動機とその流れについてはこちら。
今回はフェイザー編。
モジュレーション系エフェクターといえば、コーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロなどがある。
が、ベースに使用の場合とりあえず一つ選ぶとしたら何が良いだろうかと考えた時に、フェイザーがベストだと思った。
少しずつ進めているバンドの音源制作にて、16分音符でひたすらルートを弾くという部分があるのだが、そのままでも悪くはないけど何かしら味を出したいなと思ってモジュレーション系プラグインを色々と試してみた時に、フェイザーがしっくりとハマったのだ。
コーラスはそもそもベースに使用した時のサウンドがあんまり好きではない。
うねり的な味としてはフランジャーが良いかなと思ったが、掛け方にもよるがフランジャーはうねりのタイミングによっては音が埋れてしまう。
これはワウにも言える気がするが、タイミングによって音が埋もれるということは、ベースとして使用する場合結構気を使ってしまう部分。
しかもそれはハイ抜けが悪くなったという聴感上の問題で、実際の音量は変わっていないので、聴こえなくなったからと言ってDAWでボリュームを書いて音を持ち上げて解消すれば良いものでもないのだ。
そこでフェイザー。
フェイザーの原理は位相ずらしなので、タイミングが遅れることもなく、埋もれにくくもない。
さらにコーラスのようなあからさまな音変化もない。
それに聴感上ワウっぽいファンキーな使い方も可能。
ということでベースで使うモジュレーションはフェイザーに決定。
- 選んだのがこちら -
Ibanez / PHMINI
ノーマークだったが、試奏してみて自分が欲しい要素が詰まった一台だった。
緩やかなうねりからグニャグニャ、ワウ系まで幅広く対応。つまみ遊びも可能。
- 試奏したもの -
MXR / M290 PHASE 95
いわゆる緩やか系シンプル設計。グニャグニャとまではいかない。つまみ遊びはできない。
TC ELECTRONIC / Helix Phaser
次回ディレイ編のFlashback Delay & Looperでも感じたが、このメーカー独自のなんか抜けにモヤがかかるような甘くなるようなデジタル感。
機能面では色々と幅広く対応できそうだったが、それだったらPHMINIの方がアナログならではのスッキリ感に軍配。