来れそうだったので訪問。
20:53
まぁぼちぼちの並び。
しかし気付くと、なんか道路の真ん中で屯したり向いのコンクリの台の上に大勢で乗っかったり、十人近くの自由な集団が。猿山かここは。。。
そしてそれぞれが固唾を飲むように店内を見ている様が、なんだかシュールで面白い。
もしかしたらそれくらいの大所帯が集団で来ていて、ロットで別れた人を待っているのかもしれない。
もう少し早く着いていたら巻き込まれていたかもしれないので、少し遅くなって良かったと思うところなのか。
事前申請はいつも通りのオート仕様。
小 薄味 カタカタ
ロット的に一番だったので、食券を買ってから入り口付近で申請を終えた同ロットの後続客が食券を買って出入りする様を見ていると、明らかにロット数よりも多くの人が出たり入ったり買っているような、、、。
丁度出てきたスタッフさんから「量の確認してますか?」と。
「あ、先に買うのかと」
「買うのは後でこちらから確認してからなので、先に並んでくださーい」
みたいなやりとり。
何の疑いもなく先買いしようとしているところから、ホームが先買い制のところなのだろうか?
二郎各店でそれぞれルールが定まっていない感じは、本当に難しいポイントだなと思う。
逆に自分は先買いに慣れていないので、そう言う店で先に並んでしまい後で気付いて並び直しとかって言う目に会いそうで、冒険するのが怖いなと言う部分もある。
一応張り紙はあったが、夜間だと光の関係で、カレンダーの裏の印刷に負けてめっちゃ読みにくい。
こういう大事なところは、ちゃんとした紙を使っても良い気もするが。。。
あとは、X(ツイッター)のトップに固定とかでアナウンスとかしてくれたら良いのかなぁとか思ったりもするが、まぁそこまで考えない辺りが二郎らしいというところでもあるのか。
そして店内へ。
今回は店主に一番近い入り口側の奥席。
足を置くのに丁度良い高さの台のようなものがあるのだが、それが時たまぐらつく。
このカウンター列の誰かが揺すると全員に響く連帯仕様。
乗せないようにするのが一番だが、意外と丁度良い高さにあって乗せたくなる気持ちは分かる。
コールはいつも通り
ヤサイマシ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し
まずはアブラサラダ。
アブラが結構しっかりと固形を保っていて、程よいカラメと合わさってうまい。
ヤサイもキャベツがしっかり多いのが嬉しい。
ホクホク茹で野菜で健康食。
スープがまた染みる。
前日に食べた生田駅前店のベタつく感じが洗い流されるよう。
実はそれくらいに、前日の生田のダメージは意外と大きかった。
食道にまだちょっと重たいものが引っかかっている感じがあったのだが、中山のスープはそれを浄化してくれた。
油汚れを除去するには、ただの水よりもお湯の方が落ちるのかなっていう感じがしっくりくる。
この浄化されていく感じが、うまみに変換されていく。
これは生田を食べた後だからこそのおいしさと言うべきか。
逆に中山だけだと、それはそれであっさりしすぎる感じもあったりするので、あえて汚して浄化させる。
マッチポンプ食いとでも言うべきか。
そうやって各店周り巡ってバランスよく食べるのが吉なのか。
さすが二郎グループ、よくできている。
カタカタ麺は、生田ほどの強烈さはないが、そつなくこの丼の一体感に貢献している様がスマートで秀逸。
ほぐし豚は、ほぐれ豚という表現が正しいくらいに固形を保っているパターン。
いわゆるアウトレット豚。
豚はよくスープに馴染んでほっこり仕上がり。
しかし豚は二枚のはずだが、見当たらない、。。
ほぐれ豚がそれだったのか?とも思ったが、かなり深部の方でもう一枚発掘。
少し欠けている感じがあったので、ほぐれの一部だったのだろう。
このほぐれて原型を無くしそうになっている感じは、目黒店を彷彿。
個人的にでかい塊が食べたい欲はなく、トータルが同じであれば何の問題もない。
むしろ、ほぐれていた方が表面積が多くなって、スープに当たる部分も多くなり、スープへのコクという部分も多くなるんじゃないか?という部分もあり、ほぐしの方が好きなまである。
最後の一滴間際の、ほぐれ豚とニンニクの、ほっこぉほっこぉに仕上がったカスが最後のご褒美。
一番美味しい。
そのまま完飲。
本当にうまかった。
生田駅前店だけでは完結できなかった部分を、こちらで浄化してようやく補完した感じがある。
サウナとかでも、水風呂や外気に当たってようやく整うのと同じように、こうして補い合って最高の形になるっていう部分もあるのかなぁとか思ったり。
そんな中でも中山駅前店は大ラスに閉めるにふさわしい位置付け。
整った。