カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 環七新新代田店 - 油膜1cmアブラスープは重みはあるが味は程よく。太縮れ麺とうま豚&アブラ。そして最後に飲む水美味かった。

わりと最近この店舗を初訪問する機会があり、その時のことをここがホームの友人らに伝えたところ、店主じゃなかったということや、あっさりとしたスープだったという部分も含めて、おそらく通常の新新代田の状態ではないのでは?という疑惑が沸いた。
ただ、この店は「上ブレと下ブレの差が大きい」ということもどこかで聞いたことがあり、それを考えると、どこを取って通常の新新代田と呼べばいいのか難しそうなところではある。
少なくとも、一度や二度訪問しただけでは、この店の顔を少しかじった程度にしか理解できていない状態であるのは確かだろう。
ということもあり、なかなかこの店に行く機会もないので、近くを通りがかることがあれば寄っておきたい店ではある。

この日の午後、初訪問からそんなに空かずに二度目の訪問の機会に恵まれた。
この日は、ホームではないが何度か来て一応下ブレも上ブレも知っている友人とともに。
こういう未知な店では、分かっている友人がいるというのはとても心強い。

食券を買い、水を持ち、奥から2、3番目の席に。
椅子の高さが普通に丁度良かった。
前回は、入ってすぐの横列のコップの隣の席でやたらと低くて食べにくかったが、もし空いているなら、なるべくなら縦列の席の方が良さそうだ。

今回は店主と、前回麺上げしていたメガネ黒タオルの人が助手。
やはり初訪問の日は助手のみの営業だったっぽいな。

この日は小豚を。
コールは今回も、
野菜マシ、ニンニク、アブラ
にしてみた。

着丼。

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野菜マシにしてもほとんど盛られなかった。
前回の方が盛が良かったので、この辺りからブレを感じる。

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豚マシにしてみたが、少し薄めな切り出し豚が表層に鰹のタタキのような盛られ方。
穿り出すといい感じの塊も。
そしてここの味染みアブラはまたうまい。

スープは透明のアブラの層が表層に見える。これは目黒店を髣髴とさせる。
前回のスープはちょっとあっさりに感じたが、今回はそれがそのまま油分でコーティングされたような感じ。
しかし味自体はしょっぱいわけでもなく程よいと感じた。
この辺も前回の訪問とはまた違った味わい。

麺は前回と同じく太目の縮れ系ピロピロ系。この麺は結構好みなやつ。
後から来た客が麺固めオーダーをしていたが、この麺を固くするとなると蓮爾に近くなりそうだ。
機会があったら次回そのカスタマイズでも食べてみたい。
蓮爾といえば、新新代田はたまねぎのトッピングができるという部分も蓮爾を彷彿とさせる。(たまラーメン)

ニンニクは前も思ったが、店によっては(というかほとんどの店が)いつの間にかスープに溶け切ってしまってることがあるが、この店の場合は切り方なのか何なのか?意外とずっと表層にしがみついてくれている。
個人的に、溶かさず薬味的に具材と合わせて食べたい人なのでありがたい。
今回は、ふりかけのように満遍なく表層部分に伸ばして食べることができ、大変おいしかった。
鰹のタタキ=豚と例えるなら、しょうがやワサビを添えて食べる感覚でニンニクを添えて食べる感覚。
食べやすく具材に絡めやすいこのニンニクは好評価。

そういえば、この店は卓上の調味料類が全く置かれていないが、友人いわく店員にオーダーするという仕組みだったらしい。
ということで胡椒を。
結構荒い系のやつを出してくれたが、良い具合に馴染んだ。

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最後の方、具材がなくなってきてスープがどういうものだったか露になったが、醤油部分と完全に分離した油膜(推定1cm)が表層に。
箸で混ぜるようにかき混ぜても完全に分離している。
これはさすがに完飲はやめておいたほうが良さそうだ。

そして、油分が多かったからか、他店と比較しても食べた後の水がとても美味く感じた。
先日のセッションで「おいしい水」というパワーワードを連呼し始めたのも、この新新代田ホームのメンバーであったことから、そういうことだったかと頷ける。

とまぁ今回はこういう感じだった。
下ブレを知ってこその新新代田という部分もあるかもしれないが、そういう心配をよそに、今のところ2回中2回とも系統の違いはありはしたものの、どちらも普通においしく頂けた。
これは上ブレと呼んでいいのではないだろうか?
ということで、下ブレに出会うまでは?また近くを通る際は立ち寄っておきたい。

食後は、友人と先日の例の二郎オフ会で出来上がったデモ音源の試聴会。
合計1時間ちょいに及ぶデモだが、聴き所、おいしい所がありすぎて、あっという間の1時間。
ちょっとした音出しから始まったものだったが、各々「二郎」という根底のぶれないテーマがあるというだけで、打ち合わせなどせずとも、ずっと同じ道を歩いていけるような、奇跡のセッションとなった。

メンバーの一人は、このデモを聴いていた時に奥さんが来て「あなたたちはこれを三時間やってたのか」と驚かれていたようだが、「みんな本当に二郎が好きなんだね」と理解をしてくれたようで。
既婚メンバーの奥さんの理解という部分は、切り離せない難しい部分だと思うが、このセッションがそういう意味でも意味のあるものになって良かったなと思う。