狙えそうだったので上野毛店に。
21:30
まぁちょっと予想はしていたが、月曜火曜と臨時休業があったためか、なかなかの並び。
これはちょっと接続する気にはなれず、一目見た瞬間に撤退を決意。
しかし上野毛店に来る客って、表現的にアレだが、本当に分かりやすく、ド標準一般ピープル的な思考回路を持った人たちが多いなぁと言う印象。
あまり自分の意見を持ってなさそうで、人や環境に流されるように生きてそうな感じ。
例えば、祝日が火曜だった場合の前日の月曜日は鬼のように混む。
恐らく、土曜の夜、日曜休業で焦らされて、また翌日食べられないと分かるとやたら群がる感じ。
行けないと分かると行く感じ。
災害時とかでも、物が品薄になると分かると必要以上に買い込む人たちにもそのまま該当しそう。
それでいて、このタイミングで来る人たちに限って、普段の混まない平日は来ないイメージあるが、そのちょっと考えれば集中しそうなタイミングで慌てて来なくても、1日2日待てば普通に食べられるのだから、なんであえてそのタイミングで行くんやろって思う。
月曜日が混みやすいのも、土曜の夜、日曜祝日で焦らされたからっていう部分が反映されてそう。
先見して混み予想とかを立てるって言う発想する発想が無さそう。
と言うことで、上野毛店に群がるそう言う客層を見てしまうと萎えてしまう。
めちゃくちゃ偏見だが。
自分も来てるんだしその一人やんって感じかもしれないが、あくまでもたまたま近くに来たついでと言うことで、、、。
大人しく帰っても良いかなとも思ったが、先日最古のジロリアン友人と二郎トークした時に少し話題に上がった、蓮爾新町一丁目店。
友人から、自分にとっての全盛期時代の殿堂入りであった、ここの「小の麺マシ」は普通に生きていると言う情報が。
少し気になっていたのでそれと、あと、前回訪問時の反省と、自分の最近のトレンドから、「薄味」「油抜き」も可能かどうか、機会があれば検証してみたいと思っていたのでそちらへ。
21:49
到着のタイミングに合わせて、数秒早くに3人組とソロ客に先を越される。
こう言うタイミングってなんか被るあるある。
まぁ先ほど見た上野毛店の並び比べたら問題なし。
まずは食券購入。
食券機は壊れたらしく、道路側の一番奥に、今は亡き ラーメン こじろう 526 武蔵小杉店 を思わせるような、小さな食券機が。
あのさんこま店時代からの食券機に幕が。
なんか少し感慨深い。
この日は「台湾つけ麺 (冷)」なる限定メニューがあったものの、ちょっと色々検証したい課題もあったため、普通に小ラーメンで。
今週 5/21(水)~5/24(土) おすすめ
— 蓮爾 新町 (@hasumishinmachi) 2025年5月20日
【台湾つけ麺 (冷)】1200円
➡生姜トッピングあります pic.twitter.com/uYTpvdtMnN
食券を買う前に内容を聞かれる。
「小の麺マシで。あと、薄味で油抜きって可能ですか?」
「了解です。」
的な形で。
少し一悶着も覚悟していたが、全くもってすんなりと。
助かります。
この日は、ここ最近の訪問の中では一番店主さんらしき方だったので、信頼して良さそう。
その後、実際に麺マシ客もかなりの人数確認できたので、問題なしを確信。
改めて食券購入。
1000円ぴったりだったので、千円札を読み込ませようとするも、なかなか読み込まず。
まさか新札だからかと思い、旧札で試すとすんなりと。
せっかく食券機を新しくしたのだったら、流石にもう新札対応のものになっているものだと思っていたが、こう言う中途半端にケチった感じがなんとも蓮爾らしい。
店内背後霊席にてしばし待機。
椅子が妙に高くて足が宙ぶらりんになる。
後続客、勝手知っている人は特に、食券機を目指して我先にと奥に進んであれ?と言う感じで。
「食券機は道路側の奥です。」と案内される光景を何度も見ることになる。
まもなく自分のロットが始まりそうと言う時、とある客が想定時間以上に時間がかかっているのか、下手したらラーメンが完成しているのに提供できない惨事になりそうなのか、店主が席を覗き込むとスマホ見ながら食いが発覚。
そして注意。
「あ、あ、すみません。」みたいな客。
しょうもない。
そして、元食券機があった目の前の1番奥の1番席に。
水を汲んで戻ってくると、割とすぐにコールタイム。
やはり後がつかえていたのだろうか。
まぁでも少しでも待たせないように、食券を買う前から聞いてくるスタイルの恩恵が分かる瞬間。
実際に体感待ち時間もスムーズで快適。
ヤサイ ニンニク少し アブラ少し
着丼。
「汁なし」かなと思うくらい、むき出しになっているプレーン麺がそそる。
ニンニクはなかなかの粗め刻み。
ステーキのような、2.5cmくらいありそうな厚切り豚。
この辺りがまず見た目のインプレッション。
とりあえずアブラサラダから。
まぁ想定通りのまずまず。
麺は、前回同様に割とモチっと系。
そして、若干滑り混じりな感じでもっさり系。
カタメ客も結構見かけたが、食べた瞬間に、あぁカタメにしておけば良かったなぁと思ってしまった。
自分がこの店に求める麺は、限りなくスパッとワシッとキレのある感じ。
前々回がまさにそう言う感じだったので、前回が下ブレだったのかなと思い今回もデフォルトにしたのだが、逆で、前々回が上ブレだったというか、ただカタメに寄っていただけだったのかもしれない。
逆に言うなら、このモチっと少し滑り系が最近のデフォルトなのかなと。
しかし、今回とその前は、麺マシや大盛り500gにしていたために、もしテボザルだったら麺が十分に泳ぐ面積を確保できずに滑りやすくなったりとか、多めにすることによって下ブレが起きやすくなっていた可能性も考えられる。
が、平ザルかもしれないし、と言うか、この店はカウンターが高すぎて調理工程が全く見えないブラックボックスなので、真相は掴めない。
が、後半になって、なんか良い感じの硬さに馴染んでくる瞬間もあり。
ちょっとムラがあるのか。
そして、この麺でもなんだかんだで若干顎が疲れる感じあり。
これが硬めだと尚更顎が疲れると思うと、少し怖いかも。
まぁでも改めて考えると、モチっと系の方が、ぬかるみを歩く時に足を取られるようなイメージで、顎が疲れる可能性もあるかも?
どちらにせよ顎は疲れると言うことだったら、カタメの方が好みになりそうな気がするので、また機会があったら検証してみたい。
思えば、赤鉛筆さん店主時代(現 DOPEMEN NOPEMEN 店主)は、個人的にカタメを基準としていたので、感覚を戻すような感じかも。
https://www.instagram.com/dopemen_nopemen/
序盤はスープに届かず無味のプレーン状態で食べ進めていたが、例えば中山駅前店やラーメンゼンゼンのつけ麺は、スープに漬けるのが勿体無いと思うくらいに麺だけでもめちゃくちゃ美味しく感じるのに対して、今回の麺はなんだかもっさりで、そこまで好みではなく。
何かしら味が付かないと微妙かもしれない。
と言うことで、今回お試しの薄味油抜きスープだが、やはり表層はライトというか、ちょっと中途半端だったかもしれない。
そこで、卓上のホワイトペッパーと唐辛子を割と多めに。
これがなかなかグッド。
特にホワイトペッパーがかなり合う。
最近汁なし系の限定などにも力を入れている感じだが、その片鱗が見えた気がする。
と言う部分から、限定系だとそこまでシビアに見なくても楽しめそうな気もしないでもない。
豚は、着丼時から見えていたでかい塊と、他にも適度な大きさの豚があり3塊。
この数回の訪問の中では多め。
しかし、どれも割と咀嚼が必要で顎が疲れるような硬めの砂肝系で気持ちパサ系で喉渇き系。
上野毛店とかであれば、スープに漬け込んで余熱調理すればホクホクに育ちそうな所、この店はスープと言うよりも「汁」「醤油だまり」のようなタイプなので、それには期待できず。
むしろ、味染み過ぎが怖くて、逆に漬け込み過ぎたくないまである。
おつまみとしては良さそうだが、ラーメンの具としては咀嚼時間のロードのために箸が止まってしまう瞬間ができてしまい、貪る勢いを殺して一瞬シラフになってしまう。
麺は硬いのが好きだが、豚は硬くないものの方が好きかもしれない。
まぁ前回前々回とホロホロ系だったので、今回がたまたまと言う感じかな。
最後の方、当初ちょっとライトで中途半端だったかなぁと言う印象だったスープも、気付けば十分な味と重さ。
むしろちょっと必要以上。
これを思うと、薄味油抜き仕様自体は間違ってはいなかったかなと思う。
まぁ序盤から、底の方からかき上げて味をしっかり馴染ませるなど、食べ方を研究した方が良いかもしれない。
最後の最後の、麺カスや肉カスをサルベージする頃には、恐らくデフォルトスープだと、味が染み混み過ぎてしょぱくなり過ぎて、勿体無いけどちょっともう浸透圧が怖くて無理ってなっていそうな所、今回は薄味油抜きにより、まぁギリギリのラインでなんとか可能な範囲でサルベージ。
結局、この仕様でもとても完飲は無理と判断して、この辺りで。
体感量で言えば、前回の大ラーメン500gよりも多かったかもしれない。
まぁこれは今回の豚のタイプが咀嚼が必要なタイプだったことも影響は大きいだろう。
咀嚼に頼る形でボリューム感を求めてはいないかもしれないが。。。
とりあえず量に関しては、大ではなく小の麺マシで良さそうな気がする。
検証結果としては、今回の設定 + カタメと言うのが、考えられる最適解かも。
麺が好みの状態になれば、序盤のライト過ぎると思ったスープも気にならなくなり、最後のサルベージも許容範囲な形で終われるかなと。
相変わらず一筋縄では行かない蓮爾だが、少し見えてきた。
しかし、まぁ分かりきってはいたが、直系二郎とはまた別物。
救済訪問のつもりだったが、正直欲は満たされず、救済と呼べたかどうかは思う部分あり。
二郎が食いたい。