カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 上野毛店 - ラストロットの重鎮常連さん2人とラストロットを堪能。醤油とスープ双方の繊細な旨みがこの上ないバランス配合。麺はちょっと細め。豚はスープの旨みを吸収して淡白系なのにとってもジューシー。カレーオイルイベント。閉店間際のスープが一番旨い説濃厚。

21:33

この日は火曜日と言うことで、週の中では1番空きやすい日だと思ってあわよくばと狙って来た訳だが、まぁまぁな並び。

だが、今月この店は1回しか食べられていなくて、上野毛欲も溜まっていたので接続。

その後すぐに、並びの人数を数えに出てきた助手さんがいるなぁと思っていると、厨房の方から「25人」って声が聞こえてくる。

その後、お馴染みのラストロットの宣告スルー常連さんが現れ、「自分で26人目で、今日は宣告です」とのこと。

時間にして、21:37。
自分もギリギリだったかもしれないと、とりあえず一安心。

しかし、彼にしては少し早いお目見えで珍しい。
実際にこの日はちょっとイレギュラーで、予定になかったけど早めに来られたらしい。

最近は週1で金曜日しか訪問できない状態になってしまっているとのことだったが、やはり天下の金曜日は結構混んでいるらしく、つい先日に至っては、ラストロットで22:50にまで達するという過去最長延長戦記録を経験したという話も。

その日は21:58くらいに到着した段階で30人くらい並んでいたらしいが、なんでその日はそこに至るまで宣告しなかったんだろうとも思ったが、話からして、最近彼は週1しか来れないし「彼の顔を見るまでは宣告しないぞ」というスタッフ陣の気持ちの表れだったのでは?とか、そう言う絆みたいなのを勝手に思ってみたりして。

逆にこの日は、ちょっと早くに彼が現れたことによって、「まぁ今日はここまででいっか」みたいな。
彼が現れたタイミングで幕を下ろす。
完全に公式宣告人みたいな位置付けとなっているような気もする。

そして、その過去最長延長戦の日は最高に神がかった上ブレだったらしい。
食べてみたかった。
自分だったら、その並びを見た瞬間に早々に撤退していたかもしれないが。。。

21:58

もう一人のお馴染み顔パス常連さんが測ったかのように到着。
もはやお約束の時間。

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宣告とは分かりつつも、一応確認に店内へ。
大将が反応するよりも先に、顔を見つけた長身助手さんからあっさり了承。
「ふー危なかった」とか言いながら戻ってくるも、全く危なげの無さそうな様子なのが、常連すぎて面白すぎる。

と言うことで、約2ヶ月ぶりくらいに、奇しくもラストロットの重鎮常連さんコンビと、文字通りラストロット。

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その後は、最近の上野毛店の情報交換会的な感じで。
最近の並びは本当にもう曜日とか関係ないっぽい。
月曜日は混みやすい印象があったのだが、今週で言うところの前日は意外と空いていたとか。

あとは、お2人とも全店制覇者なので(正確には1人はリーチ状態)、踏まえてあえてバッドな店舗な話題もしてみたり。
待機時間も有意義なものになり、助かります。

ようやく入り口付近に差し掛かり、そろそろ自分たちのロットの仕込みに入りそうな辺りで、厨房の方から「大大小〜」って言葉が聞こえてくる。
十中八九、自分と超常連さんお2人の内容。
もはや確認するまでもなく、完全にオートマチック。

その後、一応助手さんから確認ありも、自分が声を発する前に、「少し薄味、油抜き、カタメ?」と。
毎度感謝です。

一応まとめ

大ラーメン 少し薄味 油抜き カタメ
申請。

ヤサイ ニンニク少し アブラ少し
コール。

盛り付けの様子を見ていると、ラストロットだけどヤサイはまだ結構残っていたのか、なかなかの盛り。
担当のサウナハット長身助手さんの盛り付け方が相変わらず本当に丁寧。
実家でうちの母がいつもやっていた、仏壇に祀る「ごはんさん」みたいな山盛り。

myoukaku.net

そしてその上に豚を3枚。
そして再び追いヤサイ。
そして天辺にアブラ。

ヤサイ豚ヤサイの、ヤサイで豚を挟み込む、ヤサイバーガー。
モスバーガーの「モスの菜摘(なつみ)モス野菜」的な?

www.mos.jp

それだけ聞くとヘルシー。

着丼。

もうこのカスタムにも慣れたものだが、この透明感のあるスープを見る度に、毎回その美しさに驚き、息を呑み、見惚れてしまう。

こんなにも美しいスープが存在するのかと。

そしてこの日は、醤油の旨みスープの旨み、双方の繊細な旨みがこの上ないバランス配合で、たまらなく沁みる。

非乳化スープの極みがここにあり。

このカスタムにし始めてから本当にブレなし。

好みはあるかもしれないが、自分にとってはまさにドンピシャ。

ひとしきりスープを堪能しつつも程々に、ニンニクは下手にスープに溶け込まないように、高台に避難させる事を忘れない。

この下処理を怠ると、必要以上に辛いスープになってしまい、この繊細なスープが台無しになってしまうので、これは横着しないでやっておきたい。

高台にはアブラが実装されているので、必然的にアブラニンニクに。

そしてこのスープを掛け湯した上で、アブラニンニクサラダ。

アブラがフルッフルでフヨフヨで実態のないコラーゲン100%の鮮度最高の上ブレ。
ちょい繊維を感じるシャキヤサイとのコントラストは言わずもがな旨い。

麺はちょっと細めデイ。

前回の記録の写真を見ればすぐに分かるが、前回の方が太くて、好みで言えば前回だったが、まぁこれはこれで。

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もっちり感は控えめで、どちらかと言えば、ややカタカタ寄り。

後に柔らかめの常連さんに、「今日は細かったですね」と話すと、「そうでしたか?」とのことだったので、やはり柔らかめはブレにくく安定しやすいのかなと。

カタメの方が安定しにくくブレやすいが、しかしその分、バリエーションの振れ幅が豊富になり、その日その時でしか提供されることのないオンリーワンなブレ、儚くも一期一会を、より顕著に楽しめるカスタムのような気もする。
同じメニューでも、全く飽きずに楽しめると言うもの。

ピリリニンニクやフヨフヨアブラと絡めて食べるも、また最高に旨い。

豚は、削ぎ切った繊維がしっかりと目視できる。

厚みも十分、この上ないしっかりとした肉感。

スープの旨みも吸収して、淡白系なのにとってもジューシー。うんま。
なんか久しぶりにちゃんとした肉を食べた気がする。

後半、創作熱心な助手さんから、「カレーオイル」なるものを試供頂く。

いきなり丼内に投下するのは怖かったので、まずはレンゲの上でお試し。

しっかり芯のあるキリッとしたカレー味で、なかなか良き。
こう言う系は麺に直接もありだろうなと、レンゲの上で油そばにするも良き。

頂いた後、実はこのカレーオイルにはエビも入っているとの話も。
匂いを改めて嗅がしてもらうと、なるほどと。

かといって、所謂イメージするシーフード系という訳でもない感じが良い。
エビペースト的な。

しかし、後で思い出したが、カレー系味変と言えば、先日食べた仙川店の "Hachi 激辛スパイス カレー粉" が凄く良かった。

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www.hachi-shokuhin.co.jp

今回頂いたのがオイル系だったので、やはりちょっと地味に重くなる部分もあったのが気になったりもしたので、個人的には正直仙川店の方が軍配かもしれない。

上野毛店のラーメンにも合いそうな気もするし、提案しそびれたのが少し悔やまれる。
あとは、今は亡き 蓮爾さんこま店 の思い出の味である、「ガラムマサラ」とかも良さそうな気もする。

横浜関内店でもちょくちょく提供される「カレーチン」通称「アレ」みたいな、カレー粉みたいなのも良さそう。

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機会があれば提案してみたい。

と言うことで、完飲。

その後、麺が少し細かっただの、カレーオイルの話だの、スープがやたら美味かっただの、助手さんたちご本人の前で、この日の反省会。

中でも、一番興味深かった話が、「この閉店間際のスープが一番旨い」説。

先日彼らが食したという、過去最長延長戦記録時の神ブレしかり、今日もやたら美味かったし、自分も経験則からそれは薄々そう言う気がしていた。
助手さん含めてその日その場に居た全員が満場で意見が一致していたので、信憑性はありそうだ。

あと先月だが、久しぶりに昼帯に食べる機会があったのだが、なんか違ったっていう話をするも、助手さんも納得で、昼は骨を炊いているだとか?夜は豚だとか?で、割と別物らしい。

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昼しか食べたことのない人は、この夜帯の閉店間近も食べてみてもらいたいかも。
また別物として楽しめるはず。
助手さんも違う部分から、店の雰囲気もまた違うのも面白いと思う。
個人的には圧倒的に夜の方が好み。

こう言う話をしていると、もし全店制覇スタンプラリーを完了して持て余している人は、上野毛店昼、上野毛店夜、両方行ってこそなんじゃないかと思ったりもする。
裏ステージというか。
片方しか訪問していない人は [1/2ポイント] 分しか入っていない感じ。

ある意味新店舗と言うか。
バリエーションが増えて楽しめるんじゃないかと。

こう言う感じで考えると、自分の知らない店でも同じように昼夜で別の顔を持っている店、結構あるんじゃないかなと思う。
そう言うあらゆる楽しみ方ができるのが二郎。

逆に言えば、自分から能動的に楽しみを見出せるかどうかが、真の意味で二郎にハマる人かどうかと言う部分もある気がする。
浅く広くとりあえず周る事が義務みたいになってしまっている人は違うかなと。

しかしこの日は、久しぶりに揃った重鎮常連さんお2人のお陰もあり、終始わちゃわちゃした上野毛店で、ラーメンは勿論、雰囲気、味変、あらゆる情報など、味わい尽くせて大満足。
ありがたい。