- プロローグ -
二郎仲間との情報交換ライングループがあるのだが、そのメンバーが前回揃ったのは一年前の鍋二郎。
今年はなんだかんだで日程が合わず、最後だけでもみんなで食べれないかと、一ヶ月くらい前から日程を抑えてどこかに行こうと画策がされていた。
日程が決定して、さてどこに行くか。折角なのでそれぞれのホーム以外を攻めようかとか。
懸念点は、年末年始の時期のため不規則営業が考えられる。
今年はそういったまとめサイトみたいなのもなかなか発表されずもやもやしながらいたのだが、三田本店はやっているとの情報があり、ここなら間違いはないだろうと思いここを選択。
時期的にも、ジロリアンにとっては最後の参拝にふさわしい厳かな気分で望めそうである。
そして何時に行くか?って話になり、最後だし並びも凄いことになりそうだし、早め、かつ眠気やお腹の空き具合を考え、9:30店前集合ということに。
- 当日 -
店オープンが8:30だが、8時くらいの段階で店裏で折り返しができるほどの列との情報がツイッターで。
これは、、、覚悟がいりそうや、、、。
あと防寒対策。
昨日すごい寒波だったし、並び時間が長いとそれどころじゃなくなりそうなので。
最近保温できる水筒を手に入れたので、何か熱いものを入れていこうと考えていた。
コーヒーか焼酎お湯割りか迷ったが、その水筒にはコーヒーで。
別で小さいペットボトルに焼酎を忍ばせる。
かといって利尿作用のあるものも、それによってトイレ行くはめになって並び直しになるのは危険。諸刃の剣。
あと、どうでもいいことだが焼酎ではなくウイスキーにするかどうかも迷ったが、二郎は僕の中で和食という感覚、それとこの日本の大晦日の雰囲気ということで、今日は焼酎かなぁと。
さてまぁ、なんだかんだで電車で三田に行くのも初めてだったもんで(今まで原付や車でしか行ったことなかった)、地上に出てから微妙に方向感覚が掴めなくなったが、分かればそこからは意外と近かった。
他のメンバーはまとまって車で来てて、まぁ時間通りくらいで合流。
そして、店裏からさらに折り返し中腹あたりに接続。9:30。
久々に会ったメンバーとは、
最近行った二郎の話。
最近の僕の二郎行き過ぎを心配する話。
前にメンバーの一人と三田に来た時に、ちょっと寒い時期だったけど前に並んでいた奴が半袖だった話。
なぜか三田本店には共産党のポスターがやたら貼ってある話。
メンバーの子供が共産党の代表に似てて、それを言うと嫁さんが不機嫌になるという話。
慶応のビートルズ研究会がこちそうさまでしたって額縁を提供している話。
総帥は最近厨房から客に提供するよりも、前の通りにいるスズメに店の残りかすを提供しているという噂があるという話。
実際店の前の木のところにスズメがけっこういっぱいて、それもまた三田の光景の一つという話。
。。。。と、まぁ色々と話しをしてたら結構回転もよく気付けば店前に。10:25。
というか回転が思った以上にいい。並びだけ見たら二時間くらい覚悟していたのだが。
まぁ、あの日あの時間あの場所にいた人というのは、よくよく考えてみたら好きな人しかいないわけで、ロッド乱しとかもなく、みんな目的も一致していたので、それは必然に効率のいい結果になったのかと。
これが蓮爾や豚星ならこのペースはなかっただろうなぁ。。。
まぁとりあえずこの辺で記念写真を撮っておく。
10:40位。食券購入。
最初のメンバー一人の食券が出てこない。が、とりあえず後続メンバーも買って行くことに。
今回僕は小ぶたラーメンを購入。二枚札が出てきて、豚券か何かと勘違いしていたが、彼のやつだった。
決して二杯食べたという訳ではない。
今回メンバーは4人だったが連席させてもらった。店のちょうど中央付近。
総帥の真正面。カウンター越しにはデカイ豚が鎮座してるのが見える。アジアの屋台感ある。
着席して気付いたが、カウンターが結構狭い。
壁とカウンターの継ぎ目ところ、ガムテープで補強してる。
そして手前に向かって斜めになってる。
ちょっとした拍子に自分の膝の上にスープがべったり流れてこないか心配になってくる。
以前の記憶でここはデフォルトで麺が柔いイメージだったので固めをオーダー。
そしたら、着席してから思いの他コールまで早かったのでちょっと焦る。
ニンニクスコシ、野菜マシ、アブラで。
丼を降ろす時に、丼の下もべたついてて洗礼を受けるが、まぁこれも醍醐味ということで。
そして野菜が一本はみ出してる。今回はキャベツだったが。モヤシの時も多い。
これはうちらで言うとこの「現場感出てる」と表現するんやが、なんでか結構高確率で一本二本はみ出してるあるある。
まずはスープを少しすする。
レンゲがないのでスープを飲むには丼を持ってすすらないとなのだが、前述の通り丼が汚いがまぁ以下略。
化調が少し強く感じたが、なんかきりっとした感じがおいしい。朝の目覚めに良いかも。
メンバーは二郎のスープは飲むのは危ない説を推しているが、これがなかなか飲みたくなる好みのものだったので葛藤。
豚は、最近僕が通ってる他の店舗に比べてもかなりしっかり目の味が付いてて、これがまたおいしい。豚マシして大正解。
通常の感じの厚切り豚だけじゃなく、いい感じの手榴弾的な塊も2、3切れ入っており当たりである。
麺は固めにしたが、これで他の店の普通くらいかな。
ちょうど良い好みの固さ。
とりあえず今日は今までの三田の中でも、さらに今まで食べた二郎の中でも、かなり上位のうまさだった。
食べ進めていくうちに減っていくのが勿体無くて、少しでもこの幸せを長く感じていたいとわざとゆっくり食べたい気さえしてくる。
まぁ並んでる人もいるのでそんなにゆっくりも食べられないのだが。
もやしのカスなどもなるべく丁寧に拾い上げ、スープもそこそこ飲み、ご馳走様を。
至福の一杯であった。
食べ終わってまたアフター具合を記念撮影。目に見えて体系が変わるわけではないが。
帰りながら、メンバーの一人から奥さんの実家から送られてきたというみかんを頂き口直しを。
これが甘い系ではなくほどよい酸味系で、摂取したアブラを分解してくれるような、ちょうどその時欲しいものにぴったりだった。
12時には解散。
最近夜型だったのだが一気に健康的(?)な朝型に。
とても有意義な朝活二郎だった。
帰り際他のメンバーに今年はもう二郎食べないように釘を刺されたが、この口の中の幸せな状態を下手に上書きしたくなかったので、それは大丈夫かと。。。
とか言いながら、その後昼過ぎ頃に「ラーメン二郎 情報 bot @jirolian (https://twitter.com/jirolian)」ツイッター見てたら、どの店舗も最後の追い込みか平均40人越えくらい。
あえて朝からやってる三田で、お昼時を避けたのも良かったのかも。
うまく立ち回れたし今年の〆にふさわしい二郎だった。