄りの高架下の駐輪場が2時間無料で、非常に助かる。

こういう交通の便の良さも、選択肢として高ポイント。

20:57 着。

なんと待ちなし空席あり。

先日の立川店でもそうだが、こうして良い立ち回りができた時点で、例え下ブレだったとしても、試合に負けて勝負に勝ったと言うか、経験値は増えるし話のタネの方が上回るので、どちらにせよこの時点で勝ち確。

すぐに食券購入。

友人は咄嗟に大ラーメンにするか迷うも、ブタ入り小ラーメンで。
自分は予定通りに

小つけ麺 (1100円) 

を。

先に入場した友人は、そのまま最奥席へ。

自分は、どこか空席があるのかと、しばし店内をキョロキョロしていると、通路側の最奥席へ案内される。

完全に一塁三塁通り越してライトレフトな一番遠い対極な席位置に。
ここまで来ると、逆にお互い顔も見えるし良いかもしれない。

食券をカウンター上部に乗せると、すぐにも助手さんが確認に。
ここで、この日のまず第一関門、「熱盛り」申請タイム。

すんなりと「熱盛りで、了解です」と。
凄くハキハキとした声で、しっかりと受け答えができる助手さんで好感触。

伝えたことがあったとしても、あまりにもリアクションが薄かったり、ちゃんと伝わっているのかどうか不明な、詳細は提供をもってお知らせします的な感じで、モヤモヤとさせられる場合も意外とあるので、ひとまず安心。

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それくらいできて当然のことだとは思うのだが、それはこちらの理想が高過ぎるのだろうか。。。
ラーメンの内容以前の段階での不安要素ほど、欲しくないものはない。

店内壁には、席数分の上着がかけられるフックとハンガーが。地味に嬉しい。

カウンターの赤い塗装の剥がれ具合、そして赤いガムテームの補修の痕跡は、長く続いている絶対の安心感。老舗の証。

二郎も若い新しい店が増えてきている中、こう言うオールドスクールな店舗からしか醸し出せない空気感、謎の圧倒的なしっくり感は、今となっては貴重なものになって来ていると言うか、最早有形文化財的に、大事にしていくべき事のような気がする。

通路側の席からは厨房の様子がよく見えたが、見るからに原型を留めていない粉々な豚に、改めて久しぶりにこの府中店を感じさせてくれる。

そして、茹で時間計測までは頭が回らなかったが、そこまで体感時間はかからない内にコールタイムへ。

前回、アブラのしつこい感じが気になった事を考慮して、今回はアブラコールは外してみようかと。
とは言え、前回もコールの聴き取りミスにより、結果的にアブラコールはなかったことにされたが。。。

あと、記憶に残っているのが、「少し」と言う表現が聞き馴染みが悪いのかな、と言う部分。
分かるだろうけど、今回はマイナーチェンジで「少し」ではなく「少なめ」と言う表現を意識してみる。

二郎界隈では、「少し」よりも「少なめ」の表現の方がメジャーな気がするが、個人的に思う事として、少なめって「既に在るもの」に対して言う表現な気がする。

なので、既にデフォルトで乗っているヤサイを少なめにする分には、すんなりと腑に落ちるが、元から乗る予定のない「ニンニク」「アブラ」「カラメ」に少なめでと言うのは、あげるだなんて一言も言われていない内から「貰える事が当然」のような前提でいるようなニュアンスにも感じられなくはない。

まぁ実際、別にそれで出し渋られる訳でもなく、普通に提供はされるのだが、なんかちょっと図々しいニュアンスに感じられなくもない。

ゼロ状態から、「少し」ください、「少し」分けてください、的な表現の方が、謙虚な自分にはしっくり来ると言うのが、割と長年モヤモヤし続けている事だったりする。
あと、文字数的にも「少し」の方が少ないので、簡潔にスマートな気がするのだが。

まぁ色々と面倒だしややこしいから、そんな付加情報付けずに「ニンニク」で良いだろと思っている人もいるかもしれないが、自分はアトピーの体質上、通常ニンニク量だと体が必要以上に発汗して痒みが発生する懸念があり、でもニンニクから期待できる抗菌作用的にも、少量は摂取したいと言うことで、必然的にそう言うコールになっている。

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決して困らせようとか、格好つけようとか、なんとなくではなく、しっかりと能動的に色々と検証考察した上で、意味を持った仕様であることは、一応記しておく。

まぁアトピーは良くなってきているので、今はそこまで問題ではないかもしれないが、このように必要に駆られて選択肢がそれしかないと言う人もいると言うことで。
あと、他のコールや事前申請に関しても、同様に、必然的に辿り着いた意味のあるものなのだが、ここでは長くなるので割愛する。

踏まえて、

ニンニク少なめ ヤサイ

すんなりと店主さん、「はーい、ニンニク少なめ、ヤサイー」と。
前回聴き馴染みの悪かった事が、まるで嘘だったかのようにスムーズに。

「少し」ではなく「少なめ」が正解だったのか。
あの日が特別に、カウンターを境に妨害電波でも入っていたのか。。。

真相は不明だが、とりあえずはこの日の第二関門、かつ最終関門を無事突破できて一安心。

21:04 着丼。

少なめニンニクコールは、しっかりと表現通りに少なめ。
これくらいの隠し味程度で問題なし。

二郎が提供するつけ麺において、ヤサイが麺丼の方か、つけ汁の方かと言う部分に、まず大まかに分類できるが、この店は麺丼の方。
自分が食べたことのある中では、新宿歌舞伎町店や、蓮爾系、ラーメンゼンゼンなどがこのタイプ。

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しかし個人的には、ヤサイがつけ汁の方にある、元祖ホームの中山駅前店方式の方が馴染みはある。

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ヤサイコールは、綺麗に鋭角な山がふつくしい。
気持ちの良い盛り。

そして、熱盛りと言う事もあり、麺丼の方には、一見塩ラーメンでも頼んだかなと思うくらいの、しっかりと並々量の液体が。

とりあえずはつけ汁を。

豚がゴロゴロと沈んでいて、これはちょっとした豚汁。
ホゥっと息が漏れるような、心地良くナチュラルな味加減。

つけ麺て、辛い味が入っていたり魚粉系や、妙に濃厚だったり、なぜかちょっと一癖あるような味付けがスタンダードで、そのままなスタイルのメニューの方が少ないイメージがあるが、それってなんか誤魔化しているような気がしなくもないと思っていた。

が、この府中つけ麺は逆に、素直にそのまま逃げも隠れもしていない感じと言うか、つけ麺基準で考えるとちょっと優しい感じかもしれないが、個人的にはなんだか凄く好感が持てた。

次は、気になっていた麺丼の方の汁を飲んでみる。

つけ汁よりは確実に熱いし、普通のラーメンよりも熱いんじゃないかと。

そしてこれ、ただのお湯ではなさそう。
ヤサイの茹で汁特有の生臭さのようなものも感じられない所から、しっかりとスープであることを確認。

ちなみに、生臭さ特化で言えば蓮爾のつけ麺だろう。

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甘い湯切りにより、容赦なく溜まる生ぬるくて生臭い液体と、カラメの醤油が合わさって、全く出汁の欠片も無い臭い水になる。
全然嬉しく無いスープ。

そしてスープと言えば、先日上野毛店にて頂いた純生ストレートスープが記憶に新しいが、同じく灼熱温度。

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そして、上野毛で感じた酸味は奥の方に少し感じるかもくらいでほぼ無く、適度にウォーム。

人によってはお湯と大差ないかもしれないが、個人的にはこれはこれで美味しい。
つけ汁との味の違いもまた面白い。

それ以前にファンとして、スープがどういうもので構成されているのか、そのパーツの一つを取り出して見られる機会は貴重なので、それだけでも普通に楽しいポイント。

タイムリーについ前日、上野毛店の反省会でも話題になったばかりだったが、目黒店の鍋のスープとかは、ヤサイを茹でるお湯も含まれているらしい。

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意図としては、鍋のために貴重なスープを使いたくない的な部分もあるらしいのではないかとの事。

その考え方だと、熱盛の温度維持装置のための用途如きに、ヤサイの茹で汁が使われていてもなんらおかしくなさそうではある所、今回の大盤振る舞いである。

スープってラーメンを構成する上で一番大事な核だと思うが、それをこの用途のために惜しげもなくここまで並々の量頂けるのは、その姿勢になんだか勝手に凄く感銘を受けてしまった。
それだけでも、プラス100円の価値はありな気がした。

ちなみに、これが通常の冷や盛りだったら、スープ割りを頂けたとしても、お椀に直接入れられるやり方なので、それ単体で味わう事はできないし、どれくらいのバランスで割るかと言うのは完全にスタッフの裁量任せと言う事が考えられるので、自由度やバリエーションの高さからしても、「熱盛り」は個人的に大正解だったかもしれない。

ヤサイは結構シャキシャキ系。
キャベツは小さ目の切り出しで、たまにでかい芯の部分で構成。

そのままだと流石に味気ないので、つけ汁へ。

つけ汁に浸すと普通に良い感じ。
水炊きみたいな、汁自体にはそこまで味のないタイプの鍋を食べるような感覚。

麺は、かつてかなりの太麺を誇っていた府中としては細くなったのかもしれないが、自分の基準が上野毛店や中山駅前店なので、それでもかなり太く感じた。

そして、独自のピロピロ感が絶妙につゆに絡む。

正直めちゃくちゃ美味しい。

硬さは、もしかしたら通常の冷やしの方が、引き締まってキリッと仕上がるのかもしれないが、それでも十分に、適度なハリやコシが感じられる硬さで、絶妙に丁度良い。

食べていないので憶測でしかないが、これよりもキリッとすると、逆につゆの絡みが悪くなるんじゃないかとか思ってしまうくらいには、個人的には絶妙なバランスに感じられた。
まぁ通常の冷やしも、それはそれで絶対に美味しいと思うので、興味はあるが。

豚は、つけ汁の方に沈んでいるが、最早原型を留めていないホロホロで粉々。

何枚とか数えるのはもう不可能。

部位によっては気持ちパサ系ではあるのものの、この店の豚は、自分の一番苦手な下手にギチャついたアブラ成分とかは完全に無縁そうな気がするし、そう言う意味では安心感あり。

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そしてこのタイプは、表面積が大きい分、進行形で抽出される旨みにも期待できる。

卓上のホワイトペッパーや唐辛子も、想像以上に良い相性。

コントラストが上がる感じというか、レンジが広がる感じというか、ここまで卓上が合うラーメンもなかなかないと言えるくらいの、ちょっとした衝撃があった。

卓上をあまり使わない派の自分だが、この店ではどこかでワンポイント、忘れずに使用したいと思えるものだった。

最後は、熱盛りならではの「セルフ」スープ割り。

小心者の自分としては、スープ割りがしたくても、スタッフさんに声掛けするタイミングを見計らう感じとかで、ちょっと躊躇ってしまう部分もあるので、セルフで完結できるのはポイント高い。
それも、マイペースに段階的に好きな濃さで試せるのも、セルフならではの良さ。

ちなみに、元が灼熱だった事もあり、この段階においても十分通用する温度を維持。
これ本当に大事。

下手なぬるい状態が一番良くないと思う。
ラーメンゼンゼンとかが最たる例だが、この部分を疎かにするのが本当に勿体なさすぎる。

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と言う事で、完全にグビ飲み仕様に。

最後の最後で、ボロボロの豚がワラワラと、宝の山。

これは、ラーメンでアブラマシマシとか、飲めない仕様でカスタムした一杯だったら、ほとんど豚を拾い切れずに、凄く勿体無い事になっていたのではないかと推測。
穴空きレンゲが欲しい所。

そんなことを勝手に想像して、勝手に少し胸を痛めつつ、自分だけでもしっかりと食べ切らねばとの思いで、そのまま完飲。

結果的に、通常ラーメンよりもしっかりとスープが堪能できたのではないかと思う。

そして、最後まで飲めるスープとして、良いコンディションを維持できたのは、アブラコールを外した事も少なからず影響している気がする。
前回感じた、重いと言う印象は皆無で、自分が求める爽やかな後味で終える事ができた。

ラーメンにおいて、スープが何よりも好きな自分としては、この「飲める要素満載のつけ麺熱盛り」、ちょっと感動レベルに完全に刺さりまくった。

中山駅前店でもつけ麺はあれど、あくまでも限定で、かつ色々と変わり種で提供されている中、ストレートに味一本でデフォルトメニューとして常駐している府中店のつけ麺の方が、地に足の着いた、言い知れぬ説得力を感じた。

スープの分もありそうだが、体感量も絶妙に丁度良い感じで収まった。
下手に大とかだったら、スープ完飲までは難しかったかもしれない。

スープ堪能コンセプトで行くなら、今回の普通の小で大正解。
今回は本当に、一つ一つの選択を完璧に外さずに行けた気がする。

退店間際、BGMはやたらテクニカルでコンテンポラリーなフュージョンに。
ゆったりした店主さんのリズムとはまたアンバランスな空間が面白い。

終了後は、恒例の反省会。
2人とも正直な所、立川店よりもかなり好感触。

心なしか前回の立川店後よりも、若干饒舌気味になっていた気がするのは、思わず高揚させてくれる一杯だったのだろう。
良い二郎の後は、何も考えなくても自然と言葉が湧いてくるのは、ジロリアンあるある。
何か言おう言おうじゃなくて、心の底から出てくるのである。

今まで食べた府中店で一番美味しかったかもしれない。
結果的に、府中店で大正解。

踏まえて、また次回この府中店にて、つけ麺ではなく通常のラーメンを選んだとしても、前回よりも良い印象で食べられそうな気もする。
そして、またすぐにでも、今回と同じ「つけ麺熱盛り」が食べたくなっている。

前回の立川店の時は、食べ終わり、早くもう1回食べたいから次回の立川方面現場が待ち遠しいと言う感情が湧く事なく、次回どうしようと言う迷いの方が先に来てしまう結果だったが、今回は既にまた食べたいと湧き立つように思ってしまっている。
しかし、次回最後の立川エリア現場の日は土曜日なので、府中店が必然的に選択肢から外れてしまうことを、悔しいとすら感じてしまっている。
これが二郎の中でも老舗、年季の差なのかなぁと。

そんなこんなで、また二郎の話しかしていない内にお開きに。
それだけアウトプットして共有したい事が次々と湧き上がる熱さが二郎にはある。
染まってしまった者の末路である。