この日は、楽曲制作で関わっているシンガーソングライターYataro氏のレコーディング。
自分の影響から二郎への興味も徐々に深まって来ているこの頃、無事終わった所で、〆に二郎にでも行くかという流れに。
以前に上野毛店を訪問したメンバーだが、それ以来隙あらばこの「制作→二郎コース」を狙っていた所、今回ようやく2回目の決行のチャンスが。
この日は水曜日なので生田駅前店は定休日。
上野毛店は前回行ったので、自分としては2日連続となるが、中山駅前店を選択。
まぁでも今の限定の「ピリ辛!カレー汁なし」を、個人的に是非食べてもらいたいと言う強い思いもあり、全く問題なし。
汁なしや油そばの専門店を圧倒的に凌駕する二郎が織りなす汁なしメニューから、二郎の果てしない可能性ポテンシャルを、是非肌で口で感じて貰いたくて。
彼らは中山駅前店はおろか、中山と言う場所に来るのすら初めてなので、まずは基本のラーメンを押さえた上での限定と言う流れが一般的かとも思われるが、こと中山駅前店に限っては、そうじゃなくても良いと自分は思っている。
限定メニューの方がデフォルトメニューよりも、派手さというか尖っている感じが分かりやすいので、まずはそこでインパクトを受けて貰った上で、しみじみとラーメンを味わって貰う方が流れ的には良いのではないかと。
あと、前日でも思ったが、現在自分の中でデフォルトのラーメンはスープの油成分の見直し期間中という事もあり、素直に紹介するに至れていない状況だったり。
汁なしに関しては、いわゆる油そば的な要素から、油抜きは考えなくて良いと思ったので、そのまま殿堂入りコールで問題ないだろうと。
実際に、先日に殿堂入りカスタムで食べたこのメニューは最高に旨かったので。
と言うことで、決行が確定した瞬間から、メンバー一同ついつい逸る気持ちを抑えられずに、支度中に色々と物を落としたりして逆に仕事増やすような場面も。
急ぐ時ほど焦らず冷静に落ち着いて。
何にでも言えることかもしれないが、これ鉄則。
そして到着。
21:00
丁度坂上いっぱいだったので、横断歩道折れた所の先頭に接続。
昼間暖かかったので、それに合わせた格好をしていると地味に寒い。
この季節ならではの、どこまで着るべきか難しい所。
油断していたメンバーは膀胱が危うくなる。
トイレを借りるタイミングはなかなか難しく、コールの時にトイレという間の悪い感じは避けたい所から、結果的にコールに答えた瞬間にダッシュで行って事なきを得ていた。
事前申請においては、とりあえず自分の殿堂入りカスタムである「薄味 カタカタ」を採用させて貰うことにした。
初めてだしデフォルトで、という考え方もできるかもしれないが、自分が紹介した分逆に、まずは自分がいつも食べている物に近いものを食べて貰いたいなぁと。
少食だけど豚は食べたいので増したいと言うメンバーがいるが、そんな彼は麺量をどの辺りに設定すれば良いだろうかと考える。
「1/3」か「半分」かと悩んだ挙句、半分を採用。
伝える作業の上で、なるべくシンプルにした方がミスが少なくて済むかなぁと言う考えで。
苦しそうなら他のメンバーが手伝えば良いかと。
そう言って自分も一杯一杯になるかもしれないが。
と言うことで、
3人で 小ラーメン 内1人麺半分 全員薄味カタカタ
申請。
コールについてもプロデュース。
麺半分のメンバーには、ただでさえ多めの中山のヤサイは少なめにした方が安全かなと。
あとはヤサイを少なくするならカラメはなくても良いかも、という判断から、
ニンニク少し ヤサイ少し アブラ少し を提案。
自分と同じくのメンバーは、彼のこだわりで 全部 を。
自分はいつも通りに「いつも通りでいいですか」コール。
ヤサイ ニンニク少し アブラ少し カラメ少し
着丼。
このヤサイの盛りを見て麺半分のメンバーが若干怯んでいたのが見えたが、食べ進める。
まずはアブラサラダ。
この店にしてはキャベツ率は控えめ。
キャベツが特徴的なこの店なので、せっかく新規メンバーを連れてきているこの状況、欲を言えばそう言うキャベツたっぷり有機野菜をお見舞いしたい所ではあったが、鮮度は良好で瑞々しいシャキシャキ感で全く問題なし。
本題のカレーに手を出す前に、フレッシュなサラダで胃を整えておく。
メンバーの内一人から、小皿料理の「Mr.オクラ」をシェア。
何度も訪問している自分なので、名前はずっと前から知っていたものの手を出すまででは無かったのだが、まさかこのタイミングで初食。
意外と小さく切られていて滑りもあり、箸でなかなか掴めず、とりあえず少しだけ拝借。
結果として、カレーのスパイスにかき消されて存在感皆無で終わってしまった。
食べるならケチらずに多めに食べるべきだったか、逆に小皿の方に、すき焼きスタイルでディップした方が良かったかもしれない。
メンバーの一人が試しにそのままの状態で食べたらしいが、出汁が効いていて美味しかったとのこと。
ラーメン着丼までの "お通し" としても有効かもしれない。
麺をほじくり返せば、口に運ぶ以前にスパイス感のあるカレーの香りで既に美味しい。
当然の如く食べても旨い。
毎回思うが、この汁と麺の絡みが本当に秀逸。
それぞれがこうじゃないと、ここまでの一体感は生み出せないだろう。
豚もまたジューシーなやつが3枚の大盤振る舞い。
ラーメンにおいては、前日の如く脂質がスープに溶け出して重くなりそうなタイプではあるが、汁なしカレーにおいては、ただのジューシー感爆上げ剤。
しっとり潤いやわやわでうんまい。
これとはまた別に、とある一角にてヤサイの下に大量のほぐし豚を発掘。
ほぐしは表面積が広くなる分、カレーをしっかり吸って、更には素材の醤油味もしっかりの旨味爆弾。
実質豚成分4枚分くらいの豚成分で、食券タイトル詐欺仕様に大感謝謝肉祭。
ありがとうございます。
底の方にて、ようやく汁がお目見え。
この汁の少なさは「薄味」にしているからこそだが、ここに至るまでも十分にカレー成分は堪能できているので、このくらいで丁度良い。
むしろデフォルトだと、最後の最後にこの溜まり汁によってしょっぱくなりすぎてしまい、後味が少ししょっぱかったっていう印象で終わってしまう所、薄味仕様だと、絶妙に丁度良く多幸感で満たされる一番幸せな後味で終わる事ができる。後味大事。
連れ2人も、味の濃さはこれくらいで十分だったと言っていたので、信憑性のあるデータと考えて良いだろう。
とは言え、今回の汁の余り方は、いつもよりも多めだったかもしれない。
あと、目視で分かるくらいには油成分もいつもよりも多めに。
前日も然り、この数日、スープ、汁成分の油が少し多目にブレ気味と考えて良いかもしれない。
この汁量だったらスープ割りしても良いかもなぁと思いつつも、丁度コールタイムが始まりそうな気配だったのと、割るには具材をちょっと食べすぎてしまった所だったので、そのまま濃厚経口完飲。
退店して感想どうだったかと聞こうとするも、それより前に、メンバーの一人が食い気味の興奮気味に、今までで一番ずば抜けて美味かったと大絶賛。
まぁこのメニュー、誰しもが好きであろう ”カレー” と ”豚” を存分に堪能できるメニュー。
嫌いな人はいないだろう。
その後もとにかくひたすら美味しかったと言っていたので、これは連れてきて良かったなぁと、こっちまで嬉しくなる。
この店が自分のホームであることを誇らしく思う。
そして、着実に沼にはまり込んできている気がするが、それは自己責任と言うことで。