カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ZOOMのベース用マルチエフェクター「B1X FOUR」を導入してみた件。

スレ違いではあるが、先日かなり久しぶりにベース用機材、ZOOMのベース用マルチエフェクター「B1X FOUR」を導入したことについての経緯やトラブルなどについて記しておく。

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zoomcorp.com

自分はベースという楽器を弾くのだが、これまでZOOMのB3というマルチエフェクターを使っていた。

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www.zoom.co.jp

このエフェクターは、三つのコンパクトエフェクターがそのまま並んでいるような仕様で、直感的に使えるというもの。
そこで選んだ3つ以外にも、パッチをうまく並べて切り替えることで、あらゆるエフェクターが使える仕組みになっている。

しかしパッチの切り替え作業に関しては、ボタンを長押ししてそこから何回かペダルを踏んで呼び出したりする必要があり、瞬時に切り替えられるものではない。
ジャムとかの場面で突発的に切り替えるのは正直難しい。
予めライブとかで使うエフェクターが決まっているのであれば、曲ごとにそれを作り込んで切り替えていくという形が現実的なところか。

最近この三つに限界を感じてきたので、
・普通に欲しいコンパクトを買い足していくか?
・また同じこのB3を買って2台同時使用にするか?
・今ならまた新しい機種も出てるからそういうのも導入するか?
などと迷っていた。

第一候補として考えたのはこの後継機種のB3nというもの。

zoomcorp.com

同じように3つのエフェクトを直感的に使用することができ、さらに実は同時に7つのエフェクトを平行に並べて繋いでいるという仮想空間的な状態になっている。(表向きに表示されるのは3つまたは2つまで)
いざ楽器屋で試奏してみたら、この7つの仮想空間の切り替えが思ったよりもスムーズでは無かったのと、若干重いなという印象。慣れるとそうでもないかもしれないが。

その時に今回のB1 FOURという機種を見かけた。

zoomcorp.com

実際に触ってみると分かるが、めちゃくちゃ軽いし小さい。
B3やB3nの半分もいかない軽さ。そして値段も半分もいかないくらい安い。

ちょっと試奏してみたが、5つのエフェクトを平行に繋いでいるような状態。
こちらの方はデフォルトで全て表示されているので、仮想空間という感じではなくB3nよりも直感的な気がした。

操作に関しては、右のペダルを押すと左から右に選択が切り替わっていき、左のペダルでオンオフという形。
右のペダルを何回も押して選択を切り替えるのは、正直ちょっと煩わしい。切り替えが激しい場合は無理。
しかしこのコンパクトさは非常に魅力的。

足での操作は無理だが、各エフェクトのオンオフは指であれば直感的に切り替えることも可能。
頑張れば素足で親指での操作も可能か?

音そのものも、同じようなエフェクトでもB3に比べて新しいということもあり進化している気がする。
まぁ内容はざっくり実機のモデリング集なので(有名なところでサンズアンプとかEBSマルチコンプとか)、正直実機そのものにはどれも劣るが、自分の使い方としてレコーディングではDAW上でエフェクトをかけるつもりだし、ライブで軽く使う用途には問題ないレベルかなと。

ということでまぁ安いし失敗してもそこまで痛手にはならないだろうと、これを購入の方向に。

この製品はペダルが付くものか付かないものかの二種類ある。
B1 FOUR 340g(電池を除く)
B1X FOUR 610g(電池を除く)

とのことで、重量に倍近く差がある。それでもエフェクターとして軽いのだが。
ちなみにペダル操作が可能なエフェクトは、現状ボリュームペダル、ワウ、ワーミーくらいで、割と少ない。

個人的にボリュームペダルはそこそこ良いのを持っているし、ペダルワウは特に必要ないと思っていたが、どこかのネットの情報にディレイでもペダルが使えると書いてあったので、ディレイでペダルといえばタップテンポかな?と勝手に思い込んでペダル付きを購入。
しかし、実際はその機能はないということで落胆した。

ベースという楽器の特性上、両手が塞がるので、タップテンポが使えないとなると、突発的に必要な場面で弾くのを辞めていちいちしゃがみ込んでアナログにタイムを当たりつけて微調整していく作業をする必要があり、エレキならまだしも、アップライトの場合はもはやしゃがみ込む気になれないので、この機能がないのは残念すぎる。

ディレイは個人的に必須くらい欲しいエフェクターだったので、それだったらこのエフェクター自体いらなかったかも、、、そうか、これだったらペダル無しのやつにすれば良かったかと、ペダルがないだけで半分くらい軽くなるしコンパクトになるので、必要なければペダルなしの方が断然魅力なので。。。

というわけで、まだ全然綺麗で新品同然なのでメルカリに出品して買い直そうかと。
この商品人気で出品中のものも全部売り切れていたし、値段もあんまり落ちていないので、割と良い値段で売れるんじゃないかと。
実は今回これを楽天ポイント結構使って買ったので、むしろ実際の現金分元が取れて転売状態になれるんじゃないかとか思ったしして。

まぁしかし、買い直すかどうかを決める前に、せっかくなので一応製品についてもっと知っておきたいなと一通り使ってみる。

B3だと、直列で繋ぐとバイパス時の音痩せが気になっていた。
基本は飛び道具として使っていたので、言い換えれば基本はバイパス状態なので、その音がダメなのはアウト。
それを解消するために、わざわざABボックスのセンドリターンを返していたのだが、B1X FOURではそれが特に気にならなかったので、直列で良さそうだ。

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そして、ABボックスを繋ぐ場合は、基本はB1X FOURはバイパス状態なので常時使用するボリュームペダルを使うことは選択肢になかったのだが、使わないとなると、ボリュームペダルもこのB1X FOURのもので良いのではと。
実際使ってみた感じ、ボリュームのカーブ具合も結構使いやすい。
というかこれまで使ってきたものよりも使いやすいかも。

ということで、ABボックスとボリュームペダルとケーブル3本分の節約に成功。
そしてペダル付きを選んでむしろ良かったという結果オーライに。
一気に軽量化とコンパクトさを手に入れることができた。

5つのエフェクトのうち1つはボリュームペダルに割り当てることになったので、残り選べるエフェクトは結局4つということであんまり差はなくなったが、一度この手軽さを体験すると、まぁこれの範疇で使う方向で良いかなと思ってしまった。当初の目的とは少し変わってきてしまったが。
というか3つだと足りないと思っていたのはエレキの時だけで、アップライトの場合だとこの量でも問題ないかと。アップライトは楽器の特性上、エフェクトをかけてもそこまで活きない場合が多いので。

システムをエレキ、アップライト両方において構築することも考えたが、それこそとりあえず今回のB1X FOUR一台あれば、これでアップライト、エレキは必要に応じてそれプラスアルファと考えると無駄なく使えそう。
もし足りなくなかったらもう一台買うでも良いかも?それでも上位機種のB3nよりも安く軽く収まるし軽い。

ZOOMはミニマル志向バンドマンの味方や。

 

次回、パソコン操作編。

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