カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 中山駅前店 - 親知らず抜歯他諸々の事情で焦らされまくっていた一杯は、ざっくざくのほぐし豚とボーナス豚で最高のおもてなし。宝の山のような一杯に感謝でしかない。

9月上旬、右肘がまともに曲げられなくなると言う事態に陥り、必然的に箸も上手く使えなくなりラーメンも暫くお預け。

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その間に中山駅前店の夏期休業。

その間に経験値稼ぎにと近辺インスパイア系を検証するも、正直なところ求めていた境地とまでは行かず。

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そして、中山駅前店が営業を再開するも、同時期に右下の親知らずを抜いて約一週間、ほぼ豆腐とヨーグルトとゼリー生活。

豆腐は勿論「絹」で。「木綿」だとちょっと硬い。
豆腐オンリー味噌汁がなかなか良かった。

とにかくほとんど噛まずとも食べられるものしか食べられない状態だった。

表面的にはそこまでではなかったが、内側に腫れが膨らみ、それが噛み合わせと干渉することによって、本来治るものも治らない?治ったそばから腫れていくみたいな?永久機関みたいな状況。
約一週間後、縫ったと言う部分を外しに行くとそれはすぐに回復方向に。
縫い方が不味かったのか?そう言うものなのか?

まぁそう言った騒動が続いていて、今月はなかなかラーメン厄月となっていた。

と言うことで、いい加減に焦らされまくっていて、そろそろ我慢も限界。
実際のところまだ右奥に違和感も残っていて完治と言える状況ではないが、、、。
本当はもう2、3日くらい我慢して完治して万全の状況で食べたら絶頂できるんじゃないか?とも考えたが、、、。
もう良いやと思って訪問。
ちなみに焦らされ開けの一杯は、絶対にこの中山駅前店と決めていた。
長かった。。。

 

20:52
外待ち5人目に接続。

この待ち人数の時点でもう勝確。

事前申請は自分が声を発することもなく、
「小〜、薄味〜、カタカタ?」

もはや阿吽の呼吸。
ここまで間隔が開いてしまったのは久しぶりだが、相変わらず覚えていただいて感謝でしかない。

あと、根本的にスタッフさんも最近本当に丁寧になって来ていると思う。
前後客が「つけ麺はないんですか?」とか、先に食券を買おうとして止められ「いつ食券買えばいいんですか?」とか、二郎他店は結構行ってそうだが中山駅前店は初めてと思われるようなお客さんがちらほらいたが、丁寧に「金曜日のツイッター更新がその週に展開しているメニュー」であることなどを細かく説明していた。
昔はある意味二郎らしさと言うか、もう少し素っ気ない印象もあったが、店内で方針改革でもなされたのか、とても良い方向だなと思う。
昔ながらの職人気質な二郎ならではのとっつきにくい部分まで、何でもかんでも肯定して継承する必要はないと思うので。

さて食券購入して席へ。
噂通りカウンターの仕切りは外されて、黄色と黒の警告色ライン。

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外されたのはいつぶりなのだろうか?数年ぶり?
期間もかなり長かったので、思いの外違和感というか新鮮に映ると言うか。
匿名じゃなくなったような小っ恥ずかしさを覚える。

この日は突発的無料サービスで「ガリ」あり。

貰えるものは基本的に貰うスタイルなので勿論狙って行こうかと。

そう思っていると、どこからともなく「カタメのカタメが先に出ま〜す」と聞こえてくるので、意識を厨房側へ。
すると、

「ガリは入れますか?」と。
「お願いします」

いつもの通常コールに関しては、もはやお互い触れずともツーカーのやりとり。
的確に覚えていただいて感謝でしかない。

ニンニク少し ヤサイマシ アブラ少なめ カラメ少し ガリ

着丼。

久々にご対麺するこのビジュアルから、既に揺るぎない信頼を感じる。
逸る気持ちがどうしても昂るが、口の右奥はまだ若干違和感が残っているので、意識的に左側を中心に少し慎重に様子を見ながら食べ進めていく。

まずはアブラサラダ。
茹で加減は適度にシャキシャキすぎず、クタクタすぎず。
程よく口の中を慣らしていくのに丁度良い。

スープは一口目が最高にうまい。

ビールの一口目に通じるものがある。
温度と味が突き抜けてくる。

そしてなんと表層の浅いところから、ほぐし豚がざっくざく。

どこを掘ってもほぐしが出てくるではないか。
金鉱でも掘り当てたか?
ゆうに豚一枚分くらいはあるのでは?と思われる大量ボーナスタイム。

親知らず開けの口の状況からしても、ほぐしは最高のタンパク質補給源。
瑞々しくてうんまい。

そしてガリとの相性も良い。
ガリをしっかりとスープの油分にあてて馴染ませてほぐし豚と和えれば、ご飯の進む一品メニュー。
良きかな。

麺はカタカタらしい張りと小気味良さとともに、オーションの香りが心地良い。

カタカタとはいえ意外と柔らかい場合も結構あるのだが、今回はまさにカタカタらしい絶妙な茹で加減。
そして、もれなくほぐし豚も絡み付いてくる。
ボーナスタイムは終わらない。
最高か。

豚は一枚と見せかけて中心に切れ目があり、実は二枚だったものと、それが一枚だったと思っていたので別の場所でもう一枚発掘。
結果三枚。

いやもう良いんですかね。と恐縮してしまうボーナスタイム継続中。
野菜に隠されるようにしっかりと余熱で蒸し上がり、一切のムラなくしっとりと仕上がった豚は、瑞々しく柔らかい部位で、めちゃくちゃうまい。

この一週間、基本的には豆腐とヨーグルトとゼリーと言った生活で、そういえば暫く肉を食べていなかったなと。ふと思う。
まるでそれを見越したかのように、「肉食っとけよ」と背中を押してくれているようで、感動に震えそうになる。

その勢いのまま完飲。

正直、後半は右奥の口内の腫れに若干響きはしていたが、そんな事はもはや些細なことになって、この宝の山のような一杯に夢中になっていた。
コールを始め、大量ほぐし豚や豚一枚ボーナスなど、現状の自分が求めていた部分にひたすら手を貸してくれたような至れり尽くせりな一杯に、感謝でしかない。