ジロリアン仲間らと川崎にて久々に共食いを。
18:00 に店付近に集合ということだったが、メンバーの半数はそれのかなり前からスタンバっていてやる気十分。
メンバーの一人は5日くらい前からコンディションを整えに入り、昨晩から何も食べないで、この日は仕事も休んだというう猛者もいる。(捉え方が重いし、二郎は一仕事した後の方がおいしく食べられる気がするのだが、、、。)
今回は合計5人で赴くことに。(内香川県出身が3人。)
この日は京急川崎店初めてのメンバーが過半数いたので、一応自分の知識内で分かる範囲で事前説明。(あくまで個人主観。偏見あるかも。)
・麺量は他店と比べると少なめ。仙川店や中山駅前店の小よりも川崎の大の方が少ないかも?など行ったことある店舗と比較しながら。わりと小ラーメンで普通にいける人は思い切って大にしても良いかも。
・スープが優しい。麺も柔らかくデロ系ということもあり、お茶漬けや雑炊のように食べられる。風邪の時でも食べられそう。
・ニンニクがピリッ系と辛い系で、優しいスープのアクセントに丁度良い。クランチ具合の刻み方で噛み応えも秀逸。かといって強すぎず。ジャイアントコーンに乗っかっているアーモンドみたい。冷凍感もあいまって「サクッ」よりも「んっ」って感じの食べ応え。
・豚は基本しっとり系で当たれば本当においしい。ちなみに普通の豚マシは、下ブレの時は特にだが、そこまで増える印象が無い。一度だけ注文したことがあったが、その時に限ってそこまででもなく、中途半端な印象を受けた。それだったらダブルに振り切ったほうが良い気がする。しかしダブルはオープンして10人くらいで終わってしまう可能性あり。間に合うのか?
・雰囲気が他店とは比較にならないくらい穏やか。優しい。
そういった部分を踏まえて、食べる直前まで何をどう食べるか?と、一同悩んでいる様子だった。
時間も早かったので豚ダブルも狙えるかも?ダブルにするなら麺量は小か?
ダブルがなかったら普通の豚マシではなく、あえて麺を楽しむに振り切って通常の大にするか?
それからコールはどうするか?ベースを大にするか小にするかでも野菜の量など変わって来るだろう。
など、選択肢の分岐点も含めてシュミレーションに余念が無い。
メニュー自体はファミレスなんかとは非にならないくらい少ないはずなのに、ここまで悩める余地があるのは凄いことだと思う。
自分は、豚ダブルがあった場合は今日はそれを狙ってみようかと。その場合は麺量は小(930円)で。大にすると1030円となり、4桁いくとちょっと予算オーバーなイメージというか、この日はそこまでべらぼうにお腹が空いている状況ではなかったのでそんな感じで。あとは野菜を増すことで調整しようかと。まぁこれもよっぽどコンディション良い時や自分ご褒美みたいな日は選択肢としてはありだろうと思う。
豚ダブルがなかったら普通の大ラーメンにしようかと。
待っている間、誘導に出てきた助手さん。やはり覚えてくれてて嬉しい。
先日蓮爾新町一丁目店で一緒にいたメンバーもいたので分かりやすかっただろう。
その時に5人でも大丈夫ですか?と確認。丁度手前の五席分を開放してくれた。ありがたい。
食券購入。
オープン直後、そこそこ並びが合ったのであんまり期待してなかったけどなんとダブルが解放されていた。
ということで小ダブル(930円)に。個人的初ダブル。豚喰らい贅沢コンセプト。これはもう一気にテンション上がる。
これで豚が当たればまさに「天国への食券」となるだろう。
そういえば、食券器から食券を取り出す際、食券の大きさに対して取り出し口が大きくて出てきたはずの食券が見つけにくく、なんか引っ掛かりがあって取り出しにくくて、いつもちょっと焦る。
あと、おつりは食券が出るところと同じ店が多いイメージがあるが、ここは別の場所なので注意が必要。
それと、食券器のすぐ横に箱ティッシュを発見。いつも鼻水まみれになっていて、この日は前回の反省を踏まえてポケットティッシュを持参していたが、あっさり解決してしまった。
席順どうしようか?という話があり、自分は全員がいい感じで写るようにいずれか端になれたらいいなと思っていたが、その時自分は三人目だったので一番前か一番後に行こうかと思ったが、席が空いていく順は結局ランダムなので、そのガチャ感まで楽しんでみようかと。
そうしたら三人目に空いたのは丁度ウォーターサーバー横の端。なんかこの日は良いように動いている気がする。
そして奇しくも香川県出身が両端とセンターという、良い感じのバランスになった。(本当にどうでもいいけど)
しかし五人で横一列を専有させてもらっている落ち着き感は半端無い。
その落ち着く雰囲気があいまって、背景をちょっとシックに落ち着かせたら、まるでどこかの割烹料理屋にいるような、回らない寿司屋にいるような、そんな錯覚にさえ陥りそうになる。
程なくしてコール。
「はい、右の方から~、ニンニク入れますか?」
この時にいつも、店主から見て右なのか、客から見て右なのか?という部分でいつもドキドキする、とメンバーは言っていた。
まぁとりあえず右とか左とかこの際どっちでも良く、目が合った方と覚えておけば良いだろう。
自分は、野菜マシ、ニンニク、アブラ、カラメで。
着丼。
やはり川崎店、ビジュアルがとてふつくしい。
美しいではなく「ふつくしい」、おいしいではなく「ほいしい」という、解けそうな優しいニュアンスがこの店には合っているのではないだろうか?
一口目は前菜のアブラサラダ。これはもう野菜チョモランマの天辺を可能であればお箸とか使わず直で「はもっ!」ってかぶりつきたい。この瞬間うまいと感じたらもうその日は当たり。
二郎はビールに近い部分があると思う。一口目のこのうまいはまさにそう。あとは体調などによっておいしさの感じ方が変わってくるという部分も。
豚ダブルはやはり圧巻。
塊を切ってそれをなるべく崩さない形で、スープに沈めてくれている状態。潜水艦のような手榴弾のような。まだ全貌を見せていない静かなるオーラが野菜の隙間から見て取れる。表面の色からして一見パーコー麺のようにも。
ビジュアル的にも端整で美しく、いくらでも眺めていられそう。ある種芸術作品。
勿体無くて「食べたくても食べたくない」という葛藤すらわいてしまう。むしろ飼いたいとか思ってしまう。
麻薬じゃないけど二郎ハイ状態で、思考がおかしくなって変な言葉がどんどんわいてくる。
まぁいい加減にして食べる訳だが、見た目どおりのしっとり系でめちゃうま。
特別に強い味付けがされているわけではないが、スープとの一体感のある邪魔をしないタイプでとても良い。
なくなっていくのを名残惜しく感じながらも、幸せタイムは終了。
退店後はメンバーの停めていた駐車場付近で反省会。
今なら、タイムズの黄色く光るバックに黒い文字が二郎インスパイアとも感じてしまう。
昨晩から飯を抜いていたメンバーは、やはりちょっと何か入れておいた方が良かったかもと。
いくら優しい川崎でも、そこまで胃が空っぽの状態だったらびっくりはするだろう。
豚ダブルの豚の量感は、中山の豚マシよりもちょっと多いというような印象。やはり中山豚は多いよな。
こういう枚数、店舗によってまちまちだが、川崎は通常で2、マシで4、ダブルで8くらいだろうか。池袋は2,5,10、中山は2,5、上野毛は2,5とかだったような気がする。
そう考えるとインスパイア店でありがちな一枚ずつ課金して増やせる店なんかはかなり割高に感じる。
ダブルを頼んだもう一人のメンバーは若干やられかけて、それをさらに大豚ダブルを注文したというメンバーにお裾分けするという一面もあったようだ。が、僕から言わせて見れば、楽々の完食よりかはちょっとやられかけるくらいの方がむしろ二郎食べた感あって良いと思う。あくまでたまにはの話だが。
まぁでも常用で食べるタイプの人間だったら、無茶してドクターストップになったらそれこそ最悪なので、「長く食べるための控えめ」というのも大事だろう。
この日来ていなかったベテランジロリアン仲間も、あえて麺少なめにしている時もあるらしい。
メンバーの一人は芸人なのだが、目黒の店主物真似を。
湯切りで腕を動かす際に、顎を振り子のようにして腕と反比例の動きでバランスをとるのが特徴らしい。
夏の涼しい夜風と供に、好きなこと(二郎)について話せる空間は大分楽しく心地良い。
複数人いたので、この日は久々にアビイ・ロード風フォトセッション。
良いニ郎だった。