去年の後半からラーショに興味を持ち始めた。
帰省してから、タイミング合えば地元のラーショに行けたら良いなと思っていたが、自分の記憶している一番近いラーショ、志度店は閉店。
香川県内だと、現在高松より西まで行かないと無さそうだ。
自分ちが東の端なので、少ししんどい距離。
しかしその数日前に地元の友人と飲む機会があって教えてもらったのが、逆に鳴門にあるらしい。徳島方面は盲点だった。
徳島と言っても、うちからはむしろ志度まで行くよりも全然行きやすい。
しかも実は割と前からあったみたい。
やはり意識的に興味持っていかないと見過ごしてしまうもんやな。
ちなみにここは、新ラーメンショップの徳島本店とも呼ばれている。
「本店」と名打つからには重要な店なのだろうか?
しかし「狭山本部」なる店もあるらしく、本店だったり本部だったりややこしい。
野郎ラーメンみたく全ての支店に「本店」表記させるタイプなのか?
まぁあんまり肩書きに意味は無さそうだ。
ということで、2022初ラーショ。
前述の通り山登りしてクタクタを癒すべく向かう。
海沿いのこの地域の主要路線、国道11号を鳴門方面に走らせると、左手海側にそれは見えて来た。
平家で横長の年季を感じる外観。
窓に貼られているラーメンショップの「ショッ」の部分を一窓の中に凝縮させたのがポイント。
ラーメンショップとはいえ「新」のつくラーメンショップということもあってか「うまい うまい」の表記は無く、赤い看板でもないので、これまで見落としていたのかもしれない。
海風も当たるから、建物も築年よりも劣化は早そうではある。
店の両サイドが駐車場になっており。割と空いてたから楽に停めることができた。
座席は、お座席、普通のテーブル、カウンターという感じ。
特に案内が入る前に、まぁとりあえずカウンター、一番奥に着席。
タイルが少し割れている。
カウンターはアクリル板で区切られて感染症対策済み。
そして間隔もかなり贅沢に広め。ノットエコノミー、ファーストクラス。
そしてブラインドが閉じられていて、厨房の様子は分からない。
これもコロナの影響だろうか。
卓上には「ぎょうざのたれ」も。
後ろの女性二人客が食べていたが、結構ボリュームありそうでうまそうだった。
GTO、はじめの一歩、などの漫画本の棚も充実。
中華そばとうげにもあった、徳島ラーメンの本も。
この店も紹介されていた。
すぐに水と、小皿とスプーンを持ってきていただく。
小皿とスプーンは何用だと思ったが、豆板醤とニンニク用と見た。
確かに容器に漬け込みっぱなしっていうのもあんまり衛生的では無いかもしれないし、良いアイデアかも。
ねぎチャーシューメン (850円)を中盛り(100円)で。
ちなみに、この店の大盛りはジャンボ級らしい。
なんでもチャレンジメニューというのもあるだとか。
タイムリーだが、座敷の奥の家族連れの旦那がちょうどチャレンジしてクリアしたところだった。
令和4年入ってから最初のクリアした人ですよーっと、わーって盛り上がってた。
成功者には、写真付きの色紙をお願いしますと、女将さんが用意していた。
店内なんかやたらと色紙があるなと思ったが、そのチャレンジ成功者のものらしい。
そんな店内を楽しみつつ待っていたら、着丼。
ラーショならではの大型直径の丼。
スープ多めで、麺、ねぎ、チャーシュー含め基本沈没系。
思えばここんところ食べているラーショや家系など、やたらと生状態?というか切り出してそのままのチャーシューを乗せる店が多いなという気がしていた。
見やすくしてくれているのかもしれないが、見栄え重視な分、即戦力ではないということがちょっと引っかかっていた。
逆に「入ってないじゃないか」という、昨今らしいクレームとかの対策でもあるのかもしれないが。
それが、こちらはもう最初から仕上がったチャーシュー。
正確な枚数は不明だったが、6、7枚くらい。
思いの外厚みもあって食べ応えあり。
チャーシュー増して大正解。
個人的にこういうスタンスの方が好きかも。
自分の地元がこういうスタンスのラーメンが多かったから、最近の生チャーシュー乗せの風潮に違和感を感じるのかもしれない。
さて、やっぱりネギがうまい。
切り出し方や茹だり方の影響か、麺とよく絡む。
麺をすくうと、同時に程よくネギが付いてくる。
それが清涼感というか、麺の解像度を一段高くしてくれる。
これまで食べた他のラーショと比較しても、ネギと麺の相性はかなり良好。
チャーシュー、麺、ネギを同時に頬張るともう最高。
ただ惜しむるは、ネギの量がもう少し欲しいところ。
追いネギとして、白髪ねぎトッピング(+100円)で完璧だったかもしれない。
まぁ値段設定を考えると、ラーメンからネギラーメンとの差が100円だったので、これまで食べたラーショが大抵200円増しと考えると、それで完全形態になると考えるのは妥当かもしれない。
ワカメもしっかり存在感タイプ。
スープは結構乳化してて、醤油感薄めで豚骨強め的な?
見た目の乳化感で言えば川崎水沢店にも近いかも?
味そのものは、こちらの方が豚骨のパンチ感強め。
完飲。
個人的に非常に良いラーショだった。
そして、その足でデザートのうどんを求めて。。。
* 今回の室内写真、カメラのシャッタースピードを速めに設定してしまってて、フリッカー現象の影響をもろに受けてしまい残念。
https://www.daitafactory.co.jp/post/flicker