カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン ゼンゼン - 「たまラーメン」(初)。ラスト贅沢一人ロットをハリボーで。汁が少ないので汁なし状態で食べ始めるが、単純に魚粉に絡んだ麺がうまい。それもこのハリボー茹でだからこそのなせるスナック感。非乳化仕様のスープは、魚粉の香ばしさもありつつカラッとした仕上がり。玉ねぎ魚粉は単純なトッピングに収まらず、一体感も秀逸。

少し前から始まった「たまラーメン」。

店主の古巣である蓮爾ならではのオリジナルメニュー。(玉ねぎ + 魚粉)

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気にはなっていたが、親知らずの抜歯など諸々でなかなか機会が無くてようやく訪問。

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20:33
外待ち10人目。

この店を狙うにはなかなか混み気味。
まぁ金曜日だし最近不定期に休業気味で、今週は3日しか営業日がなかったということもあり、気持ちも分かる。

そしてなんと自分でラスト客だった。危ない。
以降の客には終わったことを伝えるようにとのことで、約二名ほど、恐れながら宣告させていただく。

たまラーメンは限定1000円券。

あくまでも限定。

待っている間どう食べようかと思案していて不意に、「ラスト客と言う事は、後続に提供を抜かれて必要以上に待たされるということを考える必要がない」という事に気付いて、ハリボー(固茹で)にしようかなと。

あと、宣告だったので、こう言うケースの場合は大体「ヤサイは増せません状態」かな?と思ったが、そうではなさそうで一安心。

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自分の前は4人組で、それのための連席調整が入り、結局最後は自分一人だけのための贅沢最終ロット。
尚更時短茹でのハリボー申請で正解。

コールは
ニンニク少し ヤサイマシ アブラ少し

見た目から店主の几帳面さが滲み出ている整った仕上がり。

とりあえずアブラサラダ。
大きくぶれることのない鮮度良好でちょいクタ気味の野菜とアブラは最高の前菜。

汁が少ないので、とりあえず表層から汁に絡めずに汁なし状態で食べ始めるが、単純に魚粉に絡んだ麺がうまい。

それもこのハリボー茹でだからこそのスナック感と言うか、キャラクターが際立って良い感じ。

これまで「たまラーメン」を食べてきた経験上意識しておく事として、勿体ぶらずに序盤から玉ねぎを積極的に食べる事。
そうしないと、最後にスープががっつり辛くなってしまうので。

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それ意識で、汁なし麺と玉ねぎも相性良き。

アブラやニンニクや玉ねぎと絡めた「魚粉汁なし」。これはんまい。
焼いていないけど焼きそば感出る。

そうこうしているうちに、ようやくスープがお目見え。

デフォルトに比べて非乳化に仕上がったスープは、非乳化派の自分好み。
魚粉の香ばしさもありつつカラッとした仕上がりで、食欲増進。

豚はローストビーフを思わせるような、側面はしっかり醤油に漬かった色になっているが、内側はピンク色のレアな部分が見える仕様。

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ちょっとこのままだと生っぽさが気になりそうだと思ったので、漬け込んである程度スープに染色してから食べ始める。

全体的に繊維状のホロっとするようなこれまでのゼンゼンの豚とはまた毛色の違うタイプ。

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部位的には、蓮爾新町一丁目とかでもありそうなタイプ。

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あちらは全体的にゴロっと大雑把に仕上がっているのに対して、こちらはちょっと意識高い系のラーメン屋さんで使われてそうな低温調理で仕上げたようなタイプ。

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意識高い系のラーメン屋さんだと、これが鶏胸肉でゼロカロリーみたいな感じで仕上がっているようなやつ。

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そんなタイプの豚。

実際に食べてみると、若干膜のような繊維のような部分で切り離しにくい感じはあったが、普通に良き仕上がり。

それと、もう一つはいつものすぐに解れるゼンゼン豚。
こちらはホロホロで味染みもしっかりで、めちゃくちゃうまい。

スープも魚粉と非乳化効果で、食べるスープとなって完飲。

前菜のアブラサラダ、序盤は汁なし、その後の汁あり、と、段階的に食べることもできて、最後まで飽きのこないとても秀逸な仕上がり。
汁が少ないと言う事の恩恵を改めて発見。

玉ねぎがそこまで辛い系ではなかった事や、序盤から割と積極的に食べ進めてもラストまで残っているくらいにはボリューム感もあった事も良き。
終始甘みと清涼剤の提供材として、食べやすさに貢献。

以前に MEN YARD FIGHT でたまラーメンを食べた時は、ただ単順に、魚粉と玉ねぎをトッピングしただけって言うニュアンスに近く感じたが、こちらは元からそうであるように一体感のある作りで、登戸時代も含めて一番完成度も高い一杯になっていた気がする。

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最後に水を飲んで噛み締めて、丼を下げようとした時に、なんと店主さんから「登戸と比べてどうですか?」って、まさかの質問。

この日は自分の2ロット前に常連さんがいっぱいいたっぽくて店主さんもご機嫌気味で、そのテンションのまま流れで聞いてきたのだろう。

咄嗟のことで、登戸との比較と言うことばかりが頭に残ってしまい、そう言えば最近の登戸はボリュームコントロールが困難でしばらく様子見していると言う状況なのだが、これをどう説明するか?みたいなことがグルグルしてしまい、言葉足らずにも「量が少なくなって行かない店になってしまったんです」みたいな事を喋ってしまい、本当は「高くなっても良いからボリューム感を気分で増減しないでほしい」と言いたかったのだが、丁度この店のツイートで「材料の値上げが止まらないのでマシマシ有料化するかも」みたいなタイミングだった事からも、「ボリュームに関しては、原料がどんどん値上げしていますからねー察してあげていただければ、、、」みたいな恐縮するような形に返されてしまい、色々しまったと大反省。

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いやもう瞬発力がなさすぎる。
比較とかではなく、非乳化スープだったり一体感が良かったなど、改めて今回の良かったポイントを完結に伝えられたら良かったなと。。。
このポイントだけやり直したかった。
また来ます。