今年もやってきた確定申告。
記入漏れやミスがないか、一年の中でも割とトップレベルに神経を使う作業。
もう数年やってきているものの、なかなか慣れない。
それがこの日中に何とか完了。一安心。
ご褒美はやっぱり二郎。
とは言え、二郎ならどこでも良い訳ではない。
先日のモヤモヤも若干引きずっているので、この日は、個人的に現在一番の絶対的安心と信頼のホーム、「上野毛店」一択。
しかし数年前は、あの店こそがモヤモヤの傷を癒してくれる、かかりつけ医のような存在だったのが、逆にモヤモヤ発生源になろうとは皮肉なもの。
かと言って、2021年2022年付近は、この上野毛店も相当なモヤモヤ店で、選択肢から外れるくらいでもあったりして。
さらに遡れば、蓮爾も、さんこま店主時代は黄金期だったが、それ以降はもう完全にアウェイ。
逆に言えば、数年前、当時の自分は、その後にここまで上野毛店に傾倒する事になるとは思いもしなかったのが正直な話。
共通して言えることは、中の人間が変わる事がかなり影響していると思う。
人間て少なからず相性があるので、合わない人は合わないし、逆に合う人は合うようにもなったりして。
そしてこれは、永久就職している方達で構成されている訳ではないので、いつか期限が来ることは避けられない事実。
そう言うことなので、いつどうなるかなど誰にも分からない。
そう考えると、いざ来る時の転換期の喪失をカバーするためには、端からのめり込みすぎないように、期待しすぎないように、広く浅く、ホームの概念がない事の方が良いのかもしれない。
それか逆に、その時々の居心地良いと感じる場所や瞬間は有限であり、いつまで続くか分からない尊いものだと意識して、安定している内はそれを少しでも多く長く大事にしていくことが良いのかもしれない。
とりあえず前者は行動力がないとできない事でもあるので、今の自分は後者の方、やはり上野毛店集中型がベストかもしれない。
ラーメンの内容が良ければ、接客、人間性、衛生面、客層含めた空気感、など、何でも構わないと言うタイプ人はそこまで考えないかもしれないが、自分は割と重視するタイプかもしれない。
個人的に、ラーメンって物理的な味だけではなく、精神面も含めて味にしっかりと跳ね返って感じるので。
とか考えつつ訪問。
21:31

なんと待ち人なしで空席あり。
この日も、先日の中山駅前店のように、WBCの影響なのか。
WBC開催期間中は、可能な限り二郎週間にしても良さそう。
大ラーメン。
先日は柔らかめを試したが、この日はいつも通りにカタメで。
油抜き 薄味 カタメ
申請。
道路側奥席。

先日柔らかめを試したことも影響していたか、思いの外、体感時間早くコールタイム。
平均にして5分か9分か、単純に倍くらいは差があるので当然か。
まだかかるかなと、スマホに目を落としていて油断していたので、ちょっと反応が鈍くなってしまい、実名コールの2度目の呼び出しにて、何とか瞬発力で返答。

ニンニク少し アブラ少し ヤサイ






まず見た目、丼片側の海抜上の麺を見る限り、この日は普段よりも太麺そう。
期待しかない。
最近は一目見たファーストインプレッションと、いざ実食のすり合わせも、割とイメージ通りな仕上がりになって来ている。
目で食べる力もレベルアップ中。
とりあえずアブラサラダ。

アブラのフヨフヨ感とヤサイのショリショリ感はもう言うまでもなく良好。
安心感が違う。
スープは、この日は火曜日だが、既に木曜日っぽい深み仕様で、もう心地良すぎる。

麺は、見た目通りに良い太さを保ちつつ、しっかりとコシやハリが感じられて、表現通りにしっかり「カタメ」な硬さ。

これは、これまで食べてきた上野毛店の中でも、相当コンディション高いと思う。
なかなかの神麺。
この日のハリのある感じだったら、カタカタにしても、かなりしっかりハードにワシャワシャに、自分が理想とするカタカタに仕上がったのではないかと想像できる。
こういう神麺の時は、もしも願いが叶うなら、カタカタからヤワヤワまで、全段階の麺を食べ比べしたい。
とりあえず、この日のハイライト確定。
ここまでプレーンで一旦楽しんだら、次はスープと麺にニンニク投下で楽しむ。
ニンニクは豚に鎮座スタイル提供だったが、この盛り付けだと、来たるニンニク味変の後半まで、下手にスープや各種具材に溶け込む事なく、なるべく状態を保って隔離しやすくてグッド。
ニンニクをスープに馴染ませると、適度にコントラストアップ。

ヤサイの影響もあると思うが、スープは時間経過と共に徐々に薄くなっていくので、このように後半、ニンニクで持ち直す食べ方はかなり効果的。
そして、馴染ませニンニクは麺にペーストでペペロンチーノ食いまでがセット。
これがまた相性抜群。
豚は、赤身100%で歯ごたえしっかりの薄味淡白タイプと、お心遣いのしっかり味染み柔らか豚。

最近ちょくちょく頂くが、この2色豚仕様による味と食感のレンジの広げ方は本当に秀逸。ありがたい。

音楽のミックスにおいても、なるべくローエンドからハイエンドまで、しっかり広くキャンパスを使うことを意識すると、空間がバランス良く綺麗にまとまりやすくなるが、二郎と言うかラーメンにおいても、せっかく麺やスープ、豚やヤサイなど、あらゆる具材があるので、それらを一辺倒にならないように、なるべく広く味や食感などのキャンパスを意識することは、必然的に良い一杯に繋がりそうな気がする。
最近食べた立川店とか、家系で言えば武蔵家系は、こう言う部分でちょっと一辺倒に大味的な印象を個人的には感じてしまう。
まぁ最終的には好みの問題だが。

完飲。

とりあえずめちゃくちゃ旨かった。
自分の抱えていたモヤを察して、それに答えてくれたような、めちゃくちゃ良い上(神)ブレの一杯だった。
たまたまなのだろうけど、29の日、中山周年日、クリスマスイブ、自分の誕生日、友人のアテンド日、など、最近は本当に要所要所で自分の心情を察したかのような上ブレで答えてくれるのが上野毛。
偶然も重なるとそれは必然というか、ここまでタイミング良く答えてくれると、信頼しかなくなって来ている。
食べ終わり、丼を上げてカウンターを拭いていると、厨房内の少しざわついた空気感から、宣告スルー常連さん登場を察知。
21:50
いつもの上野毛駅への最終便一つ前のダイヤだそう。
その数秒後に、バイクの音と共に、お馴染み柔らかめ常連さんも登場。
今回はカタメだったのですれ違う形になったが、柔らかめにしていたら連席していた未来もあったかもしれないが、まぁこのよく見る光景もまた癒し。
モヤはすっかり晴れた。
もう上野毛しか勝たん。