この日は久しぶりに友人のバンドのライブを観に渋谷へ。
去年の後半は引きこもっていたので、こういうのも実に半年以上ぶり。
本当は2022年の末にも誘われていたが、駅に着いた時にスマホを家に忘れていたことに気付いてモバイルパスモ使えんやんってなって取りに帰るともう時間間に合わんくなって心折れてしまったことがある。まぁ2022年ラスト3ヶ月は財布無くしたりバイクが壊れたり信号無視で捕まったり作業もまだまだ難航していたりでろくなことがなかったので、これは出歩くなということかなと自分なりに昇華することにしてやり過ごしたりして。厄ってこういう事なんかなとか思ったりして。まぁ厄年でもなかったんやけど。
ここまで出不精になってくると、自分にとっては今回はなんかちょっとしたことで。
ちょっと久しぶりに歩きたいという気持ちから、普段は綱島駅を利用しているところを一つ渋谷よりの日吉駅へ。
実は歩きのルートだと自宅からの距離が同じくらいだったのと、一駅分浮くことから実質かかる時間もあまり変わらないということと、ちょうど運賃の切り替わりポイントなので往復で62円も浮くということで、意外とありなんじゃないかと検証。
結果としてはまぁあり。
イベントでも、全然会っていないような自分とも話しをしてくれる人がいて楽しかった。
友人のバンドも今精力的に活動しているので応援してあげたい。
ということで、戻ってきてようやく本題。
日吉で何かラーメンを食う。
正直渋谷には唆られるラーメンがないので。。。
ということで日吉個人的第一位の武蔵家へ。
とはいえ半年ぶりくらいの訪問。
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ちょうど団体が入るのかという感じでタイミング悪かったかなと思ったが、結局覗いただけで出て行ったので、すぐに入店。
「限定味噌」やっているらしい。
去年もこの時期にやっていたが、年間通してそういう時期なのだろうか?
ラーメンの値段は相変わらず並が650円。
先日訪問した武虎家では680円から730円に値上げしていたので、こちらも値上げしているかなという予想もしていたが頑張っている。
たまには変わり種でもとも思うが、結局「ただの並」を。
申し訳ないが、この店はどうしてもご飯の存在が大きすぎて、それで十分満たされるのでただの並でいいかなという気になってしまう。
目黒二郎の小がワンコインだからと、キリよくそれを選んでしまうような感覚に近いのか?
事前申請は「カタメ」で。
最近の中山二郎的嗜好から、「アブラ少し 味薄め」も加えて検証してみたい気もして結構悩んだけど、この店はスープが少ないので、並盛りだと瞬殺してしまいそうで、ご飯と合わせるには弱くなってしまいそう?
もしアブラ少し味薄めも加えるなら中盛り以上にしないとご飯と戦えないかも?
あぁ、やっぱり中盛りにした方が良かったかな?
とか、色々考えてしまったが、まぁ初志貫徹で。これ以上考えるのは辞めた。
ライスは、先日武虎家でふと浮かんだ「特盛」をこちらでしてみるとどうなるのか?を検証。
実は今回の一番の目的はこれだったりする。
「特盛で」と伝えると、店員さんもあまり聴き慣れない言葉だったようで「・・・・特盛・・・ですか?」という返し。
特盛とはいえ、まぁ均等に小から始まって段階的に大より少し多くなっているくらいを期待。
これまでのデータから大盛りを二杯くらいは行けると思うので、そう考えると理論上は問題ないはず。
まぁでも大から特盛にいきなり盛りがシフトアップされたりしないか?と、クイズ番組の最後の問題だけ異常にポイントが高いみたいなシステムが導入されていそうな気がしないでもないので、着丼まで若干気が気ではない。
ライスは残さないようにという貼り紙もあったりするので若干怖い。
BGMはビートルズのヘイジュード。
あとは帰るだけ、深夜の家系でビートルズ。
悪くない。
と、耽っているとライス着丼。
お茶碗ではなく、普段のラーメン丼にご飯が。
そうきたか、と。少しびびったけどまぁこれくらいだったらいけそう。
むしろちょっと燃える。
そしてラーメン着丼。
全く同じ丼が二つ。
この二丼の感じ、中山二郎のつけ麺っぽいビジュアルになる。
スープは、ちょっとマイルド感が強め。
透明度が低くアブラ分離層もなく若干ベタ塗りな印象。
これまでの経験から、ベタ塗り系は奥行きという部分で若干浅く大味気味な印象。
ちょっと単調に感じてしまうかも。
杉田家のように、もう少し出汁本来のうまさを感じたいところが正直なところではある。
これも直系かインスパイアか?みたいな超えられない壁を感じる。
この感じだったら「アブラ少し 味薄め」は弱くなりそうなのでやらなくて良かったかも。
むしろ味をちょっとブーストしたいかも。
そういう意味では、武虎家の方がデフォルトでパワー強めな印象で軍配が上がる。
このパワー不足な部分は卓上で補完。
店や席によっては卓上が取りにくい部分もあるので、取りやすい席で良かった。
一通り試してみたが、一味醤油漬けがかなりいい感じに食欲増進でパワーもアップした。
この調味料良い。
麺は細目でストレート感も強くクセのない感じ。
正直もう少し太くてごわっとしている方がスープに馴染みそうな気がする。
こういう部分が二郎の麺に超えられない壁な感じある。
豚は生系だったので余熱調理で適度に。
アブラの少ない部位だったのでまぁまぁ良き。
ご飯は、ラーメン丼だと面積的に海苔巻きに余裕あって良い。
量的には結構適量で、お代わりせずに良い感じ。
お代わりも別に良いのだが、どうしても配膳待ちという時間が発生してしまう部分や、それがタイミング次第ではかなり待つことになったり、声かけのタイミングも、スタッフがなるべく提供や好みを聞いている以外のタイミングを図るようにちらちら伺う必要があったり、食べることのみに集中できない瞬間ができてしまう。
後は、純粋に家系のラーメンに充てるご飯は、よそいたてよりもよそってからしばらく外気に当てて少しパサった位の方が美味しいので、お代わりをしないで済むならそれにこしたことはないのだ。
あと、茶碗でわんこそば状態でお代わりをするスタイルは、なんとなく引き際が分からなくなってしまうことがある。
で、結果食べ過ぎてご飯の粘っこさが胸につかえるまで食べてしまって、ちょっと残念な後味で終わってしまう事になるのだが、丼盛だと、なんか食べ切った時に適度な達成感や一区切り感が出て、引き際が明確になるような気がした。
これは完全に個人論だが。
恐らく、わんこそば方式よりも結果的には食べ過ぎずに終われた気がする。
という事で完飲。
のんびり30分徒歩で帰宅。